2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書会スペシャル

昨夜、刈谷市でお食事会があった。楽しい会だったのでついつい酒を過ごし、口が滑らかになってしまったんですな。お蔭で言わなくてもいいことを口走っていたようじゃ。まだまだ修行が足りぬわい。「本を読む」ということを人にひけらかしているようでは駄目…

喉もと過ぎれば(2)

去年の3月30日の中日新聞一面に「万博、最多の7万5000人」という見出しが踊っている。開幕の5日目、後に悪慣れリピーターどもの押し寄せで28万人が会場内にすし詰めになったことを考えれば、この頃は極楽だったんだね。 それでは、さっそく槍玉コーナーに突…

喉もと過ぎれば

昨日の朝日新聞「声」欄に万博関連の投稿があった。内容は、「あの『狂気の行列』や『貧しいアトラクション』や『悪慣れリピーターの跋扈』などで楽しめなかった」というものである。結びは《入場者数を気にし、事故の起きないことを気にし、余りにも主催者…

坐禅

人中にいると気鬱なことが多い。ことに善き人ほど無神経なバカに心を逆撫でされて傷ついてしまう。ワシャは善き人ではないのだが神経痛で神経質なので、日々ストレスに苛まれついつい酒を飲まずには次の朝が迎えられないのですぞ。 ところが最近、暇を見つけ…

怒れる男

ヘンリー・フォンダ主演の「十二人の怒れる男」という映画がケーブルテレビでやっていた。映画ファンならそのストーリーを説明する必要もないほど有名な映画だ。それでもちょいとだけ復習のつもりであらすじを書いておこう。 ニューヨークのスラム街に住む少…

事件ですぞ(2)

我家の裏の駐車場がスクラップ置き場になりつつあると言う話http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20051118の続報である。 昨年中は様子を見ていた。中古車屋が借りた縦列区画の3つに置かれた3台の廃車はちょくちょく替わっている。夜中に…

二日酔いの午後

飲み過ぎたのじゃ。 頭痛が去り、胸のムカムカが消えたのは昼だった。あまりにも不快なのでテレビを見て気を紛らせようとスイッチを入れると、丁度、「俳句王国」が始まるところだった。 今日の兼題は「霾」である。読めない。あわてて『日本大歳時記』を持…

朝のひととき

午前4時30分起床、昨日、仕事帰りに購入した勝谷誠彦『ニュースバカ一代』(扶桑社1,470円)を読んで大笑いをする。 その後、新聞を取りに庭へ出る。 おっと、南の空に下弦の月が掛かっているではないか。一句でましたぞ。「春の月 梅は咲いたが 桜はまだか…

公家と侍

民主党の渡部恒三国会対策委員長がテレビでこう言っていた。「政治家は侍なんだから……」 その後に続く言葉は忘れてしまったが、永田議員の出処進退についてのコメントだったと思う。 違〜う! 今の政治家が侍だって?このおっさんとんでもない誤解をしている…

祈り

防災講演会は「三毛別羆事件」をクライマックスに持ってきて、獰猛な羆の絵をスクリーンに映しながら「時は大正4年冬、北海道は留萌地方、山懐に抱かれた、三毛別の集落で、穴もたずの大ヒグマ、次から次へと人を襲い、村人8人食い殺す」パンパパンパンパン…

防災講演会

ワシャは地震と台風を趣味としている。そのことを知っている地元の人から「防災についての講演会をやってくれないか」と頼まれた。参加者は100人程度とのことで2時間ほど地震や災害についてくっちゃべることになった。タダで話すのもなんなのでギャランティ…

鈴木輝一郎語録 その1

鈴木「プロットやストーリーを作るのにはスランプに陥ることがある。しかし文章を書くということにスランプはない。毎日書け、3日書かないと文章力を元に戻すのが大変だ」 シナリオライターの倉本聰がその著書の中で書いている。「ライターはどう自分を奮い…

鈴木輝一郎語録 その2

(上から読んでね↑)鈴木「下準備を徹底的にしなければいけない」 下準備については加藤秀俊『自己表現』(中公新書)にこうある。《作家の多くは、小説を書くにあたって、しばしば、きわめて大がかりで精密な取材をおこなう。わたしはかつて、小説というも…

鈴木先生

ライターのユッキィさんに誘ってもらって、作家の鈴木輝一郎さんが講師を務める「文章講座」に参加していた。1年半続いた講座で、ワシャはその最後にちょこっとだけ(4ヶ月)お仲間に入れてもらった。都合8回、鈴木先生の講義を聴いたわけだが、とても参考に…

今朝の声

ワシャの家では中日新聞と朝日新聞をとっている。毎日新聞もとりたいのだがさすがにヒラリーマンの家計では三紙は厳しい。ホントは老親が好む中日だけでいいのだが、朝日は大爆笑させてくれるので、この新聞だけはやめられないのである。 今朝も面白い投稿が…

地震だ!

たった今(午前6時24分)、地震があった。短めの縦揺れだったように思う。震度は2くらいか。すぐにストーブを消してドアを開けておく。火の始末と避難路だけは確保しておかないとね。 すぐにYahoo!天気情報で確認するが、地震情報が流れるまでに数分…

潔さ

ワシャはいい加減な男で、のんべんだらり(飲兵衛だらりという説もあるが)とした人生をおくっているので、偉そうなことは言えないけれど、今朝の新聞の謝罪広告には呆れ果てた。《「偽メール」に関する謝罪文》と題された文章は、平謝りに謝っている。これ…

エイリアン その1

先日、確定申告で近くの役場に行った。その時に役場の窓口で外国人の中年夫人が唾を飛ばして職員を罵倒している。ただし半分以上、日本語ではなかったので何を言っているかは理解できなかった。 このあいだの日曜日のことである。刈谷市の東陽町商店街の狭い…

エイリアン その2

(上から読んでね) ワシャの町の一角にスラムが出現した。もともと大きな古い団地だったが10年くらい前から外国人が住みはじめて、日本人はどんどん引っ越していき、いつしか外国人居住区のようになってしまった。中庭にはゴミの山が築かれ、夏場には深夜ま…

羆嵐(くまあらし)

北海道では猟師たちの間でこんな言い伝えがあった。「クマを仕留めた後には強い風が吹き荒れる」 これを羆嵐という。 吉村昭の小説に『羆嵐』という中編がある。大正時代に北海道留萌辺で実際に起きた事件を題材にしたドキュメンタリーだ。この事件をかいつ…

勘違いな人々 その1

【安藤美姫】 トリノで大方の予想通りまったくまともな演技ができず15位に終わった安藤は、都内で開催された「カルティエ」のジュエリーコレクション「LOVE」の新作に伴うイベントにお出ましになって、あの奇怪な微笑を浮かべてトークショーをやったんだ…

勘違いな人々 その2

(上から読んでね) 一青を出したので、もう一人の息継ぎ女王の平原綾香を出さねばなるまいて。 この間、このへたくそネエチャンがワシャらの青春ソングである「なごり雪」を唄っておった。「汽車をヒッ待つ君の横でヒィィィ、僕はヒィィィ、時計をヒィィィ……

ワルシャワピ〜ンチ

今、とんでもないコトに巻き込まれている。それはとても興味深いコトなのだが、一般市民にはとてもストレスのかかることなので、完璧なパンピーであるワシャはちょこっと疲れているのだ。でも、こんな経験はしようと思ってもなかなか出来るコトではないので…

増山たづ子さん

今朝の新聞に徳山村の名物ばあちゃんの増山たづ子さんの訃報が載った。88歳だった。 20年ほど前、ダムに沈む村が気になって何度か廃村間近の徳山村へ通ったことがある。すでにその頃には徳山村の下流側の工事現場では山が崩され森は削られ悲惨な有り様となっ…

名鉄イン刈谷

昨日、所用で刈谷に行ったので、耐震強度偽装で取り壊しが始まった「名鉄イン刈谷」を覗いてきた。このホテル、総合経営研究所(総研)が開業指導、姉歯秀次元建築士が構造計算、施工が木村建設という、トリプル厄満のような建物だ。 取り壊し工事は、建物の…

バブの一生

ワシャは風呂に本棚を作ろうと画策しているが、今のところ家族の反対で頓挫している。仕方がないので今日も今日とてプラスチックケースにタオルを敷いてそこに本を何冊か入れたものを風呂に持ち込んで至福の時をば過ごしますか。おっとペットボトルに入れた…

イナバウアー飽きた

テレビのスイッチを入れれば、「イナバウアー」「イナバウアー」「イナバウアー」もういい加減にしてくれ。 確かにトリノの女子フィギュアでの荒川静香には感動した。でもさ、それ以降、ニュースで、特番で、報道番組で、「イナバウアー」「イナバウアー」「…

駒苫、困っとう

社会は、たかが18歳の子どもたちに何を期待しているのか。高校球児は他の模範にならなければいけないって言うバカもいるけれど、彼らは単に野球が巧いだけの若者でしかない。ワシャの友人にも何人もの高校球児がいたし、甲子園に出場したやつだっていたが、…

ジャック・ワイルド

訃報ばかり続くが、昨日、中日新聞で、英国の映画俳優ジャック・ワイルドが1日に死去したと小さく報じていた。また昭和の想い出が逝くか…… 1971年の英国映画『小さな恋のメロディ』にギョロ眼のワルガキ少年、トムとして登場する。 物語はこうだ。 イギリス…

谷よしのさん

今朝の朝日新聞『声』にフリーの編集者の方が『寅さんの脇役 立春の日逝く』という投稿で女優谷よしのさんの訃報を伝えていた。 この人、脇役中の脇役だった。『男はつらいよ』でもレギュラーに準ずるほどの出演回数を誇っているのだが、シナリオの配役欄で…