2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日、文房具と靴下が欲しくなったので、大型ショッピング施設に行った。フリクションペンを3本とグレーの靴下を4足、雑誌を3冊購入した。 「あ、三ツ矢サイダーも買おう」 そう思いついて、食品コーナーに回る。レジ横でカゴを取ると、目的は三ツ矢サイ…
通勤路に使っている自転車道沿いに公園があって、そこの桜がけっこう見ごたえがある。今が五分から七分といったところか。通勤路から少し外れるが、市街地を南北に貫く開渠の用水が流れている。その沿川にもソメイヨシノが1km以上連続して並ぶ。そこも全…
「WiLL」5月号の加地伸行さんの巻頭言「朝四暮三」が毎回おもしろい。今回は『戦国策』から「狂夫之樂 智者哀焉。愚者所笑 賢者察焉」を引く。(狂夫の悦楽は、知者、焉〈これ〉を哀しむ。愚者の嘲笑は、賢者、焉を戚〈うれ〉う)と読む。現在の日中関係…
夕べのNHK大河『真田丸』、やはり真田昌幸の存在感が大きい。草刈正雄という役者が演じていることもある。それに加えて、戦国時代を強かに生きた真田昌幸の爽快さがいい。これらに引きつけられる視聴者も多かろう。 司馬遼太郎さんが『尻啖え孫市』の中で…
おそらく世が世ならば、ショーン・Kも佐村河内守も名士だったに違いない。 戦国時代、ほら吹きやうそつきが出世することは、それほど難しいことではなかった。もちろん2人の詐欺師がやったことを肯定するものではない。が、あれぐらいの山師はごろごろとい…
NHKのBSプレミアムに「美の壺」という教養番組がある。 http://www4.nhk.or.jp/tsubo/ 草刈正雄さんが案内役で、毎回、例えば「欄間」とか「かんざし」といったように、一つのテーマに焦点を当て鑑賞法のツボを解説する。これがなかなかおもしろい。4…
蓮池薫さんのお話を聴いて、『北朝鮮の日常風景』という写真集のことを思い出した。 http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E6%97%A5%E5%B8%B8%E9%A2%A8%E6%99%AF-%E5%AE%89-%E6%B5%B7%E9%BE%8D/dp/4861870348 たしか「東アジア」の…
午前5時30分、今、三ツ矢フルーツサイダーを飲みながら日記を書いている。適度な炭酸がさわやかだ。 昨日の日記で、ある講演会の前振りをした。それはクローズドの集まりだったので、その内容を書いていいものかどうか少し逡巡した。しかし、講演者自身がい…
昨日、某所でちょっとした講演会があった。その会の前に参加者とともにフランス料理のランチを食べた。けっこうあちこちにお偉いさんの顔も見受けられる会で、ワシャはたまたま代理で参加した。ワシャなんか見た目が若造で(笑)、貫録もないし、名刺交換を…
一昨日、能を観に行ったと書いた。その途中の電車でのこと。午前10時台の車内は混んでいた。その車両は左右4席の8席が優先席で、ワシャと友だちは、その間の通路で立っていた。次の駅で、母親3人と子供3人という組み合わせの乗客が乗り込んできた。元気の…
ところは越後親不知の海岸に近い山中である。地名でいうと上路(あげろ)になる。その険路を遊女と従者が善光寺に向かっている。そんなシーンを世阿弥が能狂言にした。物語をざっと述べる。「山姥」とは、山に棲む鬼女のことではあるが、それは山塊の化身で…
一昨日のこと。金山駅前(名古屋)で某学校の同級会をささやかに開いた。金山へはJRを使う。特別快速なら刈谷から一駅17分で着く。手前の安城駅からでも23分である。それがまた踏切でのアクシデントだった。人身ではなかったようだが、誰かが非常停止ボタ…
今、東海地方の天候は荒れ模様で、少し強い雨が降っている。まさに「彼岸時化」であろう。週初めにしとしとと降り続いた雨は「催花雨(さいかう)」だった。花が咲くのを催促するようにやさしく降る春の雨である。 「膏雨(こうう)」「膏霂(こうもく)「甘…
産経新聞のコラム「産経抄」は何の手続きをすることなくここで読める。 http://www.sankei.com/column/newslist/sankeisyo-n1.html 朝日新聞もこの間まで当日分と前日分はすんなりと見せてくれたのだが、今は「無料登録」という手順を踏まないと全文を読めな…
先日、地元の小学校の先生と話す機会があった。そこで「朝の読書」の効能について聞いた。授業の前に10分、子供たちに好きな本を読ませるのだそうな。そうすると子供たちが落ち着いて、いい一日がスタートできると言っていた。千葉で始まったものらしいが…
《仕事というものは騎手と馬の関係だ、と竜馬は、ときに物哀しくもそう思う。いかに馬術の名人でもおいぼれ馬に乗ってはどうにもならない。少々へたな騎手でも駿馬にまたがれば千里も征けるのだ。桂や広沢における長州藩、西郷や大久保、五代、黒田における…
46年前の今日、大阪の千里丘陵で「EXPO70」が幕を開けた。おそらくワシャが小学生の時の話だから、ワシャより若い方はピンとこないでしょうね。「こんにちは〜こんにちは〜世界の国へ〜♪」って三波春夫さんが唄っていた。「なんだか未来は明るいな」…
地元の図書館で「落語会」。会議室に仮設の高座をつくっての手作り感満載のものである。ただし、出演はすごい。瀧川鯉昇である。 http://www.takigawa-rishou.com/ 落語通に言わせれば、笑点メンバーや立川流の演者とは質を異にする。こればかりは観ていただ…
司馬遼太郎が「死」について書いている。昭和29年に仏教誌に載ったものである。 司馬さんは太平洋戦争末期に学徒動員された。まさに死ぬために学校を卒業させられ、短い訓練期間を経て、最前線に送りこまれる。「死」は目前に迫っていた。司馬さんは「死」に…
昭和14年春、ひとりの若者が和歌山の中学校を卒業する。まだ幼い面差しをもった17歳の少年は、卒業と同時に貿易会社に就職した。勤務先は支那湖北省漢口である。ここで英国製の背広を着て、米国製の自動車に乗って夜のダンスホールに入りびたってクーニ…
5回目の3.11が巡ってくる。 被災直後の宮城や岩手に入った。街が根こそぎなくなっている被災地を目の当たりにしたときには言葉も出なかった。 「なにかしなければ」と思ったのだが、5年が過ぎても、なんのお手伝いもできていない。それでもうちの町では、…
昨日、読書会。課題図書は見出しの『クールジャパン』(講談社現代新書)、著者は「第三舞台」の鴻上尚史さんである。「クールジャパン」という言葉は、まさに鴻上さんがテレビで発することにより、人口に膾炙してきた。 「かっこいい日本、優れている日本、…
今朝の朝日新聞に「桜」の記事が載っている。 《春本番を思わせる陽気となった8日、名古屋市東区にある早咲きの桜並木がほぼ満開となった。》 5日の土曜日に倉本聰の「屋根」に行ったことはすでに書いた。その劇の開場が正午ちょうどだったので、その前に「…
倉本さんとのご縁の話で大回りをしている。一昨日の日記と少し重複するがご容赦を。 2時間の劇は感動のラストを迎えた。会場にはすすり泣く声があふれた。ワシャも涙ぐんでいる。ここまではワシャも観客と同じ空間の中に身を置いていた。 拍手は鳴り止まな…
学生の頃から倉本聰に注目していた。大ファンだったショーケンが主役の『前略おふくろ様』で倉本脚本にはまった。自分にとっては数多いる脚本家の中でもダントツの存在と言っていい。 その人が「塾」を開く。そんな噂を耳にしたのは1983年頃だった。映画小僧…
昨日、名古屋で演劇集団「富良野GROUP」の公演があった。「屋根」 http://www.kuramotoso.jp/yane2016.html である。脚本・演出は倉本聰。出演は富良野塾の卒業生で固められていた。 物語は、大正10年から平成8年までの、富良野開拓農民夫婦の人生を描…
息子が友人の結婚式に出席した。最近は「引き出物はお好きなものを」ということでカタログを1冊もらって帰ってきた。欲しいものがなかったらしく、祖父母に「好きなもの頼んでいいよ」とカタログを渡してしまった。 何日か過ぎた。家に四角い宅配便が届く。…
文久3年(1863)3月4日である。旧暦であるので今のころあいでは2月の下旬といったところ。この時期は暖かな日が続くかと思えば、急に冷え込んだりを繰り返すので、季節感としてはそう違わない。 この日に徳川十四代将軍の家茂が上洛した。長州藩に操られた攘…
昨日、小さな宴席があった。今日、重要な会議があるので、ぎりぎりまで参加するかどうかを迷っていた。でも、結果として出席することにした。主賓がおもしろい人だったんですよ。 そこには凸凹商事の五郎丸くんも参加していた。ヤツはにこにこ顔で近づいてき…
大気圏10キロの空気感は直接味わったことがないけれど、おそらく希薄に違いない。ワシャたちは、いわば空気の底にいるわけだが、朝夕、自転車で走っていると、空気の密度を強く感じる。北風に向かうと、激流を川上に向かって泳いでいるようで、15分もあえ…