2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

この親にしてこの子あり

金というものが人格を破壊するものだといういい証明になった。 http://www.asahi.com/national/update/1127/TKY201111270357.html もちろん106億円をカジノで巻き上げられたバカボンもバカボンだが、そのバカボンを育てた父親もバカなのだ。 バカボンはこ…

もう少し談志がらみの話題を

夏目漱石の小説『三四郎』の中に、柳家小さんが出てくる。 《小さんは天才である。あんな芸術家は滅多にでるものぢゃない。何時でも聞けると思ふから安っぽい感じがして、甚だ気の毒だ。実は彼と時を同じうして生きてゐる我々は大変な仕合せである。》 漱石…

大阪秋の陣の顛末

橋下徹さんの圧勝だった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000064-mai-pol この件で、友人は橋下さんの勝ちを予測していた。ワシャはというと橋下さんにシンパシーを感じながらも、大阪ポピュリズムに懸念があったので、大阪市民への期待をこ…

もう少し談志の咄

立川談志の弟子の志らくが『立川流鎖国論』(梧桐書院)を上梓している。その中に《「談志長生き弟子全滅」説》という章がある。そこで読者に向けてこう言う。 《立川流が消滅しても》と前置きをする。立川流消滅=談志の死だ。それを前提に志らくは続ける。…

談志の咄など

松岡正剛が『千夜千冊』の中で2度ほど談志に触れている。 1か所目は、第837夜「忍び音もらす夏は来ぬ」 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0837.html で、談志の著作『童謡咄』(くもん出版)を取り上げた。『千夜千冊』でいえば、第1巻の8つ目に…

人の顔

四十をこえると人の顔には、性格や生活などが影響する。生き方が顔立ちを形成するといってもいい。 顔立ちの良し悪しではない。若い頃に悪役ばかりやっていた強面の大部屋俳優でも、いい年輪の重ね方をすると、それなりにいい顔立ちになってくる。 例えば、…

談志が死んだ

落語界の巨星が落つ。 落語立川流の家元の談志師匠が21日に喉頭がんで身罷られた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111123-00000020-mai-soci タイトルはややふざけてはいるが、ワシャは談志を尊敬している。 『談志人生全集』(講談社)は全巻持っ…

バカ親よ、せめて週刊誌くらいは読んで漢字の勉強をせよ

ワシャは、週刊誌の類はあまり買わない。でも、2つ読みたい記事があると購入することにしている。それでも、1週間に数誌ずつは間違いなくたまっていく。 書庫に散乱する週刊誌の中で一番多いのが、「週刊現代」である。それは、日垣隆氏の〈なんなんだこの…

飲み会でのエピソード

皆さんがご承知のように、ワシャは仕事柄、宴席が多い。ワシャの地域には料亭が何軒かあり、芸妓文化も根付いていることから、会席での宴となる。銘々の膳に、それぞれ料理が運ばれてくるという形式だ。 宴が盛り上がってくると、入り乱れての酒盛りになる。…

黄落の名古屋で能

友だちと名古屋へ出かける。名古屋宝生流の能を鑑賞するためにである。今回の出し物は「海人(あま)」、「善知鳥(うとう)」、狂言が「禰宜山伏」となっている。どれも初物ばかりなので楽しみだなぁ。 東京の紅葉は雨だった。名古屋能楽堂のある名古屋城界…

錦秋の東京

昨日、早稲田界隈でセミナーがあったことはお話しましたよね。 雨の中、新幹線で上京し、東京駅から大手町へ出て、東西線を乗り継いで早稲田で下車する。早稲田駅前の交差点に顔を出すと、雨脚が強くなっているではないか。 「弱ったな」 重い雲の垂れこめた…

都内某所のセミナーは凄すぎる。

いやー、今、東京から愛知に戻る新幹線の中ですわ。 ワシャの左手には「一番搾り」、右手には、北海道名産「鮭とば」、では、どうやってパソコンのキーボードを打っているのか、よくわからない。早稲田でしこたま呑んだので、酔っ払っているんですな。 でも…

ワルシャワ、上京す

本日、都内某所で、あるセミナーが開催される。そこに出席するために、朝の新幹線で東京に向かう。今週は、仕事で会議室に缶詰めになっていた。会議室の窓から見上げる空はずっと快晴で、よりによって土日が雨なんて、いいかげんにしろよ。 それでも久々の東…

1909−1941

《この権力好きな、そしてなによりも人事いじりに情熱的で、骨のずいからの保守主義者であったこの人物の頭脳に、あたらしい陸軍像などという構想がうかぶはずがなかった。》 司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に書かれた山県有朋評である。日露戦争時、山県は…

一川保夫という愚物

やはりこいつは阿呆だった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000070-mai-pol 宮中晩さん会である。これ以上の公務がどこにあろうか。それも、ブータン国王ご夫妻は、東日本大震災の被災地にもお出かけになると言っておられる。防災大臣として…

ミステリ美術館

「本が届きましたよ」という連絡が入ったので、仕事の帰りにいつもの本屋に立ち寄る。面倒くさいが、新刊に囲まれた空間に身を置くことが、ストレス解消になるのだからしょうがない。それにここの店主がいい本をチョイスして並べてくれる。先日もある本を選…

日本の未来は明るいぞ!

先週末、三河某所で秘密の会議あり。 その内容は、自動車の光学技術の専門家に最先端の話を聴くというもの。リーマンショック、3.11と大きな打撃を受けた西三河の自動車産業だったが、どっこい、なかなか三河武士魂は死なず、といった元気になる情報をい…

オーランチオキトリウムがコミックに

コラムニストの勝谷誠彦さんのメルマガにこんな告知があった。 《『ビッグコミック』の最新号の『ゴルゴ13』はなんとオーランチオキトリウムがモチーフなのである。》 ほほお、ついにオーランチオキトリウムがコミックになったか。 《関係者以外ではおそらく…

メモ

今日も忙しかった。午前中から古本屋めぐりをしてきましたぞ。今日はもっぱら岡崎方面に進出する。今日の拾いものは、『定本 柳田國男集』(筑摩書房)、その他に『近松門左衛門集』(小学館)など40冊ばかりを購入。 「岡崎SUPER BAZAAR」では、アクセサ…

街歩き

人間ドックの結果、血圧が少し高いことが判明した。だから努めて歩くよう心がけることにする。 そんなこともあって、今日は街歩きに出掛けていた。行く先は、三重県菰野町。知らない人は知らないが、いいところなんですよ。鈴鹿山脈の東の裾野にある閑静な町…

司馬遼太郎のことば

ワシャの家にはいたるところに司馬遼太郎の本が置いてある。『この国のかたち』だけでも4セットが書庫(物置ともいう)、居間、トイレ、寝室に並べられている。どこでもいつでも司馬の言に触れていたいという思いからだ。 たまたま、上記のどこかでくつろい…

三陸の被災地から風が舞い込んだ

今日、おもしろい話を聴いた。 救援活動で三陸に行っていた友人が、久々に帰ってきたのである。この友人、とても変な男で、トレーラーハウスを東北にもって行って、そこで暮らしながら、支援活動の指揮を執っている。戦国時代に生まれていたら、絶対に一国一…

TPPについて

賛否両論である。どっちがいいのか悪いのか、玄人でも簡単には判断はつくまい。そもそもTPP(環太平洋経済連携協定)とは何なのか、そのメリット・デメリットはこうなんだ、ときっちりと説明できる国会議員などいないだろう。 民主党内でも、推進派と慎重…

落語の「黄金餅(こがねもち)」を知っていますか

江戸の貧乏長屋の話。 物乞い坊主が死にかけている。この坊主が金の亡者で、食うものも食わず、貯めに貯めた一分金を、この世に残していくのが惜しくて惜しくて、死ぬに死ねない。それじゃぁってんで、餅に包んでみんな腹の中に収めちまおう、あの世に持って…

読書会、宴会、二次会

昨日、全国から三河に、立川の収容所の同寮生が集まった。北は群馬、南は宮崎から、新幹線や飛行機を使ってやって来た。 せっかく全国から集まるのだから、ただ呑むだけでは芸がない。ワシャの提案で「本を一冊読んで読書会をやりましょう」ということにした…

冬の大三角

日記を書き終えて、新聞を取りに庭に出た。空を見上げると明るい星がいくつも輝いている。特徴的な三連星があるからオリオン座だ。右肩のところ光っているのが、ぺテルギウス。その左下で強く輝くのは、おおいぬ座のシリウス、そこから上に目を転ずれば、こ…

選良の罪

西岡参院議長が5日、都内の病院で死去した。ご冥福をお祈りする。 http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_337338 それはそれとして、以前からこの日記でぼやいているが、西岡さんも後期高齢者だった。御年75歳、そりゃぁ若い蓮舫大臣よりも死ぬ確率は格段…

読書会、宴会、二次会

昨日、全国から三河に、立川の収容所の同寮生が集まった。北は群馬、南は宮崎から、新幹線や飛行機を使ってやって来た。 せっかく全国から集まるのだから、ただ呑むだけでは芸がない。ワシャの提案で「本を一冊読んで読書会をやりましょう」ということにした…

冬の大三角

日記を書き終えて、新聞を取りに庭に出た。空を見上げると明るい星がいくつも輝いている。特徴的な三連星があるからオリオン座だ。右肩のところ光っているのが、ぺテルギウス。その左下で強く輝くのは、おおいぬ座のシリウス、そこから上に目を転ずれば、こ…

選良の罪

西岡参院議長が5日、都内の病院で死去した。ご冥福をお祈りする。 http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_337338 それはそれとして、以前からこの日記でぼやいているが、西岡さんも後期高齢者だった。御年75歳、そりゃぁ若い蓮舫大臣よりも死ぬ確率は格段…