2013-01-01から1年間の記事一覧

一年の御礼

今年もおつきあいいただきましてありがとうございました。皆さまにおかれましては良い年を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。 さて、平成25年は私にとりまして、忙しい……というと師匠に怒られますので、怒涛のような一年でありました。一緒ですね(…

酒について

「あったどー!」 書庫を探しまくって、やっとのこと『藤城清治 光と影の奇蹟』(美術出版社)を見つけましたぞ。昨日の日記で、影絵作家の藤城清治について触れた。それが気になって気になって……。心当たりの棚をあっちこっち引っ掻き回していたら奥のほう…

年末テレビ

年末・年始になると「どうでもいい特番」や「一年のニュースの振り返り」などで埋められておもしろい番組(もともと少ないけど)がなくなっていく。でも、この2〜3日はなかなか見ごたえのあるものがいくつかあった。 まず28日の午後6時に放映された「人生…

忘年会の締めくくり

昨夜、今年最後のささやかな忘年会を某所で……。 小さな駅のわきにある小さな居酒屋で、長崎産の生牡蠣や金目鯛の刺身を肴に熱燗をいただく。昨日あたりもぐっと冷え込んでいて、凍えた体に酒がしみていくのが心地いい。 その後、ちょっと離れたところにポツ…

東條というリーダー

一昨日、靖国神社のことを書いた。東条英機が合祀されていることも含めて肯定している。しかし、東條という人物を許しているわけではない。リーダーとして鳩山由紀夫や管直人と同様に無能だったと思っている。 支那中国や韓国の人が東條をしてヒトラーと並べ…

愉快なこと、不愉快なこと

「辺野古埋め立て:承認に市民ら抗議、県庁に千人なだれ込む」というニュース。 http://mainichi.jp/select/news/20131227k0000e010201000c.html 主催者発表で2000人、毎日新聞の報道では1000人となっている。まぁそれでも大した人数ではないが、今朝の朝日新…

勝手に帆座系

「ほざけ!」などという品のない言葉は使いたくないので「帆座系」と言い換えた(なんのこっちゃ)。因みに「帆座」とは大犬座の南東方向にある星座のことである。 そもそも帆座はアルゴー船座の一部だった。アルゴー船というのは、ギリシア神話に出てくる船…

恥も外聞もない

ううむ、呆れてものが言えない。まさに『嫌韓論』ではなく『呆韓論』である。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131225/plc13122503080001-n1.htm 産経新聞が言うように、どんな事情があるにせよ、人にものを借りたらまず礼を言うのが人の道、大人の…

「声」の特性

一昨日の朝日新聞「声」欄の筆頭投稿が恐ろしい。大分県の80代の男性は「もうご免だ 戦争のできる国」といつもの朝日の主張を繰り返す。内容はお定まりの安倍首相批判で、「このまま 手をこまぬいていると、国家主義的な考え方の安倍首相は、特定秘密保護法…

忠臣蔵の中のお役人

そもそも「忠臣蔵」は「赤穂事件」にヒントを得て書かれたフィクションである。実際の事件関係者をうまく組み入れてそれらしくは作ってあるが、もちろん史実ではない。そこを踏まえて、いろいろな資料にあたると実際の事件が垣間見えてくる。ただ「忠臣蔵」…

東京は楽し

愛知県にもどったのが遅かったので、昨日の更新はできませんでした。失礼しました。 いやーそれにしても充実した東京の2日間だった。土曜日、早朝の新幹線で品川へ。駅から歩いて泉岳寺に行く。泉岳寺では浅野長矩、その奥のあぐりを始め四十七士の墓に参る…

東京ナウ

ただ今、東京は日本橋のホテルにいます。昨日、歌舞伎座に行ってきました。これから皇居に行って、その後に、また歌舞伎座です。行ってきま〜す。 詳細は夜にでも。

知事たちの黄昏

猪瀬東京都知事がついに辞意を表明した。もう後半はボロボロだったから、潮時だと思う。 名古屋の河村市長が勉強会を開いた。60人ほどの参加者があったそうだが、河村さんに往時の勢いはない。うまくいかない議会対応の愚痴ばかりだったと参加者は言ってい…

落語会は楽しい

夕べ、地元で落語会。 出演は瀧川鯉昇、弟子の春風亭柳若、鯉毛(こいけ)。そして三遊亭歌武蔵、太神楽の鏡味味千代(かがみみちよ)という顔ぶれ。 鯉昇は、相変わらず絶妙の間で、口から出まかせを吹きまくっている。長い枕は富士山をボロボロにこきおろ…

成長から成熟へ

昨晩、家にもどって、さっそく天野祐吉さんの新書を開いた。のっけから天野さんは「世の中のほとんどすべてが歪んでいるように思える」と書き、その事例をつらつらと並べていく。「マスク」「原発」「テレビの画面」「福袋」「リニア中央新幹線」の歪みを、…

今日、読む本

昨日、仕事帰りにいつもの本屋で新書を一冊買った。 天野祐吉『成長から成熟へ』(集英社新書)である。10月20日にお亡くなりになられ、11月20日発行だからこの本が遺稿なのだろう。 本屋のあと、飲みにいったのでまだ読んでいない。でも、ちょっと目次を見…

宇佐を晴らす

司馬遼太郎の作品に『花神』という長編小説がある。主人公は幕末に活躍をした長州の大村益次郎である。大村はよく酒を飲んだ。肴は豆腐だけでよく、そればかりを好んで食べた。司馬は、大村のことをこう書いている。 《酒を飲まずにおれる人間はよほどの悪党…

寓話

先月、隣町の美術館で高村光太郎展をやっていたので覗いてきた。 高村光太郎というと「智恵子抄」から詩人というイメージが強いが、彫刻家としても名高い。才能のある人というのは、美術にも文学にも才長けているんですな(羨)。今回の展覧会で楽しみにして…

最近のニュースから

今朝の朝日新聞1面。「中国探査機、月面着陸」の見出しが躍った。こちらは読売新聞。 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131214-OYT1T00944.htm 朝日新聞は、《月着陸を「宇宙大国」となる足がかりとする考えだ。習近平政権は、国威発揚につなげる狙い…

中世の闇

21世紀になっても、この後進性はいかばかりであろうか。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131213-00000659-wsj-int 人に罪を問うにしても、弁明すらさせず、問答無用で死刑にするなどおよそ文明国の手続きとは言えない。未だに彼の国は中世の闇の中にあ…

ブランド力アップ戦略

外国人観光客の誘致にむけて京都が動き始めた。 その手法は、「日本」あるいは「和」である。京都の持つ舞妓、西陣織、清水焼、京料理などを駆使して、外国人富裕層をターゲットにしていく。 京都であればその吸引力は絶大だろう。そのおこぼれで大阪や奈良…

兜改め

日にちが一日ずれた。 建武2年(1335)の12月11日のことである。足利尊氏、直義軍が箱根で新田義貞軍を破った。 夕べ、某所で歌舞伎の集いがあった。そこでの話題はもっぱら歌舞伎座の12月の演目についてである。 当月は「仮名手本忠臣蔵」の通し狂言。出演…

うまい!

友達から麦焼酎をいただいた。商品名を「鬼日向」という。箱書きを見ると、製造者が「櫻の郷酒造株式会社」となっている。ほう、宮崎の「櫻の郷」とな。芋焼酎でけっこう有名な櫻の郷醸造のことかな?ちょいと調べてみたら、やっぱりそうだった。最近、櫻の…

不味い

12月6日の日記にOBと呑んだことを書いた。その人はワシャの酒の師匠でもあるのだが、その人から若いころのいろいろな話を聞いたものだ。もう時効になっているものもあるので、少し話したい。仮にその方をケムさんと呼ぼう。 ケムさんが20代前半の頃だった…

方向がずれている

ジュニア防災検定なるものが始まったんだとさ。ニュースはこちら。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131208/t10013668531000.html 財団法人のホームページはここ。 http://www.jbk.jp.net/ 子供たちが、防災の知識を身に着けること自体は悪いことではない…

3年でお別れなんて理不尽じゃぁないかい

書庫で使っていたパソコンがオシャカになった。12月5日の「えらいこっちゃ」 http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20131205 でも書いたが、メインのパソコン「FUJITSU LIFEBOOK AH520/2A」のモニターがまったく映らなくなってしまった。購入してわずか3年、…

脳と能

宵に飲んだ酒がよほど心地よかったのか、久しぶりに昨夜は熟睡をした。身体から疲れが一掃されていることが実感できた朝は何日ぶりだろう。 今かかえている仕事のほうもとりあえず峠を越えた。もちろんすぐに別なオーダーが降ってくるのだが、それまでの間、…

居酒屋再会

3年ほど前に、ずっと通っていた居酒屋の大将が倒れた。以来、その店は戸締めになって、あちこちの呑み屋をうろうろとしたものである。 その店が先月の末に再開していた。残念ながら大将は復帰していなかった。けれど、その息子が会社を辞めて、新大将として…

えらいこっちゃ!

今日はいろいろなことを書こうと思っていた。 まず、松平清康の命日だ。徳川家康のお祖父ちゃんね。戦闘能力の高い戦国武将で、あるいはこの清康が長命をしたならば、家康の登場を待つまでもなく、松平(徳川)は天下をその手中に治めていたのかもしれない。…

歴史に見る

今回の徳洲会事件 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000897-yom-soci の一連の流れを見ていると、戦国末の豊臣家の衰亡を思い浮かべてしまう。 一世を覆う英雄秀吉に連座して栄華を極めていた一族が、秀吉の死後さしたる間をおかずに瓦解してい…