2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

清貧

作家の東良美季さんの生き方が格好いい。 東良さんには一度丹波篠山でお会いしたことがあって、その時に著書である『猫の神様』(新潮社)にサインをしてもらった。東良さんは、現在、都内の39,000円のアパートに住んでいるのだが、その生活が清貧というか、…

裾野は広い

市会議員が市の職員を土下座させたんだとさ。やれやれ。 http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/27/saitama-hasuda_n_6959310.html 相川俊英『トンデモ地方議員の問題』(ディスカヴァー携書)は昨年末に出たばかりである。当該議員は、この本を読んでいなか…

子供の名前

今年の男の子の人気ランキング。 http://name.m3q.jp/ranking?g=1 「はると」「りく」「ひなた」「はる」「あさひ」がトップ5だそうな。漢字はおそらく「暴走万葉仮名」なんでしょうね(笑)。それにしても「はると」以外は、女の子の名前でもよさそうなも…

お家騒動

大塚家具のお家騒動は、とりあえず姫様の勝利に終わったようですな。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150327-00000050-mai-bus_all 高級家具にはとんと縁がありませんので、ワシャにとってはどうでもいい話だった。 でもね「お家騒動」というキーワー…

具体案の実践を

「月刊ウイル」の加地伸行さんの巻頭言「朝四暮三」が毎回おもしろい。支那中国の古典から文を引き、そこを落としどころに直近で起きた事件・事故などを分析し、そして具体的な改善案を提示する。この「具体的な改善案」というものが、数多の評論家にはでき…

昨日の続き

『論語』為政編の四章 「子曰(のたま)わく、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(した)がう。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず。」 訳は「先生が言われた。私は…

理想主義者

昨日は読書会。課題図書は、金谷治『孟子』(岩波新書)である。支那中国、戦国時代の理想主義者の孟子のことが時代背景や、彼の言葉と照らしながら解りやすく説明されている。 議論は、性善説に立つ孟子と、性悪説に立つ韓非子・荀子などの比較や、理想を追…

魚は水の中

支那中国がアジアの後進国を援助するためにアジアインフラ投資銀行(AIB)なるものを設立するんだとさ。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150320/k10010021961000.html あきらかに日米が主導するアジア開発銀行に対抗しようとしているのが見え見え。ど…

大相撲改革

終わってみれば予想通り白鵬の独走で、がらがらの館内の状況を見れば相撲ファンの期待値もその程度だったということ。 白鵬の14勝1敗はまあいいだろう。西の横綱の日馬富士の10勝5敗は、横綱じゃないよね。鶴竜は休場しているし、大関にいたってはクン…

信教の自由

春分を過ぎて、これから昼の時間のほうが長くなっていく。そうだ、お墓参りに行かなければ。 昨日、身内の結婚式が名古屋駅前のマリオットアソシアホテルで開かれた。規模の小さな式だった。でもね、それだけに暖かく静かな時間の流れるいい式宴となった。 …

米朝さん逝く

ワシャの書庫には落語の棚があって、どうだろう、ざっと200冊くらいの本が並んでいる。その中に『落語と私』(文春文庫)という本がある。19日にお亡くなりになられた米朝師匠 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150321-00000000-tospoweb-ent の著書…

バカ殿

ちょうど今の季節の物語である。 《冬の名残の、厳しい寒さが三日ほどつづいて、雪から雨になり、その雨が上がった翌日からは、暖かく柔らいだ光が江戸の町々を包んだ。》 『鬼平犯科帳』13巻にある「春雪」の書き出し。この話は、テレビドラマにもなって…

妄想を捨て街に出よう

書家の石飛博光(いしとびはっこう)さんの字が好きだ。石飛さんのホームページはこちら http://www.ishitobi-hakko.com/ 石飛さんは『ほっとする禅語70』(二玄社)を正・続と出している。正のほうに出てくるのだが「莫妄想」という字がいい。ネット上で…

ダチョウクラブか!

《中国全人代 中国首相「歴史の責任負うべき」 記者会見で70年談話で安倍首相牽制》 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150315-00000515-san-cn 「お前らが、歴史にも現実にも責任を負えよ」という話。 支那共産党は「文化大革命」にも「天安門の虐殺」…

馬脚

読売テレビを退社しフリーになる川田裕美アナウンサー http://www.ytv.co.jp/blog/ana/kawata/ が「たかじんのそこまで言って委員会」のアイドル席に座った。「フリーになって活躍するわよ」と意気込む川田アナに、レギュラーの山口もえさんがフリーになる厳…

歌舞伎の本

基本的に休日は仕事なのだが、たまに休みになることがある。そんな時は、本屋、古書店、ブックオフなどを巡るようにしている。ブックオフの宣伝ではないが「遠くへ出かけるとカラダがしんどい。かといってまったく出かけないと心がしんどい」なのだ。連休な…

「週刊新潮」がおもしろい

今週(3月19日号)の「週刊新潮」に、評論家の呉智英さんの文章が載っている。少年犯罪の「実名・写真報道」の是非を問うた特集である。呉さんを含めて9人の識者が意見を述べているが、柔道家の山口香氏、野球評論家の広岡達朗氏など、少年法を知ってい…

宴席の喫煙

先週、3日連続で宴席が続いた。壮行会ばかりである。水曜日は、いつもの料理屋の道路に面した広間で芸者衆を揚げての宴。喫煙者も何人か混じってはいたが、ここは紳士的に分煙ということで、座敷の外で吸ってくれていた。おかげで座敷は清浄な空間が保てた…

土方玉豊

題名に「司馬遼太郎」とあると、ついついその本を購入してしまう。一昨日もそうだった。壮行会に行く前にいつも本屋に寄った。そこで、新海均『司馬遼太郎と詩歌句を歩く』(潮出版社)を見つけたのである。著者のことは知らない。かつてどんな文書を書いて…

大切なことは忘れない

昨日、ある会議で、その会を主催する会長があいさつの中でこんなことに触れた。 それは4年前の甲子園での宣誓の話である。中日新聞だったと思うが、そこに載っていた岡山創志学園高等学校の主将の宣誓を泣きながら紹介をした。 いつもは割としっかりものを…

あの日を忘れない

午前5時起床。書庫に移動して、本の隙間で東に向かい正坐をする。4年前の大惨事の犠牲者に黙祷を捧げる。「あの日を忘れない」 いやー、最近、涙もろくなってきたようだ。 3月6日の日記に、村上もとか『JIN−仁−』(集英社)のことを書いたので、久々に…

土筆これからどうするの……

「土筆(つくし)これからどうするのひとりぽつんと」 渥美風天の句である。ワシャは俳句のことはよくわからない。山頭火みたいな句だなぁとは思うが、この句が上手いのかどうなのか見当もつかぬ。ただ俳優の小沢昭一さんは、高く評価をしていて「やや破調で…

ニュースから

「おい、社長、誠意をみせろや」 暴力団が企業を食いものにしようとするときに口にする常套句だ。 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6152257 「誠意」というものは響きはいいが、まことに曖昧な言葉であり、骨までしゃぶろうとする暴力団にとって都合がいいこ…

医は仁術

群馬大学の腹腔鏡手術 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00050056-yom-soci この執刀医はバカだろう。いろいろな話が出てきているが、まともな人間なら自分の技術のなさに、早い段階で気がつく。それが性懲りもなく8回も命をもてあそび、あろう…

モノの悪い人々

鳩山元首相がクリミアへ行くんだとさ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150306-00000004-mai-pol 「外務省は強く中止を求めている」って当然でしょうね。鳩山さんはアホだから、ロシアの強硬な姿勢を容認する発言を絶対にさせられちゃうからね。この人…

啓蟄

「啓蟄や 坐禅見てゐし 鳥のあり」 俳人の高島茂の句である。場所は臨済宗の寺と見た。陽気もよくなって、僧堂の障子を開いて坐禅をしているのだろう。庭の梢をひょいと見ると、スズメかメジロか、小さな鳥が堂を見下ろしている。あるいは石庭を見れば、そこ…

ちょっとしたラッキー

昨日は夕方から急に冷え込んできた。仕事上でごたごたがあって社を出るのが遅くなった。社屋を出たとたん、北の風が吹き付けて、こりゃたまらない。日中が暖かだっただけに細い体に堪えますぞ。 こういう夜はさっさと家に帰って「あったかい〜んだから〜」と…

大切なものが消えていく

ワシャの通勤路に小道があるのだが、そこに民家の庭から大きく樹木の枝が張り出している。広い幹線の交差点の手前にあるので、夏などは、その日陰が信号待ちの格好の退避場所になっていた。 昨日、たまたま通りかかったら、その樹木が道路境界でばっさりと切…

小説を読む

日本テレビの「しゃべくり007」で、俳優の及川光博さんが「寝つきが悪くて困っている。だから氷枕を使っている」と言っていた。「ジジイじゃないか」とくりーむしちゅーの上田に突っ込まれてたが、みんな睡眠障害に悩んでいるんだね。 友だちと居酒屋で話…

プロ市民の横暴

《脱原発テント立ち退き命令 土地使用料支払いも 東京地裁》 http://www.sankei.com/affairs/news/150226/afr1502260040-n1.html 《東京・霞が関の経済産業省の敷地内にテントを設置して脱原発を訴えている市民団体のメンバー2人に、国が立ち退きなどを求め…