2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪でんがな その3

前回来た時には、友だちのふくらはぎが美味しかったのか、藪蚊の集団に襲われてしまった。だから今回は「虫よけスプレー」を持参した。それにオペラグラスも2つ持って行った。藪蚊を気にせずに、庭先から覗ける司馬さんの書斎をじっくりと楽しむために。こ…

大阪でんがな その2

河内小阪で下車。もう通い慣れた道なので、駅を出た南のアーケード街を進む。それにしてもシャッターを下ろした店が増えた。どうであろう。半ばは閉まっているという感じか。最初にこの街を訪れた頃は、けっこう賑わっていたものである。東大阪といえど、商…

大坂でんがな

昨日、大阪上本町で久しぶりの友人に会った。調べてみると2010年以来なので、5年ぶりになるのか。いやー懐かしい。相変わらずお元気そうなのでホッとする。こっちが5年たってショボショボしていたので「大丈夫?」と心配をされてしまった。悔しいので…

所詮異邦人

昨日、休日だったが出勤した(ヘロヘロヘロ……)。朝一番に社長から業務連絡は入るし、仕事関係の人物が骨折事故を起こすし、無遠慮は業者はひっきりなしにやってくるし、静かに先週の会議のまとめをしようと思って出勤したのに(トホホ)。でも、午後をがん…

大変な日

昭和10年9月26日、岩手沖の太平洋上で、演習中の日本海軍第4艦隊が強烈な台風と遭遇し、駆逐艦2隻が艦首を引きちぎられ54人の死者を出した。 昭和29年9月26日、鹿児島県大隅半島に上陸した台風15号は、時速100キロの猛スピードで北上し、…

鳥羽殿へ

鳥羽殿へ 五六騎いそぐ 野分哉 鳥羽殿というのは、京の南の地、鳥羽にあった上皇の離宮のことである。 場面は、洛南の原野に往還が細く続いているあたり。季節は秋、野分の強い風が吹き荒れている。そんな中、往還を地侍が五六騎、風に逆らって馬を走らせて…

軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)

東寺講堂の仏様の中に軍荼利明王がおられる。 http://www.touji-ennichi.com/info/gundarmo.htm なかなか勇ましい明王である。 仏に段階あるのは有名ですね。悟りをひらいた「如来」は、釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来などである。如来になるため…

北方領土行き詰まる

《北方領土問題、ロシア側が交渉拒否 日ロ外相会談》 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150922-00000007-asahi-pol 「第2次大戦の結果、北方四島はロシアのものとなり、敗戦国の日本に異議を唱える資格はない」とロシアのラブロフ外相は言った。こうい…

狐花(きつねばな)

つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 山口誓子の句である。ちょうどこの時期の突き抜けるような晴天に、紅い天蓋花がゆれている、そんなさまを詠んだもの。お彼岸である。 狐花、曼珠沙華、天蓋花、あるいは幽霊花などとも言う。今、土手や野に彼岸花が満開である…

いやー興奮しましたぞ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000041-dal-spo 《桐谷美玲が吉田沙保里に勝つようなもの》という例えがいいかどうかは別としても、トップ3の南アフリカに日本が勝ったという現実に興奮してしまった。上記のニュース…

特定の色合いが見えてくる

今回の「安保法制」がよく見えないということであれば、それはそれで仕方がない。普通の国民は憲法学者ではないし、政治家ではないし、官僚でもない。だからいろいろなベンチマークを見ながら「ああそういうものなのか」と感じていけばいいと思う。 これなん…

そして秋が来る

安全保障関連法案が19日未明に「賛成多数」で可決され成立した。学生が中心の……と言いながら中高年の多いデモもこれで静かになるだろう。朝日新聞は、「普通の人間が出かけられるデモなんてなかった」と豪語するが、サヨク系の労働組合旗が林立し、落合恵…

久しぶりに牛歩戦術の映像を見た

1991年というから、かれこれ24年も前のことになる。「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」いわゆるPKO協力法というものを国会に上程した時である。これを通すのが大変だった。土井たか子さんなんかが議場で足踏みしている映像を何度も見ま…

生みの苦しみ

「安保法案」の審議はなかなか始まらない。昨日の夕方から始まる予定だったのが、延びに延びて今日の午前8時50分再開となったそうだ。少なくとも現時点で動きがないので、シールズの奥田くんの話をしよう。 奥田くんはがんばって参議院特別委員会の公聴会に…

虫が出た

自宅から400mほど離れたところに木造の倉庫のような建物を持っている。その近所の人から「ハチが軒先に巣を作っている」というクレームが入った。 見に行けば、駐車場に面した高い軒裏に直径10cmほどのアシナガバチの巣がかかっている。 アシナガバチは、こ…

楽しい夜

夕べ、地元で落語会があった。出演は笑福亭鶴光(つるこ)、鶴光の一番弟子の学光(がっこ)、五番弟子の竹三(ちくざ)の三人。いつもなら前座が出て、二つ目が上がって、真打登場となるのだが、竹三は二つ目で、学光は真打(上方落語なので真打とは言わな…

曽野綾子さんの言葉

自由は決してなんでも好きなことをするわがままではなく、自分で選択する責任のことです。遊びにしろ、勉強にしろ、その選びに従って実を刈り取っていくところに、各自の人生は形作られるものです。自由はひとえに選び取ったものの価値であり、捨てたものの…

9月13日の顔

顔の話を昨日から引きずっている。 明治の軍人に乃木希典という人物がいる。嘉永2年(1849)に江戸で産声をあげた。ペリーが浦賀に来る4年前のことである。幕末期は慶応元年(1865)に長府藩報国隊、翌年には奇兵隊に参加している。15歳、16歳くらいのこと…

君たちでは役に立たない

「安倍首相やめろ!」を連呼するシールズの女子メンバーがこんなことを言っている。 「就職決まらなくて自衛隊(に入る)と考えている人は周りにいっぱいいる」 どういう脈絡での発言かというと、「安保法制」が徴兵制につながらないことが世間一般に知られ…

海童忌

この数年、9月11日になるとこの話題を出している。今日は、女優夏目雅子の30回目の命日になる。 ワシャの中では、オードリー・ヘップバーン、原節子、夏目雅子が時代や場所を超えた三大女優なんですが、夏目雅子は年齢も近く、その命が花火のように瞬間…

ママの怪

昨日のBSフジの「プライムニュース」に「安保関連法案に反対するママの会」の発起人、西郷南海子氏が出演していた。どういう考えを持って「安保法案」に反対しているのか興味があったのでお話を拝聴する。 ううむ……繰り返すのは、「だれの子どもも、ころさ…

雨が降ろうと槍が降ろうと

愛知県に暴風警報が発令された。ワシャは、どんな状況であろうと、カッパを着てチャリンコで出勤する。ただ、カッパが乾ききっていない。だから防水スプレーもできないんですよ(泣)。 でもね、雨も大雨警報くらいになると、フル装備での自転車走行も楽しい…

秋の気配

寝室の西の窓から入ってくる風が冷たい。秋ですね。あ、そうか。今、朝日新聞の1面を見ていて、今日が「白露(はくろ)」だということを知った。もうそんな時期なんだ。このところずっと大きな会議室にこもっていたのと、ぐずぐずした秋雨のおかげで、すっか…

日米決戦

U−18ベースボールワールドカップ日本×アメリカ。1−2の凄い試合だった。 9回表、日本の守備、一塁アウトは素晴らしいプレーだった。ランナーは一塁からリードしている。ファーストはその前で守備についている。ピッチャーが投球を開始する。ランナーは走…

昭和の下町

昨日の「出没!アド街ック天国」は「亀有」だった。もちろん両さんは紹介されているし、下町の店が何軒も登場した。その中に、昭和の香がするショッピングセンターが紹介されていた。大きな一つの建物(といってもバラック風だが)の中に小さい店が何軒もひ…

アナウンサー様

フジテレビの伊藤利尋アナウンサーが引っ掛かっている。かつてトンネルズにもいじられていたこの人 http://www.fujitv.co.jp/ana/ito/index.html である。 先日、「みんなのニュース」で東京オリンピックのエンブレムのニュースの際に、コメンテーターの江上…

抗日70周年のお笑い

正確には「中国人民抗日戦争・世界ファシズム戦争勝利70周年」。 まず言いたい。記念式典の映像を見ていて、臭い立つような「ファシズム」を感じた。変形ファシストが「ファシズム勝利」って、わけがわからない。 ファシズムの定義は難しい。 「ファシストの…

歴史はつながる

幕末に「水戸天狗党」という集団があった。 だいたいワシャが歴史の話を始めるときは、身辺雑記や時事ネタがまとまらないときなんですね(笑)。 おそらく大方の方は、高校の教科書で一度くらいは見たことがあるだろう。水戸藩の尊王攘夷派が筑波山で挙兵し…

味噌ついた

なんだか嫌な騒動だった。 《【佐野氏「エンブレムにつきまして」全文】深くお詫び、限界状況と思う》 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000140-spnannex-spo 最初に見たときには、いいエンブレムだと思った。ベルギーやらスペインに類似のデザ…

井上聞多

昨日、豊川の霊菰塚のことを書いたので、ついつい狐のことを思い出した。 幕末の美濃に所某という医者がいた。時期が時期だけに、かれも尊王攘夷思想にかぶれ、草莽の中から世間に飛躍しようと考えた。しかし、そう簡単には志士にはなれなかった。 京にいる…