2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと早いけど九州場所総括

大相撲九州場所はほとんど見なかった.朝青龍の独走が見えていたし大関陣の不甲斐なさも分っていたからである。案の定、綱取りのかかった大事な初日に小心者の魁皇は格下の琴光喜に取りこぼし、武双山は4日目で引退し、栃東は6日目で大関を陥落し、千代大海…

素晴らしき西三河

西三河では田園地帯で粘土の採掘が頻繁に行われている。この粘土が高浜あたりに運ばれて三州瓦になるのである。 粘土の採掘はこういった手順で行われる。まず粘土採掘業者が農地の所有者に交渉して土地を借りうける。もちろんこの際に金が動く。業者は作土を…

顔の責任

先日、韓国人気俳優ペ・ヨンジュンの写真展がソウルであって、そこに本人が立ち寄ったらしい。それを聞きつけた熱狂的な日本のおばさんたちが殺到した。そんなことはどうでもいいのだが、そのおばさんたちの顔のことである。 テレビインタビューに「すてきー…

新潟中越の災害現場から その1

21日から新潟県中越の川口町に入った。関越自動車道から川口町入りをしたのだが、町の中心部に続く主要幹線道路は大規模な崩壊のために未だ復旧されておらず、傾斜の厳しい地元道を大きく迂回しなければならなかった。川口町に続く唯一のその道ですらあちこ…

新潟中越の災害現地から その2

仲間が従事した「料理屋の障子張り」仕事は、どう推し量っても災害対策として喫緊の仕事ではない。障子が破れていても人の命に別状はないのである。要するに営業するのに支障があるというだけのもので、本来、災害ボランティアがする仕事ではあるまい。それ…

突然ですが

急遽、新潟県の中越地方にゆくことになりました。戻るのは24日になると思います。ああ、時間がない(出発は午前5時)、それじゃぁ行ってきます。

目新しくない

(タレント文化人) 北野武の兄とかいう男がやたらとテレビの報道番組に出演して、コメントなんかをつけているが、あいつはいったいなんなんだ。コメントといっても、武口調を丁寧にしただけで「怒れちゃいますね」とか「心配になっちゃいますね」といったあ…

金持ち国会議員は役にたたない

憲法第44条で、衆参両院の議員は、人種、信条、性別、身分、門地、教育、財産、収入によって差別してはならない。と、明確に規定されている。にもかかわらず、現状の国会議員を見ると、二世三世議員が多くこれを「門地」と言わずしてなにが門地なんだ、と言…

消える芸能人

「開運なんでも鑑定団」の司会が島田紳助から今田耕司に代わった。骨董について不勉強で言っていることもとんちんかんで紳助の鮮やかな突込みには及ぶべくもないが、考えてみればスタート当初の紳助にしたって、まったくの骨董の素人なわけで、大した司会を…

痴呆自治の話

埼玉県川口市では「全市合同特別町会長会議」という名の公費観光旅行を30年にわたって実施してきた。総勢229人、総額771万円というから大規模事業だ。通算すれば何億もの金がじじいどもの飲み食いに使われたわけである。 この旅行に関する支出の不適切さを…

河原町 いっときの静謐や 直柔忌

11月15日は竜馬の命日である。137年前の慶応3年、四条川原町近江屋の二階座敷で陸援隊の中岡慎太郎とともに、見廻組佐々木唯三郎らの襲撃にあい33歳の生涯を閉じている。その最期は、あまりにも無防備、あまりにも無頓着、まるで自ら死を望んでいるような風…

不愉快なニュースが多かったのでほっとしましたね

明るいニュースが新聞の1面を飾った。「紀宮さま 婚約内定」である。お相手は都職員の黒田慶樹さんという好男子だ。 黒田さんといわれるから筑前福岡藩主の黒田家かいなと思って「寛政重修諸家譜」を調べてみたが宗家ではなさそうだ。宗家なら名前に「長」…

今日のニュースから

新潟県で・・・とはじめると中越地震のことかと思ってしまうが、新潟県津川町でおきた殺人事件の話である。44歳の分別盛りのおっさんが、パチンコで負けたので、その腹いせに店長を刺殺してしまった。短絡的というか、クスリでも打っていたんじゃないかとい…

書評

9日の火曜日に触れた「司馬遼太郎という人」(文春新書、756円)は久々にいい本だった。 司馬遼太郎に関する本はあまた出版されている。とにかくタイトルに司馬遼太郎とつければ売れるのだから、司馬さんに関するところがわずか5%しかなくても「司馬遼…

公園は誰のもの

名古屋で好きな場所はと問われれば、真っ先に白川公園周辺と答えるくらいあの一角が気に入っている。名古屋市科学館は夏休みに子どもと訪ねた思い出の場所だし、名古屋市美術館もいろいろな展示会で何度も足を運んだ場所だ。それに御園座の存在が大きい。春…

古書漁り

日曜日に近所のブックオフへいった。100円本にまれに高価な本が混じっているのでブックオフめぐりはやめられまへんなぁ。今日はしめて15冊を購入する。その中に、裏日本の村長が出した自伝があった。もちろん100円で買う。私はこの手のバカ本が大好きである…

今朝の新聞から

(「劇団型」主流に) オレオレ詐欺の手口が巧妙になっている。 地震被災者の関係者に電話が入ったという。女「(取り乱した様子で)交通事故、起こしちゃったのよ!どうしたらいいのか分からない。どうしよう、どうしよう」 あんた、誰やねん。男1「あっ、…

今日の出来事

11月7日、洋の東西で時を超えて愚行が始まった日である。 日本では、貞享2年(1685)に時の将軍徳川綱吉が、天下の悪法といわれる生類憐れみ令と総称される政策の第一段を発令した。徳川實紀にはこうある。「七日令せられしは 鳥類 貝類 海老等 いまより…

よき決断

共産党が次の衆院選で全300小選挙区での候補者の擁立を、各都道府県委員会に義務づけない方針を選択した。 共産党は足下の砂が崩れはじめてようやく己の愚に気がついたようだ。この「愚」がどれだけ自民党を利してきたことだろうか。この党がこの「愚」を…

今朝の新聞から

(楽天、パ参入決定) 楽天とライブドアのつばぜりあいは楽天の楽勝で終わった。まぁこの試合、当初から勝敗が見えていた。三木谷社長と堀江社長のキャラクターで決着がついていたのだ。どちらもさして色男ではないけれど、つねにスーツ姿で画面に登場した三…

本物を知らない爺たち

名古屋の大曽根にある「十州楼」という料亭である。創業は文政年間というから名古屋では老舗中の老舗だろう。 ここで普茶料理を堪能した。本物を知っている御仁は満足してくれたのだが、田舎者の親父が普茶料理を理解できない。精進料理である。だから肉、魚…

爺様連れで秋の行楽

今日はちょっとした機会に恵まれて(実際には陥って)「普茶料理」というものを食べに出かける。300年前に中国から入った精進料理で、京都の宇治黄檗(おうばく)山萬福寺に伝わったものを名古屋の料亭が再現している。 黄檗山萬福寺の黄檗というのはキハダ…

愛知も雨

このところ愛知県に大雨が降るようになった。熱帯のスコールのような雨だ。この雨に都市化の進んだところはひとたまりもない。つい十数年前までは沼だったところが整備されて住宅になっていたりする。許可する行政も行政だが建てて売る業者も業者だ。友人の…