2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大人去る

昨日、朝のニュース番組から一人のジャーナリストが去っていった。 彼は最近のジャーナリストにはない切れ味と真面目さを併せ持つ貴重な人材だったのだが、阿呆な番組関係者の智恵の足りない判断から降板となった。わたしが番組プロデューサーなら絶対にその…

選挙点描

期日前投票に行った。不在者投票のことを思うと随分と簡便になっている。それでも投票前に「当日、どこへお出かけですか?」といった類の質問は残っており、総務省もあともう一歩の踏みこみが足りないと思う。 投票所でのこと。受付で息巻いている親父がいた…

イラク大変

バグダッド南の100キロほどの中都市で爆弾テロがあり23人が死亡したという。痛ましいことだ。それにしてもまた新たなイラクの都市の名を覚えなくてはいけない。「ヒッラ」である。(「ヒラ」あるいは「ヒーラ」ともいう)イラク中部のヒッラ州の州都でユー…

暴力と安全と

なんの力もない非力な小市民としては、安全を確保するために少々の不便さは甘んじてもいいと考えてしまうが、どうだろうか。 車泥棒ももうこっそり盗むなんていう時代ではない。盗難防止装置をいくらつけたところで、持ち主をおびき出してそれを襲って鍵を奪…

良きにつけ悪しきにつけ

田園調布駅に韓国人武装強盗団が現われて、警察と大立ち回りの末、逮捕された。 日本国固有の領土である竹島に駐留軍を置き、挙句の果ては竹島観光船まで仕立てて日本国民の感情を逆なでしている。 日本のテレビ局は、在日韓国人を主人公とした「東京湾景」…

親分の孫

石橋貴明と中居正広の番組に「大沢あかね」という変なアイドルが出ていた。藤田朋子似のやや顎の長い個性の強い18歳の娘だった。中居のことも「くん」づけで呼ぶし、貴明にもため口をきいている。新人にしちゃぁ態度がでかい。これじゃぁ魑魅魍魎の跋扈す…

ガキンチョはカラスと一緒に帰りましょ

高1少女は深夜から未明にかけてファミレスやコンビニを徘徊し、早朝に殺された。5歳の子どもはゲーセンで遊んでいて顔見知りの少女に殺されかけた。 我が家では子どもたちが5歳のときにゲーセンなどにいくことを許さなかった。というよりもゲーセンにゆく…

ふるさとの山に向かいて言ふこと・・・あり

20年ほど前のことである。職場の仲間とサイクリングに行った。岐阜県の揖斐川町まで車でロードレーサーを運び、役場の駐車場で組み立てて国道303号を西へ走り出した。久瀬村を経て藤橋村の横山ダムで休憩、そこから国道417号を北上した。揖斐川沿いの登り…

龍馬の手紙

「さてもさても、人間の一生は合点の行かぬは元よりのこと、運の悪いものは風呂よりいでんとして、きんたまを詰め割りて死ぬるものもあり。それと比べては私などは運が強く、何程、死ぬる場へ出ても死なれず、自分で死のうと思ふても又生きねばならん事にな…

だから喫煙者は攻撃される

昨日のことである。国道1号で信号待ちをしているときのこと、前のワゴン車の運転席から男が肘を突き出して煙草を吸っている。「こいつは煙草を外に捨てるな」と思って見ていると、案の定、信号が変ったとたんに火のついたままのタバコを路上に捨てた。 以前…

世界戦争犯罪事典

「世界戦争犯罪事典」の巻末に「共産主義の黒書」という項がある。1997年にフランスで出版された「共産主義の黒書」を下敷きにして書かれているのだが、その中の共産主義に起因する死者数というものには驚かされる。 100,000,000人である。レーニン、ス…

熱田で遇つた本

今日は名古屋市の熱田にあるブックオフに行った。愛知県内では規模の大きい店舗で蔵書の充実ぶりもなかなかのものだった。駐車場が有料というのがいただけないが、都市の中心部という立地を考えればやむを得ないのかもしれない。 ここで以前、ジャーナリスト…

テレビゲームよさらば

子どものころ、積み木で遊んだ記憶はないだろうか。時に積み木は車だったり電車だったり、あるいは建物だったりした。積み木そのものは積み木でしかないのだが、子どもたちはイマジネーションを駆使して遊んでいた。 それが今ではテレビゲームだ。超リアルで…

女児の絵、潜む予兆ってか

私の妹が小学生低学年のころの話だ。 担任の教師が血相を変えて両親を学校に呼びつけた。「お宅のお嬢さんを特殊学級に入れなければなりません」 妹は私よりもアホだったが、小学校入学前に自分の名前も書けたし、簡単な計算くらいはできた。一緒に遊んでい…

最近、本を読む時間が減ってきました

昨日、本3冊と雑誌1冊を買った。「戦場特派員」橋田信介著 実業之日本社 1800円「『哲学』は図で考えると面白い」白取春彦監修 青春出版社 1000円「思想なんかいらない生活」勢古浩爾著 ちくま新書 820円「週刊文春」320円 表紙、裏表紙にある橋田さんのプレ…

親はバカでも子は育つ(ただし曲がることあり)

かつてこんなことがあった。 長男が幼稚園のときのこと、先輩からPTAの役員を押しつけられた。しかたなく2年間幼稚園に通っては、会議やら催し物やら雑用をやるはめになった。それでも誰かがやらねば済んでいかないので、おばさん役員たちと一緒に働いた…

東京散策

週末に東京をうろうろとしていたのだが、閑散とした(警察は沢山いたが)霞ヶ関界隈を散歩していて思い出したのは、1970年に大阪千里ケ丘で開催された万博の会場だった。30年たってようやく東京だけは未来になったようだ。 日比谷線の霞ヶ関駅から地上へ出た…

おらが村の代議士センセは、犯罪者だったべやぁ

出資法違反で稲垣実男元北海道・沖縄開発庁長官が逮捕された。旧愛知県4区の選出議員で、地元でもぱっとしない地味な議員だった。日本料理店のお坊ちゃんで早稲田大学ご卒業で、要するに甘やかされてそだったぼんぼんということですな。佐藤観樹と同様に脇…

帰還報告

東京から戻ってきました。 今回、東京ではびびりまくっていました。だって9.11がニューヨーク、3.11がマドリードでしょ。6.11は絶対に東京だ、というまことしやかな噂を霞ヶ関の危機管理関係者から聞いておりまして新宿辺をうろついている時には…

棺を蓋えば事則ち已まん

緒方洪庵という人物がいる。幕末の人である。大坂で適塾という蘭学塾を開いた人物で、弟子に福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内、大鳥圭介らがいる。手塚治虫の曽祖父も洪庵に薫陶を受けていた。そのあたりのことは手塚の作品「陽だまりの樹」に詳しい。「人間…

うちの近所に矢作(やはぎ)川という河川が流れている。名の由来は、日本武尊が当地に駐留し、対岸の賊を平定するに際し、矢作部が川辺に自生する竹で矢竹を作ったことによるというから、かなり古い。 古代より矢を作ることを矧(は)ぐといった。「刃で(矢…

防災の話

愛知県が「防災(地震)に関する意識調査結果のあらまし」というパンフレットを出した。その中に「非常用の食料や飲料水の準備」という項目があって、「あなたのお宅では、非常持ち出し用の食料を何日分用意されていますか?」という質問に対し、3日分以上の…

こんな喫煙者攻撃もあるのね

名古屋の名鉄病院の医師が59人の予備校生を調査して「喫煙は集中力を下げる」という結果を日本呼吸器学会で発表した。この結論を導き出したデータが非喫煙者40.7%、禁煙成功者36.8%、喫煙者25.9%という合格率を基にしたもので、この程度の軽佻浮薄な内…

大滝秀治さん、お誕生日おめでとう

今日、俳優の大滝さんが79回目のお誕生日だ。岸部一徳と出演しているCMでは「つまらん!」「ぶっきらぼうなもんだ!」と相変わらずいい味を出しておられる。140本をこす映画に名バイプレーヤーとして出演し、作品の厚味出しに貢献しておられる。最近…

をかしいこと二題

だからさ、観点が間違ってるって。「適正な所持品検査を再度徹底した」(福岡市)「必要に応じて学校から貸し出し、個人としては原則として持ち込ませないことを再確認した」(神戸市、横浜市) カッターナイフは文房具だっていってるでしょ。頚動脈を切ろう…

今朝の新聞から

「朝日新聞特派員メモ」イラクで犠牲になった小川功太郎さんが最期に言ったという「ジャパン、ジャパニーズ」ということばを、「日本の家族、もしくは政府に助けを求めたのか」とバグダッドの特派員が書いている。(え、現地人特派員?) この記事を書いた特…

貧乏暇なし

いやーぁ、大失敗をしてしまいました。日垣隆さんのサイトで特製Yシャツの紹介があって、以前に日垣さんが着ていたことがあって、とても素敵なシャツなので1枚おごってやろうと注文をしたまではよかったのだが、袖丈とユキ丈を間違って注文をしてしまったの…

世の中は中途半端なことばかり

TBSの朝の報道番組「ウォッチ!」でラサール石井が朝刊からニュースをピックアップして報道するというコーナー「朝刊ウォッチ」が変だ。あのだみ声で記事を棒読みするだけなのだが、噛むし痞えるし、聞き苦しいことこの上ない。テレビ朝日の昼の報道番組…

市町村合併2題

岐阜県海津郡の3町合併で、合併協議会での一部の人間のみでの談合で「ひらなみ市」というひらがな名に決まっていたものが、住民投票でひっくり返った。「海津市」が圧倒的な支持を得たという。住民は賢明だった。合併協議会などという機関がいかに民意を反映…