2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

新藤兼人さん逝く

百歳の現役監督、新藤兼人さんが昨日お亡くなりになられた。まさに死ぬまで映画に没頭され、その創作意欲は年齢を重ねてもまったく衰えをみせなかった。98歳で「一枚のハガキ」を製作され、「周囲が許せば、もう一本、100歳の映画を撮りたい」とおっし…

もうそろそろ

『ヒストリエ』(講談社)、『寄生獣』(講談社)の作者の岩明均が「雪の峠」という秋田 藩の黎明期を描いた短編がある。 常州55万石の太守であった佐竹家は、関ケ原の合戦で旗幟を鮮明にしなかったため、出羽国秋田・仙北郡20万石へ移封となった。新天…

危なかった

日曜日に西尾城界隈を散歩したことは昨日書いた。その折、街角に古書店があったので立ち寄る。 西尾の町を東西に貫く幹線沿いのこの店は、以前にも来たことがありますぞ。あの時は、長篠合戦の資料を集めている時で、長篠城攻防戦で功績のあった「鳥居強右衛…

錦城界隈散歩

昨日は西尾市に出かける。メインはチェン・ミンの二胡を聴くためである。音楽に造詣の深い友だちの薦めで、初めての二胡ライブを楽しんだ。 二胡というか胡弓はいい。哀愁をおびた音色が心に響く。童話作家の新美南吉の作品に「最後の胡弓ひき」なる作品があ…

祝!日本海海戦勝利

明治38年5月27日、日本連合艦隊は対馬海峡でロシアバルチック艦隊を捕捉し大勝利をおさめた。もちろん我家は国旗を掲揚し先人たちの労苦に敬意を表する。 夕べ、どうしても気になることがあって書庫にもぐった。確か、あの本がどこかにあったはずなのだ…

河本準一の問題

聖書の「テサロニケの信徒への手紙」から引く。 《兄弟たち、わたしたちは、わたしたちの主イエス・キリストの名によって命じます。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい。あなたがた自身、わたしたちにどの…

zzz

このところよく眠れるようになった。これもウラシマさん http://frompdk.blog.fc2.com/ に「眠れる指運動」を教えてもらったからかもしれない。眠ると言えば、向田邦子の作品に「眠る盃」という随筆がある。話はたわいもないもので、向田さんが子供のころ、…

落語協会分裂

夕べ、仕事帰りにいつもの書店に寄って立ち読み。雑誌のコーナーに『日本一の落語家』(徳間書店)があったので手に取る。およよ、のっけから立川談志の特集ではないか。これは「即買い」だった。その他に『折口信夫芸能論集』(講談社文芸文庫)など5冊の…

妖(あやかし)

民主党の影のフィクサーを気取る仙谷さんが、こんなことを言っている。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120522/stt12052220020006-n1.htm 明らかに橋下大阪市長を意識した発言だ。 「政治は口を開けて英雄を待っていてもいいことはない。過剰期待と…

金環日食

日本のあちこちで空を見上げた方も多かっただろう。残念ながら愛知県の真ん中あたりは厚い雲に覆われて太陽は見えなかった。午前6時、外に出て雲の様子を確認して、「こりゃだめだ」と判断し、書庫にこもった。 家を出たのが、午前8時ごろで、通勤途上で太…

旭天鵬初優勝

いやー、久しぶりに感動した。旭天鵬の平幕優勝はみごとだった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120520-00000066-mai-spo 旭天鵬、平成4年に17歳でモンゴルから日本にやってくる。その年の九州場所の星取表が手元にあるが、それを見ると春場所で初…

城址の静かな喫茶店

昨日、安城市歴史博物館に行く。 ここは、作家の宮城谷昌光さんも訪っている。宮城谷さんの著書『古城の風景』(新潮社)から引く。 《その博物館は安祥城址に隣接しており、三河の歴史に関心がある人々をこまやかにもてなす機能をもち、館内はひろびろとし…

呪(しゅ)

ワシャの正体に気づかれておられる方には少々面倒くさいかもしれぬ。が、気づかれておられぬ方もおみえなので、若干、言い換えながらの物語にお付き合いくだされ。 昨夜、社の宴会があった。社外委員のお歴々とワシャの部局の幹部連中との、総勢30名ほどの…

荒城の月

15日に叙情歌を話題にした。その中で「荒城の月」について触れた。♪♪♪ 春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして〜 偶然にもこの唱歌がはじめて歌われたのが、明治34年の今日だということをさっき知った。なんだかうれしい。

仙谷由人氏の講演会

もう旧聞に属するが、4月16日に名古屋市のホテルで民主党の仙谷由人政調会長代行様の講演会があったとさ。 http://mainichi.jp/select/news/20120417k0000m010157000c.html 例の「日本集団自殺」発言のあった講演会である。詳細に引けば「(すべての原発…

面倒くさいやつら

面倒くさい女だな。 http://www.sanspo.com/geino/news/20120516/oth12051605060006-n1.html 沢尻程度の演技力をもつ女優は多い。日本の女優はいい人材がそろっている。わざわざ、わがままな女を起用するまでのこともない。「ヘルタースケルター」で大胆な濡…

抒情の歌

今朝の朝日新聞社会面の写真を見て、「あ、新しい漫才師がデビューしたのか」と思った。 壇上に3人の男が写っている。一人の男は右端で椅子に座って、静かに目を閉じている。画面左半分には、背の高い男と背の低い男が、マイクをはさんで破顔談笑……。そんな…

この時期には、長篠の合戦

岐阜市歴史博物館に、江戸時代以前の日本在来馬の実寸大模型が展示されている。体高(馬の背までの高さ)が、ワシャのミゾオチくらいしかない。ぽにーに分類される小型種で、大きな犬といってもいいだろう。映画や大河ドラマで見る鎧武者を乗せて疾駆するサ…

矢沢永吉

ずいぶん昔の話だ。まだ永ちゃんがCAROLの頃、コンサートが地元の市民会館で開催されたことがあった。1970年代半ばの話で、突っ張ったニーチャン、ネーチャンはみんな革ジャンにリーゼントを決めて、好きなアーティストは「CALOL!」と答えた…

顕官栄えて国滅ぶ

今朝の朝日新聞のオピニオン欄に、元経済産業相官僚の古賀茂明さんの話が載っている。また、「文藝春秋」6月号には、ノンフィクション作家の柳田邦男さんの論が掲載されている。どちらもこの国の官僚制度の本質について語っており興味深い。 古賀さんは言う…

半田市

昨日は終日、半田市界隈を走り回る。 何をしていたかって? 取材でんがな。 半田市出身の童話作家、新美南吉をご存知ですか。小学校の教科書に「ごんぎつね」あるいは「手袋を買いに」などが載っている。皆さんの中にも読まれた方が多いのではないか。 皇后…

さらに天声人語

昨日の続き。 5月8日付けの「天声人語」が、中身のないスカスカなコラムだということは昨日の日記で書いた。 昨日、配信された勝谷誠彦さんのメルマガでも、天候の不安定なことを取り上げている。やっぱり、やっつけ仕事の「天声人語」とは違う。キラリと…

天声人語

先日、友だちと朝日新聞の看板コラム「天声人語」の話で盛り上がった。友だちは、まだ、「天声人語」に幾ばくかの信頼を寄せているようだ。ワシャはかなり以前に見切りをつけている。なぜ見切ったか、そのあたりの経緯について説明しよう。 発端は、日垣隆『…

雨あがる

(昨日の続き) 柳ケ瀬でタクシーに乗った。フロントガラス越しに見える北の雲は重い。しかし、西の空は明るくなり始めている。このまま雨があがってくれればいいのだが……。 タクシーは岐阜市の中心街を抜け、長良川近くの旧市街に入る。このあたりの町の風…

美濃加納と人形

書棚に『江戸時代図誌』(筑摩書房)27冊がほこりをかぶっている。その中の11巻が「中山道」である。図誌をパラパラと繰ると、安藤広重の「木曽海道六十九次」が幾枚か見つかる。そこに江戸から数えて五十四次目の「加納宿」の絵がある。 絵を見てみよう…

奥平の始まり

5月1日の日記で、三河作手の土豪、奥平貞能について軽く触れた。その折に、《何代目かに、この一族に貞能(さだよし)という食えない男が現われる。》と書いた。 正確に言うと、もともと作手の郷士に山崎某というものがあり、その人物を頼って貞能から数え…

江戸の匂い

「御手討ちの夫婦なりしを更衣」 (おてうちのめおとなりしをころもがえ) ワシャの好きな蕪村の句である。 なぜ、この句を持ち出したかというと、今月の初めから、会社での服装がノーネクタイでOKとなった。 また、散歩をしながら、行き交う人を観察して…

とくに「朝日新聞」の怖さ

コラムニストの勝谷誠彦さんに教えてもらった。この事実は、現在の偏向報道を如実に物語っているのであえて取り上げたい。 朝日新聞夕刊(5月1日)の『窓』である。題は「背信行為はどちら?」、書き手は朝日新聞の幹部である渡辺雅昭論説委員。興味深いコ…

無防備なもの

グリーンピースの活動家が、パラグライダーを使ってフランスの原子力発電所に侵入した。 http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1335965619 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012050200864&rel=y&g=soc そういうことなのだ。たかが環境団体…

天鼓

「天鼓」という言葉がある。辞書を引けば「雷鳴、かみなりのこと」とある。天から聞こえる鼓の音……そのまんまですね。 夢枕獏の陰陽師シリーズの中に「天鼓の巻」がある。8つの短編からなっている。その中に「霹靂神(はたたがみ)」という話があり、これが…