2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

利休忌

天正19年2月28日、現在の暦でいえば4月の下旬であった。 そんな日に、一人の茶人が切腹をした。千利休である。利休の死の原因は、さまざまな憶測が加えられているが、これといった有力な説はない。間違いないのは、時の最高権力者である豊臣秀吉の逆鱗…

突然、クマに出会ったら

『男はつらいよ』第33作は、中原理恵をマドンナに起用した。副題は「夜霧にむせぶ寅次郎」。作品としては全体的にバタバタした感があって、中原の演技も大したことがなく、シリーズの中では凡作と言っていい。 ラストは、中原の北海道での結婚式である。そ…

とりとめもなく

先日、日曜夜のマンガ『サザエさん』で声優の入れ替えがあった。波平さんの声が、永井一郎さんから茶風林さんになった。違和感をうったえる人もいるけれど、ワシャは気にならない。永井さんの雰囲気をうまく醸していると思う。 かつて『サザエさん』の実写版…

日本人でよかった

祖父がよく口にしていた。子供のころは何を言っているのか理解できなかったが、語彙が増え、年齢を重ねるにつれて、じいちゃんの言いたいことが見えてきたわい。 「佞人とはつきあうな」 佞人とはなんぞや。 「表面は従順にみせかけて内心はねじけてよこしま…

梅の花

我が家の小さな庭の白梅が一輪二輪ほころび始めている。 「雪見れば いまだ冬なり しかすがに 春霞たち 梅は散りつつ」 万葉集の第十巻にある作者未詳歌である。この歌は二つの季節が同居している。「雪」「冬」と「春霞」、そして「梅」である。万葉びとは…

城について

昨日、江戸城のことを書いた。江戸城はもちろん将軍の城なので、天下にその権威を広く示すためにもその規模は大きくしなければならない。とはいえ当初に出来上がったのは、本丸と西の丸だけで、その広さは大坂城の本丸と二の丸と同規模だった。そこから考え…

江戸城

木曜日、NHKBSプレミアムで[よみがえる江戸城」の再放送を見た。CGで江戸城を詳細なところまで復元するという番組でこれがなかなかおもしろかった。 大広間の上段、中段、下段の間を原寸大でスタジオに再築した。片岡鶴太郎や松村邦洋が実際にその部…

人生はおもしろくワルシャワは優柔不断だ

実はこの日記、書き始めてから10年が経過した。平成16年1月に師匠から「ブログでも書いてみたら」と薦められたのがきっかけだ。その時に「継続は力である」とも言われたので、「師匠がそういわれるなら10年はやってみよう」と思い、今日まで書き散らしてき…

無題

このところちょいと忙しい。バタバタと走り回っている。大したことではないんですよ、自分のちっぽけなプライドを守ろうとしてじたばたしているだけなんです。なにが起きているかは、その内にお噺できると思います。 明日の話をしよう。 事件そのものは明治4…

雪で雪が

一昨日(17日)ことだ。交流のある市内企業の若手と一杯飲む機会があった。宴は午後6時30分開始だったので、少しだけ時間がある。だから、いつもの駅前の本屋に立ち寄ることにする。 15日の午前6時29分に「e−hon」からメールが入っていたのだ。 《この度…

触れたくはなかったんですが

コラムニストの勝谷誠彦さんが、メルマガで腐していた昨日の天声人語。 冒頭に歌川広重「名所江戸百景 浅草金龍山」 http://matome.naver.jp/odai/2133509477908996701/2133509480108997703 の絵の話をもってくる。この書き出しに対して、勝谷さんはこう言わ…

永遠の家族

昨日放送された「サザエさん」の波平の声が茶風林さんに代わった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140216-00000007-it_nlab-sci 声に関しては、まったく違和感はなかった。声が若返ったくらいの感じだったわさ。 声優は去っていくけれども、波平さん…

先輩、後輩との会話

先週末、他社に出向している先輩が久々にワシャの職場を訪ねてくれた。その人とは、30代の頃に意気投合して、よく飲み歩くようになった。でっぷりと肥えた方で、お腹なんかは、つい触りたくなるほどまるまるとしている。以下は、布袋様のように福々しい人…

言い訳

ちょいと体調がすぐれない。頭がぼーっとしている。いつもぼーっとしているってか(笑)。菅原道真、藤原伊周(これちか)のこととか、陸軍の石原莞爾、海軍の井上成美(しげよし)、田中頼三のこととか、半沢直樹のことも書こうと思ったんだけど、まとめる…

決断

近々、大きな決断をすることになるかもしれない。

染まった人たち

もう3日も前のことだから、大昔の話のようですが、2月11日の「声」らん右隅(編集者一押し投稿)が《都民の意思は脱原発とみた》というもので、三重県のどこかに住んでいる人。 《舛添氏の得票数211万票は、「脱原発」を訴えた宇都宮健児氏の98万票…

愛媛の人がやってきた

昨日、ワシャの会社に遠方から来客があった。愛媛県新居浜市の会社の方お二人で「セールス・プロモーション」についての情報収集にあちこち走り回っているとのことだった。でも、こっちだって情報が欲しい。このところ愛媛県(松山)のことを書いていること…

松山はええところぞな、もし

日露戦争開戦記念日から、秋山好古、真之兄弟つながりで松山にこだわっている。司馬遼太郎の『坂の上の雲』では、松山で生きる兄弟の幼少期が活写された。奇しくも今日はその司馬遼太郎の菜の花忌である。日本人とはなにかということを探求しつづけた作家が…

春や昔

正岡子規の句に「春や昔 十五万石の 城下かな」というものがある。俳句の中興の祖といわれた子規が、明治28年に故郷の町に帰ったおりにつくった。司馬遼太郎は『坂の上の雲』の冒頭でこのことにふれ、「多少あでやかすぎるが、啄木などと違って、故郷に対し…

日露戦争と蹲踞

日本の若き選手団が、今、ロシアの地で激闘を続けている。まだメダルには届かないがソチでの頑張りを耳にして、ロシアと闘った日露戦争のことを思い出した。 一応、昨今の「天声人語」をまねてムリムリの展開をしてみました(笑)。 今朝の「天声人語」もひ…

毎日、天声人語からショックを受けてしまう

それにしても「天声人語」どうしてしまったのか。このところ(ずっと前からだったけど)ひどすぎないか。一昨日は島崎藤村で、昨日は清元節かよ。冒頭を引く。 《いかなる作用によるのか、七五調のリズムは日本人の心になじみやすい。三味線音楽の流派である…

ソチ五輪はじまる(後半は「劣天声人語」)

雪が降っている。おそらく皆さんのところでも雪でしょうね。北海道佐呂間町に友人がいるけれど、たいへんなことになっているだろう。彼なら「庭にうっすらと積もった程度のものは霜」だと言うにちがいない。でも、雪は雪。雪を見ると、冬の間、ずっとスキー…

受領名(ずりょうめい)

「週刊文春」出て、全聾・被爆二世の作曲家伝説は終焉をむかえた。あちこちで批判の嵐が巻き起こっているので、ワシャまで参戦する気はない。 ただ、初めて佐村河内守氏のことを新聞で見たときに「佐村河内守」を「さむらかわちのかみ」と読んでしまった。「…

牛たちの太平洋戦争

先日、竹田恒泰先生は講演の中で「先の戦争は何度か日本が勝利をおさめる局面があった」と言われた。 もちろん日支事変は全域で勝っているし、太平洋地域においても前半戦は連戦連勝だった。竹田先生の言っているのはそういった局地戦のことではない。その判…

またまた劣天声人語

朝日新聞の「天声人語」をバックナンバー(といっても昨日の分なんですよ)にアクセスしようとすると、無料とはいえ登録をしないとWeb上では読めない。 http://www.asahi.com/articles/DA3S10960753.html?ref=tenseijingo_backnumber だから、当日の「天…

武田恒泰氏の講演

「中国に依存するということは、シャブに手を出すようなもの。あの国に依存をして、永らえた国家はない。そのすべてが滅んでいった。要するに食い物にされて取り込まれていくということ。レアアースの仕打ちを考えれば理解しやすい。レアアースを中国に依存…

ためになる講演会

ワシャに日本酒の呑み方を教えてくれたのは、陸軍中佐だった竹田恒徳という人である。「熱燗」の他にも「人肌燗」「日向燗」「飛切燗」などがあるということを、「文藝春秋」かなにかの文章で教えていただいた。 昨日、その人のお孫さんの講演会に行ってきた…

友人の通夜

夕べのこと、亡くなった友人の通夜に顔を出した。たまたま会場係が最前列の席に案内をしてしまったので、親族席のすぐ際に座ることになってしまった。ワシャの並びは、なんだか偉そうなオジサンばっかりで少し居心地が悪かったが、今さら席を動くのも失礼な…

友人の話

先週末に友人が救急搬送された。 中学校の同学年だった。2011年6月24日の日記「選挙と民主主義のいかがわしさは中学校で学んだ(2)」 http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20110624/ にも、ワシャと結託をする美化委員長として登場している。その後、違う高校…

国、売りたもうことなかれ

村山富一元首相が、社民党の集会で、昨年末の安倍首相の靖国参拝に対し「(安倍氏)本人の気持ちを守るために国を売るような首相があるか。これは間違いだ」と厳しく批判した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000573-san-pol え? ……申し訳…