2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

能登半島地震の問題点

内閣府から「防災」という広報誌が出ている。平成19年5月号の表紙は、輪島市門前町道下集落の倒壊家屋を視察する安倍首相の写真だ。表紙をめくれば、ここにも政府調査団の被災地視察の写真が載っている。溝手防災大臣、平沢内閣府副大臣の顔も見える。 ま…

ある大官の死

「うつし世を神さりましし大君のみあとしたひて我はゆくなり」 乃木大将の辞世の歌である。「この世を去っておしまいになった陛下をお慕い申し上げ私も彼岸にお供をさせていただきます」ほとんど思慕の歌といっていい。 乃木は、この歌をしたためて、明治天…

夢を買う

ドリームジャンボ3億円の宣伝が喧しい。新聞紙面でもテレビ画面でも西田敏行が踊っている。 ワシャはギャンブルをしない。でも宝くじだけはたまに10枚買う。それは半月くらい夢を抱えていたいからである。 ワシャはサラリーマンだ。ざっと見積もって生涯賃…

へっぴり腰野郎への一撃

どははははは、「WiLL」7月号の『どっからでもかかって来い!』は大爆笑だった。今回の『どっかか日記』は原稿用紙16枚強のボリュームで、そのうちの8枚半を使って「われらが佐高信さん」に鉄槌を下している。日垣さんは根拠を示しながら逐一、反論をし…

今朝の新聞から(映画2題)

げげげ、中山美穂主演「Love Letter」の中に出てくる赤いポストのある家(小樽市見晴町)が全焼してしまった。http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070526k0000e040058000c.html 雪原で主人公(中山)が「お元気ですかー!」と空に向かっ…

忌まわしき事件

横浜で、通りすがりの危痴害女(新潟県三条市林町、職業不詳、菊池詩央29歳)が、2歳児をナイフで襲い重傷を負わせた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000045-mai-soci このニュースに接し、平成17年2月に愛知県安城市のイトーヨーカドーで起…

相撲はこうでなくっちゃ

結びの一番で景気よく座布団が舞った。http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20070326 ワシャは3月26日に大相撲は当分見ないと決めているので嫁から聴いた話で書く(笑)。 大相撲12日目結びの一番、東方横綱朝青龍、西方大関千代大海、行…

よみがえれ大相撲

勝谷誠彦さんのメルマガに《大相撲の八百長疑惑で「週間現代」と「週間ポスト」が面白い》と書いてあった。好角家のワシャとしては早速購入して読んだ。 以前から「週間現代」は大相撲の八百長について記事を書いており、日本相撲協会に告訴されていた。勝谷…

おっちょこちょいなモノども

長久手町は今回の立て篭もり事件を教訓にして「危機管理マニュアル」を作成するんだそうだ。気の早いことですな。町長がおっちょこちょいなのか、幹部に軽躁なのがいるのか判らないが、どちらにしても意味のないことをする。拳銃を持った元暴力団員のことな…

杜若

遅れ馳せながら八橋のかきつばたまつりに行ってきた。『伊勢物語』に《その沢にかきつばたいとおもしろく咲きたり。》と書かれている八橋である。 昨日、久々に休みをとった。たまりにたまっている積読本を処理するためだ。早朝から書斎(物置とも言う)にこ…

小唄の会

城下町の岡崎で小唄の会があった。《雀の子そこのけそこのけお馬が通る鈴の音三度笠振分けじゃ街道の松もほのぼのと〜》 天守閣が庭の三州灯篭越しに見えるお座敷で、妙齢な小唄のお師匠さんの爪弾く三味の音を肴にして、黒の小袖紋付の芸妓に「あ〜ら、ワー…

明敏な人々

昨日、名古屋で講演会があった。演者は封建主義者で危険な思想家の呉智英さんである。「障害と文化」という演題で2時間にわたる熱演だった。呉さんは、「福祉関係の講演というと、介護の実務か、専門分野の話か、人生訓話といったところが相場だが、今から話…

長久手の事件

ようやく長久手の立て篭もり事件が解決した。この男、気が小さいくせにケチなプライドばかり肥大させ、精神が脆弱なために些細なことできれる。弱い部分を隠蔽するために必要以上に暴れまくってしまうという典型的なバカといっていい。 日本史が好きな人なら…

名所江戸百景

安藤広重の手になる『名所江戸百景』というシリーズがある。読んで字の如く、江戸の名所を集めた風景版画集であり、安政3年(1856)から5年にかけて出版された。総数は119枚で、江戸の四季折々を花鳥風月あるいは雪雨霧を生かしながら情調的な絵に仕上げてい…

スイートピー

先週、街でばったり会ったガールフレンドからスイートピーの花束をもらった。その日はたまたま29回目の誕生日だったので、偶然とはいえうれしかったのじゃ。 正確に記述すると、ガールフレンドは仕事上で付き合いのあった人の母親で大正12年生まれのご婦人で…

読書会

昨夜、刈谷市の駅前で久々に読書会が開催された。課題図書は、勝谷誠彦『偽装国家』(扶桑社新書)である。3ヵ月ぶりの読書会だったので、本の話よりももっぱら近況をネタに激論を交わす。ホワイトボードは4回ほど真っ黒になった。「地方議員の痴呆度につ…

120冊も本が買えたのに……

いやー、やられましたぞ。 日曜日のことだ。キッチンの水栓の水が漏れだした。ほっておくと床まで水が流れてくる。家を建ててから8年が経過するので水も漏れますわなぁ。設置した業者に電話したが日曜日なので連絡がとれない。近所に水道工事店があるが、以…

政治家の気概

4月19日に「政治家は命を惜しんで防弾チョッキなど着込むんじゃない」と書いた。http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20070419 実は、大分市長選に出馬している現役の釘宮磐氏(59)が18日の朝から防弾チョッキを着ているという笑い話を読…

波をじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶかきわけて

中国が大量に汚染物質を排出するために日本列島が光化学スモッグに襲われている。また中国全土での河川の汚染が進み、いずれは沿岸部に染み出して東シナ海、黄海、日本海を汚染するだろう。 北朝鮮は射程距離5000キロの新型中距離弾道ミサイルを公開し、脅し…

脱税

和田秀樹さんが落語家の林家正蔵の脱税について口を極めて怒っていた。それにしても1億2000万円もの所得を隠していたとは恐ろしいヤツだ。その正蔵がこぶ平時代に1冊の本を出している。『通になりたい』(マガジンハウス)という本である。その中に「宵越し…

頑張る人

木曜日の夜、岡崎市の南の幸田町で陸上自衛隊の徒歩行進訓練が実施された。物好きなワシャは、その行軍を見るため仲間とともに冷たい暴風が吹きつける中を出かけましたぞ。 19時、豊川第10特科連隊の部隊が幸田町防災広場に陸続と集結する。19時25分、100人…

安全運転

免許の更新に行って来た。ワシャは優良ドライバーなので30分講習を受けるだけで免許をもらうことができるのじゃ。そこで「安全運転自己診断」というB5版8ページの冊子が配られた。内容は、27の質問に答えて、自分の運転がどういったタイプかを自己診断し…

抜きつ抜かれつ

愛車の自転車(流星号)で近所のサイクリングロードを走っているときのことである。ワシャの前を五十がらみのおばさんが買い物にでもいくのだろうか、自転車をゆっくりと漕いでいる。流星号はママチャリだが、3段変速がついているのでギアを1段落として一気…

金田一耕助

そう言えば金田一耕助はいろいろな俳優が演じていましたね。一番のはまり役は、やっぱり『犬神家の一族』(S51)で颯爽と現れた(実際にはヌボーと現れた)石坂浩二でしょうか。その他にも昭和56年に角川春樹事務所が製作した『悪霊島』で鹿賀丈史が少しニ…

立夏

昨日は立夏、太陰暦では立夏から夏になる。夏になったにしてはずいぶんと寒い日だった。 この時期の歌として有名なのはこれでしょう。「春過ぎて夏来るらし白妙の衣乾したり天の香具山」第41代持統天皇の御製歌(おほみうた)である。《春が過ぎ去って、いつ…

地域が蝕まれている(続き)

かつて日本の農村集落では、夜間でも鍵をかけるような家は稀だった。『となりのトトロ』のサツキとメイの家を考えてごらんなさいよ。夏の夜なんて開けっ放しでしょ。最近は犯罪の増加、地方化に拍車がかかり、田舎でも戸締りはきちんとするようになっている…

地域が蝕まれている

ワシャの町の北部に国道1号が東西に走っている。この沿線にディスカウントショップがあるのだが、ここの駐車場が休日の夜になると日本ではなくなるという。その噂の真相を確かめるべく潜入することにした。一応、トラブルがあった場合のことを考えて、余興…

久々の横溝正史

NHKBSが金田一耕助シリーズということで『犬神家の一族』、『悪魔の手毬唄』、『獄門島』、『女王蜂』、『病院坂の首縊りの家』の5作品を一挙に放映した。懐かしかったのでついつい観てしまいましたぞ。 これらの作品は1976年から4年間の間に制作された…

『100人のバカ』最終章(がんばれ佐高さん その3)

『100人のバカ』を読んでいて感じることがある。どうも佐高さんの臭いが希薄なのだ。「西部邁は別れた女の悪口を言うサイテーの男である」「露骨で、下品で、ゲスなヤッコダコ」「呉智英という小汚い青蝿」「切っても切ってもミミズのようにしぶとく生き残る…

『100人のバカ』は続く(がんばれ佐高さん その2)

佐高さんとお仲間の岡留さんは言う。《勝谷はテレビ芸で、日垣は活字芸、みたいなもの。日垣はかなりの数の連載をしているみたいじゃないですか。ほとんど1ヵ月書きまくっているんだろうけど。》 これに対して佐高さん。《ほかに楽しみもないんだろうからね…