2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

極上の時間

昨日、夕方に刈谷市にもどったのは、午後7時からN響の刈谷公演があったからである。JR刈谷駅にすぐ南に「総合文化センター」があるのだが、ここにある大ホールの音響がいい。だからN響クラスの一軍が来てくれる。いいホールでいい音楽を聴く。これにまさ…

厳しく躾(しつけ)

いやー、昨夜は、というか、深夜の御前様まで飲んでいたので、ついつい寝過ごしてしまった。寝過ごしたというよりも、布団の中でごろごろしていたというほうが正しい。 今日は久々の月曜休みなので、寝過ごしてもいいのだけれど、今日は4つ用事があって、け…

歩きタバコ

芸妓文化愛好会の仲間の大東亜さん(仮名)が、FBに「公道での歩きタバコが目立つようになってきた」と書いておられた。確かに、ワシャの住む田舎町でも、歩きタバコをよく見かけるようになってきた。それに「自転車タバコ」のニイちゃんも多いし、運転席…

本から本へ

岡崎のブックオフで、高澤秀次『戦後知識人の系譜』(秀明出版会)を見つけた。内容は丸山眞男、清水幾太郎、福田恒存、吉本隆明など、戦後知識人の思想の形成についてまとめた本となっている。丸山や吉本ではあまり触手が動かないが、清水、福田の項は読ん…

チャタレイ夫人と福田恒存

とある読書会の課題本に『チャタレイ夫人の恋人』を推薦したことがある。ある程度人を集めなければならないということで、多くの人が読んでいるであろう「村上春樹」に負けてしまった。今でも惜しいことをしたと思っている。 これには発端があってね、昨年の…

カルピスコーラ事件

後輩のゲンちゃんは、ワシャの一級下では最強の男だった。高校生のくせに苦みばしったいい男で、喧嘩もワシャより強かったなぁ。でもね、高校時代の先輩後輩の上下関係というのはけっこう厳しい。 中学校を卒業したばかりの高校一年生が、出会ったばかりの上…

カルピスコーラ

先日のことである。外出をしていて咽がかわいた。なんでもよかったのだが、たまたまコーラを選んで飲んだ。最近は体重も気にしなくていいので、普通のコーラをグビグビとおもいっきりあおった。美味かったね〜。 ところがね、コーラを飲んだ瞬間に、脳裏に記…

落語会

夕べ、近所のお寺で落語会が開催された。出演は瀧川鯉昇(りしょう)、春風亭正朝(しょうちょう)、春風亭正太郎、瀧川鯉毛(こいけ)、それに津軽三味線の澤田成珠(なるみ)。 鯉昇は相変わらずフラフラしながら話をすすめる。落語会に詰めかけている400…

夏至の朝 蹲踞の腹に ダンゴ虫

ヘタクソ!はいはい。 午前5時半、庭の鬼太郎ポストに新聞を取りに行って、蹲踞(つくばい)の脇に捩花が1本伸びていた。ワシャは文字摺草(もじずりそう)が好きなので、つい屈みこんで観ていると、蹲踞の腹をダンゴ虫が這っていたというわけ。 もどって…

八木一夫の話と思わせておいて

先週の日曜にNHKのEテレで「日曜美術館 40年記念」が放送された。 http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2015/0614/ テーマは八木一夫、彼の作品「ザムザ氏の散歩」なら、どこかで見たことがありませんか。 http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?c…

司馬遼太郎

この日記でもっとも登場してくる作家が「司馬遼太郎」であろう。それはワシャが司馬遼太郎さんを敬しているからに他ならないわけだが、それは作家としてというよりも思想家としての大きさに圧倒されてのことなのである。 鷲田小彌太『昭和の思想家67人』(P…

東京散歩

4時半起床。 昨日の榎木孝明さんを、まだ引っぱっている。表題は、榎木さんが1995年に出された画文集のタイトルである。榎木さん、とてもあわい水彩を好んで描く。この画文集で榎木さんは「束の間」という言葉を使う。「赤い月夜の祭典」という絵の添え…

不食

午前4時起床。 昨日から気になっていたこの話。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00000055-sph-ent この人はすごいな。前々からすごい人だと思っていたが、あらためて再認識をした。30日間の「不食」をやり通したのだそうだ。 記事中には「す…

小さな命

昨日、「殺処分」を免れたドーベルマンの話をした。しかし、この犬は極めて運のいい話であって、無責任な飼い主から捨てられたおおかたの犬猫は、年間(愛知県)3000匹くらいが小さな命を失っているということ。この悲劇は、ひとえに出来の悪い飼い主の…

ドーベルマンが悪いのではない

昨日の夕方のニュースで、先日、名古屋市守山区で人を襲ったドーベルマンのその後を追っていた。 http://www.chukei-news.co.jp/news/201101/11/articles_13817.php 何人かの人にけがを負わせた状況を見ると「殺処分」もあり得ると思ったが、その犬はなんと…

コンビニ情報

床屋のニーチャンから聞いたワシャの家の近所のコンビニ情報である。 まず、ワシャんちの裏にある「セブン−イレブン」は麺系に強い。これについては立川で1カ月ほど「セブン−イレブン」にお世話になったので、その麺系の美味いことは知っていた。ニーチャン…

業務日誌か

昨日、午前中は井原西鶴のお勉強。午後は涌井史郎氏の講演会。夜は宴会。 宴会では、よく呑んだなぁ。主賓が知的レベルの高い人だったので、話が尽きなかった。なんの話をふっても、必ず打ち返してくる。後半はいつもどおり歌声喫茶のような展開になったが、…

美の壺

NHKの「美の壺」がおもしろい。 http://www4.nhk.or.jp/tsubo/5/ これだけでも受信料を払っている価値があるわい。 草刈正雄が案内役となっていろいろなテーマを掘り下げていく。掘り下げるといっても、あくまで初心者向けであり、その分野をまったく知ら…

伝統が新しいものを生む

一昨日、BSジャパンの「昭和は輝いていた」が小椋佳の特集だった。小椋佳の歌はちょうどワシャらの青春とドンピシャで、何を聴いてもその時代の風景が見えてくる。 「白い一日」はいきつけの喫茶店で流れていた。 「♪〜真っ白な〜陶磁器を〜眺めてはあきも…

陋劣

コラムニストの勝谷誠彦さんが、住民税の納税通知を見て、びっくりしたという話がメールに書いてあった。納税額は「フツーの会社なら課長クラスの年収」だそうな。とするなら、勝谷さんはワシャの年収くらいは納めているということになる。すごいな。その前…

バナナ

最近、朝食にバナナを食べるようになった。一週間に5〜6本。整腸作用があると聞いたので、人体実験をしている。ワシャの人生の中で、これほど集中的にバナナを食ったことはない。それで判ったのが、バナナにもいろいろな味があるということである。皆さん…

フェミニストって、田嶋さん?

鳥取市の養護学校で、勤務する看護士全員(6人)が一斉に退職した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000099-mai-soci これはただならぬことである。1人や2人というのならまだ理解もできるが、こぞって総辞職というのは、学校の中で何かが…

巨大国家は荷物を増やしたい

安倍首相がウクライナで「力による領土変更」を批判した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00000072-mai-pol これでロシアとは一線を画することになる。北方領土が遠のくけれど、永い目で見ればこのほうがいい。 スペインの記者が支那中国の報…

笑って泣いて

いやー、昨日は飲み過ぎてしまったわい。 久しぶりにOBと盃をかたむけたのだが、これが面白かった。最年長の方は70になろうというのに、これが元気だ。 「歯が3本抜けて、好物の蛸が食えなくなった。だから最近はとろろばっかり食っている」 話がおもし…

ワシャは元気なんですけど

午前4時頃に一度目が覚めたのだが、トイレに行って戻ってきたらまた眠ってしまった。気がつけば午前8時だった。休日という安ど感からか、いやーよく寝たわい。 でもね、一度目はぐっすりだったが、二度寝では夢を見ていた。今朝の夢には「嫌な奴」は出てき…

西南戦争

昨日、読書会。課題図書は、小川原正道『西南戦争』(中公新書)。これをおさえておけば、明治10年の2月から9月までの間に九州でなにが起こったのかが、ざっとさらえる。 読書会のメンバーは、戦争としての西南戦争にはあまり興味を持たなかった。ワシャ…

新たな論客

昨日の「プライムニュース」である。 http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150603_0 テーマは『韓国“軟化”の兆し?要人交流活発化の裏事情』。ゲストは、産経新聞(といってもソウル在住)の黒田勝弘氏、韓国しか見えない金慶珠氏。そしてもう…

腐っちゃいけない

今月の地元読書会の課題図書が、小川原正道『西南戦争』(中公新書)である。日本の合戦最後のものとなった明治の内乱は、時代が近いだけに霞はかかるものの、まだその硝煙の臭いのようなものが漂っている。現在の話ではないですよ。昭和の中ごろ、ワシャが…

いろいろなニュースに思う

衆議院議員の町村信孝氏が亡くなられた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00010001-doshin-pol 町村氏、お顔が穏やかで、政治家というより優しい学校の先生という風情をもつ方だった。本当に善い人だったと思う。ご冥福をお祈りする。 それはそ…

女殺油地獄

「おんなころしあぶらのじごく」と読みます。「ごろし」ではなく「ころし」です。 江戸の名戯作者、近松門左衛門の作で、どうしようもない放蕩道楽阿呆ぼんちの話である。 昨日、中日劇場で「人形浄瑠璃」があった。二代目吉田玉男の襲名の文楽でもある。昼…