2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ノーベル平和賞

『ノーベル賞を知るシリーズ④』(講談社)を読んだ。子供向けなので、ポイントも大きく、説明も噛み砕いてあって、『近時政論考』のように歯ごたえがあるほどのことはない。でもね、ノーベル平和賞のことが解りやすく解説してあるので、大人でも十分に勉強に…

本を読む

ワシャは常に併読をしている。1冊だけだと集中力が続かないんですね。ですから10冊くらいをあちこちに散らばらせておいて、気が向いた時に手に取り何ページかを繰っていく。そんな散漫な読み方なんですよ。 今だとこれくらいかなぁ。 『文豪のすこい言葉…

鶯のけはひ興りて鳴きにけり

中村草田男の秀句である。ウグイスの気配を梅の枝にでも感じたのだろう。ふとそのあたりを見た時に、「ホーホケキョ」とさえずったに違いない。《一瞬の大気に張りつめた緊張感を、繊細にすくい取る。》と解説にある。 書庫の俳句の棚に『ラジオ深夜便 誕生…

神田界隈

司馬遼太郎の『街道をゆく』の36巻が「本所深川散歩、神田界隈」である。この中で陸羯南と俳聖子規のことに触れている。引く。 《陸羯南も多病で、よく休んだ。子規はそのつど羯南を見舞い、羯南のほうも子規がやがて重病(脊椎カリエス)の床につくとしば…

陸羯南(くがかつなん)

今月の読書会の課題図書が、陸羯南『近時政論考』(岩波文庫)である。メンバーからは悲鳴が上がるほど読み難い。ワシャ的にも岩波文庫の字のポイントが小さく、そういった意味でも難儀している(笑)。 そもそも陸羯南ってメジャーではないですよね。高校の…

街角にて

昨日、ちょいとした所用を終え某駅まで戻ったのが午後5時半だった。わりとバタバタしていたので昼食をとれなかった。てなわけで、友人と某駅前で軽く食事をしてくことになった。 でもね、駅前の飲食店はことごとく閉店している。辛うじて開いていたのはチェ…

差別するオジサン

昨日のお昼の番組で神沼恵美子がオジサンのことをボロクソに貶していた。ワシャもオジサンなのであまりいい気持はしない。とくに身体的欠陥をさして非難するところにはまったく同意できなかった。 でもね、ワシャもオジサンでありながらオジサンを差別するこ…

ソ連と支那

1979年12月27日のことである。東西冷戦の最中にソ連がアフガニスタン侵攻を開始した。ブレジネフ書記長の裁可である。これがそれまでの社会主義神話を打ち砕いた。それまでハンガリーやチェコにソ連軍を出兵していたが、それはあくまでも共産圏内部の紛争と…

横綱登場

昨日の「天声人語」を、作家の日垣隆さんがFacebookで、久しぶりにこき下ろしてくれた。気持ちかった。ワシャの「天声人語」への疑問は、日垣さんが2002年の「文藝春秋」に寄稿された「天声人語」批判が原点である。それが日垣さんの『エースを出せ!』(文…

親中派の罪

ワシャは公式の場で「武漢ウイルス」と発言する。そうするとね、同僚や後輩たちから「右翼?」と疑問を持たれる。ところがワシャは右的な発想から「武漢ウイルス」「武漢肺炎」と言っているのではない(笑)。 支那共産党が事実を隠蔽しようとする行為が目に余…

古書の痕跡

ワシャが司馬フリークであることはご存じだと思います。だから司馬作品は言うに及ばず、司馬関連本や「司馬遼太郎」と記載のある書籍や記事などを手当たり次第に収集している。 下の写真右にある『司馬遼太郎「この国」への言葉』(コアラブックス)は、昨日…

どこの国の新聞か?

今朝の朝日新聞社会面。 《洋上イージス稼働年126日 陸上の3分の1防衛省資産公表せず》 という、お間抜けな記事があった。新聞記者というのは取材をするのが仕事ではなかったっけ。もう少し突っ込んで言うと、ある事象について、記者なりの知識を総動員し…

本を頭上に

福島・宮城の大地震のことである。死者・行方不明者がいなかったことは、なにしろよかった。ここ10年の防災対策のたまものだと思う。さすが東北人。 《転倒防止で図書館本棚倒れず 工夫生きる 福島・新地の図書館》 https://news.yahoo.co.jp/articles/989ba…

絡合多様体論

1月10日の日記は「絡合」というテーマで書いた。 https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2021/01/10/174708 科学者の武田邦彦先生が言われた言葉で、先生の発言は上記のURLの後段に書いてある。 翌11日も「絡合とお経と夏目友人帳」と題して、「絡合」…

ニャンコ先生出番ですぞ

なんだか退職をしてからのほうが忙しい日々を送っている。正規社員として仕事をしている時には、平日と休日というしっかりとしたメリハリがあった。もちろん休日出勤をする時もあったけれど、基本的に休みは休みとして過ごしていた。 それがね、退職後に凸凹…

令和のお陰参(おかげまいり)

平成27年(2015)9月に国連総会で「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、その中に「持続可能な開発目標(SDGs)」が盛り込まれた。 それ以降、なかなか日の目を浴びなかったが、ここ2~3年人口に膾炙するように…

四半世紀のリアリズム

司馬遼太郎が彼岸にゆき25年。出来の良い読書ではないけれど、「こういったときに司馬さんならどう言われるだろうか?」ということをずっと考え続けてきた。答えは比較的簡単に見つかる。必ずや膨大な司馬文献の中に書いてあるからだ。 例えば、己の浮沈に…

紀元節

紀元前660年のことである。 「辛酉年春正月庚辰朔、天皇即帝位於橿原宮是歳為天皇元年」 《辛酉(かのとり)の年春一月一日、天皇は橿原宮にご即位になった。この歳を天皇の元年とする。》 『日本書紀』にこうあって、これがもとになって「紀元節」、戦後は…

飛べエリート(笑)

愛知県内の武漢ウイルス感染者数(市町村別)が中日新聞に掲載されている。それはそれで参考になるんだけど、ちょっと切り口を変えて見てみるとおもしろい。 感染者数の累計を総人口で割ってみた。ワースト1は名古屋市で0.493%の感染者数である。1000人に4…

今日は朝日

《はじめての天声人語》 https://info.asahi.com/choiyomi/cv/01/?cid=Mkt_PR0001_Dis_ydn0114_rt__choi-cv-01_202009-0013&yclid=YJAD.1612775917.o0lIv9Wdcq3i7G7pBTs4LCZYEqSWJisF2MrgQLdr9se_LviLd8tuzoVAFeDqJxj5Fw8n7k.Tvb2rdfVFJhro_8z7DYBA0pOWwA2Yc…

追想 司馬遼太郎

今朝の産経新聞から《追想 司馬遼太郎―没後25年―》の連載が始まった。そうか~、司馬さんが彼岸に行かれてから、もう四半世紀も経つのか~。昨日、書いたようにワシャの粗末な脳みそは5割くらい司馬さんで形成されているので、新聞記事でも「司馬」という字…

ワシャの思想

先日、ある会議で発言をした。その中で「武漢ウイルス」のことが話題になっていた。ワシャも度々意見を述べたのだが、何度も「武漢ウイルス」と言っていたらしい。それをやや左側の役員から「ワルシャワさん、右翼ですね」と指摘された。 ううむ、「新型コロ…

折々のことば

朝日新聞の看板コラム「天声人語」がまたやってくれた。「天声人語」はコラムの頂点に立っているのではなかったのかニャ? 今朝のもひどい。なにを言いたいのか「あっぺとっぺ」※。 「駄コラム」の左肩に哲学者の鷲田清一さんのコラム「折々のことば」が平成…

女性ではない

東京五輪大会組織委員会長の森義朗氏が「女性が多い会議は時間がかかる」と発言したことで大騒ぎになっている。朝日新聞紙などは今朝のトップに持ってきた。さらに「社説」、「スポーツ欄」、「社会面」、さらには「朝日川柳」で「森会長どこに出しても恥ず…

まだやっている

今朝の朝日新聞三河版。 《「河村市長の責任免れぬ」共産党県委員会が批判》という記事が小さくあった。ちょっと引く。 《共産党県委員会は3日、大村秀章知事へのリコール署名の8割に無効の疑いがある問題で、「直接請求権を不正に利用し民主主義を台無し…

こちふかば

立春である。立春というとどうしてもこの和歌を思い出す。 「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」 菅原道真が左遷先の九州大宰府で詠んだ歌である。ワシャはこのなよなよとした歌があまり好きではない。配所でこんな歌を創って…

ピラミッドの頂点の大学

というタイトルで、評論家の呉智英さんが、昨日発売の「週刊ポスト」に書いておられる。 「ピラミッドの頂点」というから、東京大学のことと思いきや、さすが呉さん、東京大学など屁とも思っていない。呉さんにとっては、司馬遼太郎の卒業した「大阪外語大学…

ネトウヨ?

コラムニストの勝谷誠彦さんが亡くなられた後も、勝谷さんのメールを毎日送ってもらっている。やはり勝谷さんの舌鋒鋭いメールと比べると、やや物足りないけれど、憲政史家の倉山満さんや、作家の東良美季さんの論説が楽しいので未だに読んでまんねん。 1月…