2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

疲労蓄積、本も蓄積

長い夢を見ていた。上司から書類の提出を求められ、探しても探しても見つからない。積み上げられた書類の束を、延々と確認するという悪夢だ。 日曜日は参議院議員選挙の関連で宵の口から深夜まで仕事だった。家に戻ったのが午前3時、少し寝ようかと思ってい…

徳川実紀

ワシャの書庫には『徳川実紀』(吉川弘文館)全17巻がある。これは徳川家康から十五代の慶喜までの江戸幕府将軍の事歴を中心に叙述した史書でいろいろ面白いことが書いてあるんですな。 十一代の家斉の巻にこんな記事がある。《天明七年二月廿三日、書院番頭…

真夏の読書会

昨日、ワシャの家で読書会を開催した。課題図書は、福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社新書)である。メンバーは総勢8人、いずれも劣らぬ読書家の皆さんなので、エキサイティングな読書会になった。 唯一、ワシャがアホなので、的外れなことを口走っ…

高校野球がつまらない

高校野球の愛知大会でベスト8が出揃った。桜丘、中京大中京、享栄、東邦、愛知、愛工大名電、中部大第一、愛知啓成である。オール私立になった。最後までがんばっていた県立高校の豊田西、大府、津島北、東海商業、成章もすべて5回戦で敗退した。 言いたか…

バカ青とバカ赤

ワシャはうそつきが嫌いじゃ。クソガキ横綱のバカ青龍のことである。腰を疲労骨折したと言い訳をして、夏巡業を休み、さっさとモンゴルに帰国して夏休みとしゃれ込んだ。おとなしくしておればいいものを、根がバカだから中田ヒデと一緒にサッカーをしている…

骨折の話

浦島さんhttp://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=106046&log=20070723が、骨折の話をしていたので、ワシャも骨折の話をするのじゃ。 浦島さんの話は奥が深いが、ワシャの話は骨折の話だけだ。 かれこれ四半世紀も昔のことじゃった。まだ若僧だったワシャ…

軽々しく「想定外」なんて言うな!

新潟県中越沖地震で大きな被害を出した柏崎市では、備蓄薬の大半が期限切れになっていた。また、水の備蓄もできていなかったので、災害初動期に給水がままならず、食べるために水が必要な「アルファー化米」がまったく使えなかったという。 夕べのニュースで…

二流が国政を牛耳る時代

幕末の時代を思い浮かべてもらいたい。あの時期、志士として奔走したのは2,000人ほどだったと言われている。2,000人の活動家が世界史的に見ても稀な無血革命(異論はあると思うけど)を断行して、欧米列強の侵攻を防ぎきった。 この2,000人の中に一流の人間…

な酒なかー!

板坂元さんは、「文章を書きたいんだったら酒なんか飲んではいかん!」と、その著書『何を書くか、どう書くか』(光文社)の中で警告している。文章を書く書かないは置いておくとしても、確実に脳味噌にダメージがあるらしい。かの文豪ヘミングウェイですら…

清張さんの嘆き

【次官OB全員、天下り調査巨費】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070721-00000917-san-pol 天下りの甘い汁を吸い続けている事務次官OBが、その旨味について公衆に顔を晒して話すものか。保身と責任転嫁を信条として生きてきた高級宦官どもがまとも…

ターボを切る

仕事の鬱積が溜まっていたんでしょうな。夕べは仕事をほっぽり出して飲みにいっちまいました。大騒ぎをして帰宅したのは日付が変わってからでした。ずいぶん飲んだので頭は重いし、胃腸の調子も悪いのですが、それでもストレスは軽くなっておりますぞ。酒や…

ターボのかかる忙しさ

ううむ、どうもこのところ忙しい。というか、ワシャの人生はずっと忙しいんですな。同業者の方々と比較してもワシャはいつもバタバタとしている印象が強い。まぁ、起きてから寝るまでしなければならないことが山とあるので仕方がないけれど、とにかく時間が…

黒い煙があがった

7月16日、偶然、新潟県中越沖地震で火災を起こした柏崎刈羽原発の映像を見ていた。原子力発電所から黒煙が1本上がっているのだ。それを上空のヘリコプターが旋回しながら俯瞰している。建物のかげに隠れていた出火場所が徐々に見えてきた。屋外の配管から炎…

時間買います

週末の台風4号と新潟県中越沖地震の対応でバタバタして、結局、連休が吹っ飛んでしまった。疲れがたまっているのか、今朝は5時に起きることができなかったわい。 今日は子育て中のお母さんを聴講者にして防災の研修をする。タイムリーなので話の中に中越沖…

新潟県中越沖地震

今朝(6時04分)の時点で、死者は9人となった。すべて70代から80代の高齢者の方である。 地元で防災の話をしていても、年の功からか、「私はもう充分に生きた。今更、老い先短い命のためにじたばたしたくない」と達観している高齢者の方々が多い。このため耐…

またかいな

うわっ!また、本棚がギシッと音を立てた。本の整理で台の上に上がっていたのでこけそうになったわい。すわ中越か、と思ってテレビをつけたが、違っていた。奈良県で午後5時24分に発生した、マグニチュード4.7の地震にともなう揺れだった。1日に2回も有感地…

東海の空どころじゃない

東海の空は台風一過の晴天に恵まれている。千草色の濃さといい、刷毛でさっと描いたような巻雲といい、まさに秋の彩りと言えますな……違う!季節で言えば「小暑」であり、7月中旬の晩夏である。なんでそんな時期に「蒲団打つ音重なりて野分晴れ」などと一句捻…

台風4号

いやー、昨日から今日にかけて大変じゃったわい。 昨日(14日)の夕方のこと。少し早いけれども夕食をしようとテーブルについた時に携帯電話が鳴った。愛知県に大雨、洪水警報が発表されたと部下が報せてきたのだ。午後5時3分のことだった。 ワシャは防災…

久々の深酒

昨日は4年前に急逝した友人の命日だったので、お宅を訪問して線香をあげさせてもらった。友人の忘れ形見である二人のお嬢ちゃんもすくすくと育っている。上のお姉ちゃんが中学3年生、下の妹が小学校6年生になるそうだ。ううむ、時の流れは早い。御仏前とは…

我輩は猫である

9月に東京で、日垣隆さん主催の読書会がある。「古典」8冊が課題図書として選ばれた。もちろん読書会というものは、ページの参照をしあう関係上、同一の本を購入するのが原則だ。課題8冊の中には手持ちのものが3冊あった。残りの5冊については新たに購入す…

忙しくなってきましたぞ

今日、午前中に100人ばかりのお年寄の前で地震の話をすることになった。実はまだ準備が出来ていない。週末にイベントを一つ抱えているのだが、台風4号がじわじわと迫っている。やるのかやらないのか、蛇の生殺し状態が続く。今年、大きなプロジェクトをスタ…

本の入手は面倒くさい?

「文藝春秋」の8月号が発売になったので、仕事帰りに書店に立ち寄った。ついでに小和田哲男『戦国の城』(学研新書)、谷沢永一『読書通』(学研新書)を購入する。レジに行くと、e−honが届いていた。マックス・ヴェーバー『職業としての政治』(岩波文…

運不運

家康の麾下に、本多忠勝という武将がいる。徳川四天王にも数えられる猛将で、生涯に57回の合戦に参戦し、無敗を誇っている。そして忠勝の凄いところは、常に矢玉飛び交う戦場の最前線に身をおきながら、生涯、かすり傷一つ負わなかった。矢や鉄砲の玉が、忠…

情けなかですたい

農水大臣の赤城某はどうしようもないボンボンですな。テメーの尻をテメーで拭けず、ついにパパとママに泣きついて助けてもらっていやがんの。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070708-00000014-yom-pol この人、東大卒の48歳のオッサンでっせ。「みんな…

忙中無理矢理閑

《梅雨の晴れ間の青葉風ふるる 音もよき風鈴にしのぶ色も軒ふかく「金魚〜ぇ金魚 目高〜にぃ金魚」 それと心も飛び石に庭下駄軽く木戸の外 行き来の人も すがすがと染ゆかた》 妙齢の小唄のお師匠さん、三味を爪弾き、唄う小唄の粋なこ〜と♪ う〜む、「妙齢…

教授様、何を言いたいの?

今朝の朝日新聞の文化欄に、国立民族学博物館の教授(モンゴル学)が「両横綱への視線に温度差」というヘンテコな文章を寄稿している。要旨はこうだ。「白鵬が横綱になったが、モンゴルでは相撲熱が冷えこんでいる。『モンゴルでは民主化以降、経済格差が広…

自然というのは律儀である。昨日、昼頃に所用があって自転車で走っていると、近くの小学校の雑木林からにいにい蝉の声がした。「閑かさや校舎にしみ入る蝉の声」 う〜む、どこぞで聞いたような句だのう。 明日は二十四節気の「小暑」、この頃から蝉が鳴き始…

消防大合併 その1

今朝の朝日新聞の政策欄に、消防庁の進める「消防の大合併」の是非を問う記事がある。概要はこうだ。《消防庁の進める「消防の広域化(5年後に人口30万人以上に1ヵ所)」の要請に従って、群馬県が「県内11箇所の消防本部を一本化するのが望ましい」という提…

消防大合併 その2

(上から読んでね) 例を挙げよう。 西三河南部で大地震が発生した。情報が混乱、途絶する中で、消防局に被害の第一報が入電される。「海浜部のコンビナートで地震による火災発生」というものである。コンビナート火災である。大惨事になる可能性は高い。そ…

本屋さんが驚いた

e−honhttp://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Topで注文しておいた本が届いたという知らせを受けたので駅前の書店に寄る。 レジで本を受け取る前に、一応、店内を物色しておく。おっ!呉智英さんの新刊がある。『健全なる精神』(双葉社)、呉さんの本は外れがな…