2010-01-01から1年間の記事一覧

透きとおる景色

昨日はいい天気だった。3日前も大気が透きとおったいい日だった。そういう日は、会社の7回まで上がって展望室から北の方向をしばし眺める。 まず、目に入るのが正面からやや右手に見える大どんぶりを伏せたような山である。どうだろうここから70キロほど…

孔子も嚆矢、平和賞ではなく独裁帝国安定賞

今朝の朝日新聞の見出しが秀逸である。「中国が大きな監獄になった」 今日、劉暁波氏へノーベル平和賞が授与されるのに合わせて、支那国内の人権派弁護士や活動家が相次いで当局に拘束されているという。 同じ独裁体制の北朝鮮ばかりに気をくばり、ちっとも…

海老蔵という至宝に手を出すな

偉い! さすが海老蔵、まだ傷も癒えないというのにバカマスコミの前に立って、きっちりと記者会見に応じた。潔いではないか。http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2010120802000160.html そして、よかった! 海老蔵の顔に、とり…

対米戦争記念日

「帝国陸海軍は今8日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」 昭和16年12月8日午前6時のラジオは、大本営の発表をこう伝えた。そして午後1時の第2報が入る。「帝国海軍はハワイの米艦隊に対し決死的大空襲を敢行せり」 もちろん大多数の国…

講演会、盛り上がらず

ううむ……甘かったわい。昨日、某所で環境の話を90分×2回したのだが、ギャグを何か所かに仕掛けておいたのだが、滑ってしまった。明確にうけたのは1回、かすったのが1回だけだった。これではダメだ(泣)。 終了後に関係者から聞き取りをしたが、内容が…

日曜日はくれど、準備はまだまだ

昨日は日曜日だというのに会社に出勤していた。午前中は打ち合わせでほぼつぶれ、午後は岡崎市に行って、小唄の会に顔を出す。小唄の会といっても300席の会場で多いときは8割がた埋まっていた。そこで、大向こうを務めたのだった。「まってました」「た…

木柾はたまらぬ その1

以前に日蓮宗の葬儀の話を書いた。http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20101126《これが面白かった。面白いと言っては仏様に失礼かもしれないが、葬式を飽きずに見られたのは初めてだった。それほどまでにエンタテイメントな葬儀だった。…

木柾はたまらぬ その2

(上から続く) そうすると背後から80歳になる老母が耳を押さえる手を突くのである。「へんな格好をするんじゃない」 と、いうことらしいが、キンキンと脳に直接響くんですぞ。脳が疲れているんですぞ。だから、耳をふさがないと吐き気がしてくる。血圧も…

混迷の愛知県知事選

混迷の愛知県知事選【御園慎一郎氏】 この候補が現知事の神田さんに最も近い考え方をしている。自民、民主などという政党色は関係ない。県職員は御園氏が選ばれることで、神田県政がそのまま継続し波風が立たないことを願っている。要するに守旧派ということ…

環境問題のウソ集め その1

11月29日の日記http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20101129に「来月、環境の連続講座を某所でやる」と書いたが、その「来月」になってしまった。週が明ければ、早速、初日の幕が開く。話すコンテンツと原稿はおおむねまとまった。A…

環境問題のウソ集め その2

○もし、グリーンランドまたはグリーンランドの半分と南極の半分が、溶けたり割れたりして海中に滑り落ちると、世界中の海水面は5.5〜6m上昇することになる。(アル・ゴア『不都合な真実』)※地球の平均気温が2度上昇したところで、南極の平均気温はマイナ…

浜野矩随(はまののりゆき) その1

夕べ、第131回「安城落語会」があった。ライブの落語は初めてだという友だちを誘って出かけた。 出演は、楽太郎改メ六代目三遊亭圓楽、「安城落語会」では常連の瀧川鯉昇(りしょう)、その弟子の鯉斗(こいと)である。もちろん圓楽が来るというので、会…

浜野矩随(はまののりゆき) その2

(上から続く) そんなことをいうと鯉昇さんがマクラで言っていた「落語なんてぇものは娯楽ですからね、そんなに真面目に考えちゃぁいけません」を思い出した。でも、純正の『こんにゃく問答』が聴きたかったなぁ。 さて、トリの圓楽さんである。鯉昇さんよ…

どんなに歪でも至宝は至宝 その1

今からざっと270年前の元文2年(1737)、その年に『役者年徳棚(やくしゃとしとくだな)』という評判記が書かれた。その筆頭に登場し「極上上吉」のトップランクに位置付けられているのが市川海老蔵である。ミシュランで言えば三ツ星のその上くらい…

どんなに歪でも至宝は至宝 その2

(上から続く) 海老蔵の酒癖の悪さを並び立てて、犯人への同情論が世間様に広がっているようだが、それは間違っている。酒を飲んで口論になることもあるだろう。時には掴み合いになることだってある。しかし、海老蔵に加えられた暴行は、通常の暴力の限度を…

国会議員の劣化とともに壊れゆく国家をなんとかして

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101201-00000009-jij-pol 誰だ、この不敬な輩は。 逢沢も、携帯電話を鳴らしている場合ではない。こういったバカの名前をきっちりと公表しろ。このことは瑣事に見えるかもしれないが、日本の国のあり方を根幹から脅かす…

知っていたなら死刑!

歌舞伎の宗家、市川団十郎家の海老蔵が、外国人らしき男にボコボコにされた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101129-00000635-san-soci 海老蔵はわがままである。酒癖も悪く、まだまだ考え方も甘い。きれいな新婚の奥さんがいるのである。わざわざ六本…

必要経費

来月、環境の連続講座を某所でやる。90分を4回やって、受講生は400人くらいか。どちらにしても、下準備をしなければそうそう人前で話せるものではない。だから、1カ月ほど前から準備にかかっていた。準備といっても基本的には情報収集である。今の最…

朝日新聞の愚 その1

朝日新聞社会面の「ウオッチ沖縄」がばかばかしい。大城立裕『琉球処分』(講談社)にからめて、1879年の琉球藩を廃して沖縄県を置くとしたいわゆる「琉球処分」の王国解体が現在と重なると言っている。 記事を要約する。1、菅首相が『琉球処分』という本を…

朝日新聞の愚 その2

(上から続く) 言っていることが福島瑞穂と同様で子供じみていて情けない。書いた作者も愚かだが、それを引いて記事を書いている記者も愚かだねぇ。「4」にいたっては、暴言に近い。《“歴史を変えることはできない”といま言ってしまってはいけないのだ》 …

朝日新聞の愚 その3

(上から続く)http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101127/plc1011271207014-n1.htm 朝鮮学校の無償化停止の余波がこの地域にも及んでいる。今朝の朝日新聞の地方版に、豊明市にある愛知朝鮮中高級学校の生徒が「朝鮮半島の緊迫情勢と結びつけるのは…

バカな政権は捨てておきましょう。現場は現場 その1

昨夜、某所で自衛隊関係者と会食をする。 話は尖閣諸島への対応や、朝鮮半島有事の話などタイムリーな話で興味深いものだった。 その人の話によれば、国会で菅総理や仙谷官房長官が問責決議で汲々としているが、もう好きにやっていてくれというのが現場の大…

バカな政権は捨てておきましょう。現場は現場 その2

(上から続く) 万景峰92号を覚えておられるだろうか。日本と北朝鮮の間を往復していた北朝鮮籍の貨客船で、2006年7月まで新潟港に入港していた。埠頭の制限区域の中に押し込まれた拉致被害者の家族の皆さんが、「入港反対」を訴えていたのが、テレビ…

日蓮の偉業

一昨日、近い身内の葬儀があった。先週、緊急入院をしたと思ったら、あっという間に亡くなってしまった。まぁ83歳でもあるし、それほど苦しまずに彼岸に旅立ったことをよしとしている。 その人の宗旨が日蓮宗だった。ワシャはもちろんいろいろな宗派の葬儀…

破壊と建設

名古屋市議会の解散を求めたリコール署名が必要数に届かない。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000032-maip-pol 河村市長は「尊い署名を無効にしたことは極めて不条理。恐るべき民主主義の危機と言わざるをえない」と市選挙管理委員会の審査に…

北朝鮮の暴発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000105-yom-soci なんと愚かな国だろう。現在の状況で住宅地を砲撃する必然性がどこにあるのか。平和ボケした憲法9条教のバカどもは朝鮮戦争が未だに続いているんだということを知れ。 北朝鮮は何を考えてい…

樋口一葉から その1

11月23日は一葉忌である。明治29年(1896)の今日、本郷台地の西の崖下、本郷丸山福山町で24年の生涯を閉じた。死因は肺結核、生活は貧乏の極みにあり、森鴎外が騎馬で棺側に従いたいと申しでたが、一葉の妹が、あまりに貧弱な葬儀ゆえに断ったとい…

樋口一葉から その2

(上から続く) この結果、日本と清との利害が衝突し、ソウルの南の南陽湾に浮かぶ豊島沖で海戦が勃発した。1894年7月25日、日清戦争の始まりである。 其の後、日本は清に連戦連勝をして「日清講和条約」にこぎつけ遼東半島などを割譲するわけだが、…

谷よしのさん その1

本を読んでいると、その内容が何かしら他のこととつながっていくので楽しい。 宮本輝『約束の冬』(文藝春秋)を読んでいて、物語の中に岡山県総社市が出てくる。その場面に差し掛かった時、脳が「!」となった。最近、どこかで「岡山県総社市」という地名を…

谷よしのさん その2

(上から続く) さて、その谷よしのさんである。「男はつらいよ」48作中36作に出演している。この数は倍賞千恵子やおばちゃんの三崎千恵子に次ぐ記録で、ほぼレギュラーと言っていい。谷さんの初登場は、第1作で、なななんと倍賞千恵子演じるさくらより…