2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

山中光茂さん(松阪市長)の講演 その1

2月15日の日記に山中光茂さんのことを書いた。http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20110215「たけしのTVタックル」に三重県松阪市長の山中光茂さんと茨城県高萩市長の草間吉夫さんが出演されていたのを見たからである。 10分程度の…

山中光茂さん(松阪市長)の講演 その2

(上から続く) 山中さんは、こんな事例を示された。 2009年1月の選挙で現職を破って山中さんが市長に就任した。前市長の時、すでに市庁舎建設が動き出している。そのことについて市の建設部門のレクチャーを受けるとこういう話をする。「現在の市庁舎…

山中光茂さん(松阪市長)の講演 その3

(上から続く) もう一つ興味深い話をされた。 山中さんが、最も力を入れているものに「住民協議会」がある。内容は、「その協議会を地域住民で構成し、地域の問題を住民自身で考えていこう」となっている。詳細な話はしないけれども、小学校区単位で協議会…

議長のお仕事 その1

ワシャが河村名古屋市長に対して批判的な立場をとっているのはご存知ですよね。でも、この件に関しては河村ミャーミャーさんの発言の方が正しいというか、反対する議員が相変わらずバカだと思う。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110324-OYT1T0068…

議長のお仕事 その2

(上から続く) つまり、久野市議が心配するほど、議長はそんな大変な仕事をしているわけではない。議会制民主主義の建前上、重責に祭り上げられているだけである。それでも、久野市議が「どえりゃぁ大変だった」と思うなら、彼が議長を務めるほどの力量すら…

コンセンサスという魔物

《「想定超え」津波は考慮せず》http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000042-jij-soci《原子力安全委員会の耐震設計特別委員長を務める入倉孝次郎京都大名誉教授(強震動地震学)が27日までに取材に応じ、「想定超えは常にあり得るという設計思想…

『柿の種』の地震の話

物理学者の寺田寅彦は関東大震災に遭遇し、いろいろなところに地震の話を書いている。昭和8年に出版された随筆集『柿の種』の中にもいくつか散見される。 大震災の二日目に、火災が自宅のあたりまで及んでくるという流言を聴いて、寅彦先生、大あわてで立ち…

M9の地震は想定内、東海地震は眉唾 その1

東京電力福島第1原子力発電所では、一進一退の攻防が続く。現場で作業にあたる担当者の方々の命がけの努力に頭が下がる。なんとかいい方向に進展することを心より祈りたい。 それはそれとして、これはこれである。昨日、武田さんの話でも書いたが、組織が大…

M9の地震は想定内、東海地震は眉唾 その2

(上から続く) 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」増刊号で、東京大学大学院のゲラー教授は言う。「1000年前にそこで起きていて、この直近の60年間にも太平洋プレートの縁辺でマグニチュード9以上の地震が5回起きている。それを想定外の地震…

福島第一原発は卑怯者の人災である その1

「たかじんのそこまで言って委員会」の増刊号に、中部大学の武田邦彦さんが出演し、今回の福島第一原子力発電所の事故について辛辣な発言をしている。 まず、今回の事故を「人災」として、いろいろなことを言われた。武田さん、学者、企業、国が、今回の事故…

福島第一原発は卑怯者の人災である その2

(上から続く)「武田さんの責任で配管工事をしなさい。それは法を犯すことになりますがそれしか方法がありません」 結果として武田さんは勝手に配管工事をやり、事なきを得たのである。武田さんは言う。「許認可の判断にミスを認めなかった役人は、自分の保…

福島第一原発は卑怯者の人災である その3

(上から続く) さて、市の担当者は通産省の出先機関に掛け合った。せめて、病院の前だけでもインターロッキングを替えてでもフラットな状況に変更したいと申し出た。しかし、門前払いをくらった。 武田さんと同じである。一度、国が許可し検査まで済んだも…

絶不調

いやー、昨日、宴席が2つ重なってしまい、宴席のはしごをやってしまいました。このため、ひどい二日酔いで、昼になってようやく人心地がついてきたところです。 それに花粉症もピークで、ボックスのティシューが手放せません。気がかりなこともあり、メンタ…

ありがとう!

勝谷誠彦さんのメルマガから引く。http://www.youtube.com/watch?v=0L5W5CYkbR4&feature=player_embedded 見て、こっちまで泣けてきた。ありがとう異国の子供たち。(下にもたっぷりあります)

避難所支援について その1

3月24日の朝日新聞。《食料などは不定期に大量に届く。当日の賞味期限届くパンは給食室の冷凍庫に入れている。乳幼児がいないのに紙おむつも大量に届く。市にニーズを伝えたいが電話も使えない。》 これは岩手県宮古市で避難所になっている小学校での話で…

避難所支援について その2

(上から続く) 豊臣秀吉のエピソードにこんなのがある。主君の信長がある家来に地震で壊れた土塀の修復工事を命令するが、これがなかなか進まない。怒り狂う信長に秀吉が「わたくしめにやらせてくださりませ」と申し出る。災害の直後である。人足は不足して…

勝谷誠彦の凄さ

午前5時30分 コラムニストの勝谷誠彦さんは大したものだ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000136-jij-bus_all《東京都とプリンスホテル(東京)は24日、今月末で閉館する都内の高層ホテル「グランドプリンスホテル赤坂」(千代田区)を、…

東北地方への支援のあり方について その1

愛知県の動きがにぶい。「中京都を造ろう」「楽市楽座を始めよう」てな、スローガンを声高に叫ぶことはお得意でも、こういった真に政治が必要な事案については、実に腰が重い。三重県が18日に早々と(ワシャ的にはちっとも早いとは思わないが)、宮城県か…

東北地方への支援のあり方について その2

(上から続く) そうすれば、例えば愛知県のA市は宮城県の亘理町が担当となれば、すぐに先遣隊を送って、A市の防災担当が亘理町役場に直接入って、現在、なにが、どれだけ、必要なのかを直接情報収集して、愛知県A市に連絡をする。A市は衛星電話を持って…

明日香壽川のありがた〜いご託宣

今朝の朝日新聞オピニオン欄。東北大学の明日香壽川教授が論を寄せている。 まず明日香壽川という人について話す。変な名前だが、日本人ではない。中華人民共和国の人なのだ。本名は張壽川(ちょうじゅせん)という。環境科学政策論を専門としており、「日本…

ロシアの虎視眈々

3月20日の日記http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20110320にこう書いた。《この大動員の間に、必ずや周辺の覇権国家の軍は、着実に次への布石を打ってくる。(中略)日本近海では某国の潜水艦が海底地形を測量するために、戦略的活動…

阿呆な人たち

長く阿呆を記憶に留めておくために列記しておく。 大阪府議会の議長さんが失言をした。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110321-OYT1T00283.htm「天の恵み」「地震が起きてよかった」これはまずい。政治家としてこの言葉は口にしてはいけない。どん…

閑話休題で「お能」の話 その1

一昨日、友だちと名古屋能楽堂にお能を観に行った。 曲目は「忠度(ただのり)」と「巻絹(まきぎぬ)」、狂言は「鶯(うぐいす)」である。今回はきっちりと予習をして臨んだので、お能の内容がよく理解できた。 まず「忠度」である。これはいわゆる「修羅…

閑話休題で「お能」の話 その2

(上から続く)「鶯」という狂言をはさんで、後半は「巻絹(まきぎぬ)」という曲目である。物語はどうでもいい。問題は小鼓である。「忠度」の小鼓は後藤孝一郎さん、年を召した老爺だが小気味の良い小鼓を打った。上手い。よれよれなのだが、ぴしゃりとい…

悠長な阿呆

ここにきてなにをくだらないことを躊躇しているのか。《見た目には「ゴミ」「廃棄物」であっても、当事者が「財産だ」と主張する可能性がある。一方的に行政の判断で処分を認めたり、代わって処分したりすれば、財産権侵害として訴訟に発展する可能性もなく…

どうしようもない人たち その1

ほとほとこの人は人の上に立ってはいけない人だと思う。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110318/plc11031818520045-n1.htm 自衛隊の部隊の放水が遅いと烈火のごとく怒ったんだとさ。 福島第一原発の炉前で、もっとも高い放射線を受けながらも必死に…

どうしようもない人たち その2

(上から続く) その仙谷チューチューを、寝ぼけ眼の菅さんは中枢に戻してきた。菅さんにすればあまえられるお守役が復帰して楽しかろう。しかし、平成の伊地知の復帰はとんでもない悲劇を呼びそうで恐ろしい。 ほらほら、仙谷チューチューはすでに蠢きはじ…

素晴らしき人たち(3)

信念をもって働く男たちは、いい顔をしている。http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/fukushima_nuclear_plant/?1300577376「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼…

最前線の勇士と最後尾のアホ その1

最前線で自衛隊、警察、消防などの皆さんがギリギリの闘いを続けている。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110317-OYT1T00485.htm?from=y10 原子炉に冷却用の水を入れるという作業だけ取り上げても、これほどの困難がある。テレビに映らないところ…

最前線の勇士と最後尾のアホ その2

(上から続く) もう一人、とんでもない最後尾の男がいる。あのスッカラ菅首相である。あの男がまたとんでもないことを言い始めた。仙谷鼠を官房に戻したことも問題だが、もっと酷いのはこれ。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110317/plc11031700140…