2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

愚将は危険

半藤一利+保坂正康『昭和の名将と愚将』(文春新書)を読んだ。昔から嫌いだったインパール作戦の牟田口廉也やノモンハンの辻政信、フィリピンから敵前逃亡した冨永恭次などが並んでいる。こいつらは誰から見ても愚物だったんだなぁ。 この本の中に愚将の定…

「ちりとてちん」終わる

ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。 昨日、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が終了した。NHK出版から出ている『ちりとてちん(上)』の帯にはこう書いてある。《自信なし!特技なし!将来の夢なし!バラ色の未来を妄想しては、現実とのギャ…

「ちりとてちん」終わる(続き)

(上から読んでね) さて、「ちりとてちん」の人物たちの人生はそれぞれ都合よく区切りがついたようだが、現実のワシャの人生はそうさっぱりと句点は打てない。人の都合に翻弄されながらも、金食い虫の大学生のガキンチョ2人を抱えて生きていかなければなら…

素晴らしき送別会

母校の中学校の校長先生が定年退職される。36年の長きにわたって我が町の教育に携わられ、最後の7年間は母校の校長として全うされた。 ワシャは母校の同窓会の役員をしている。このため年に1、2度、同窓会の役員会などでお会いしてお話をさせていただいた…

素晴らしき送別会(続き)

(上から読んでね) その後、PTAが作った校長先生へのビデオレターが上映されたが、これが泣けた。7年間の教え子たちが、それぞれ校長先生の思い出を語るのだ。今まで幾つもの送別会に出てきた。それこそ100回では収まらないほどである。しかし、こんな感…

賽の河原株式会社

平成16年の4月、地震・災害対策のプロジェクトチームが立ち上がった。この時に出先の営業所から呼び戻されてそのチームの一員に加えらた。発足当時は総務課の片隅にある本棚の隙間のようなところでたった3人でのスタートだった。 その年は災害が多かった。6…

頭が重い朝

昨日、春まだ浅い信濃路へ行ってきました。行って、すぐに戻って、夕方から地元で宴会です。で、やっぱり二日酔いになっているのでした。今から出勤です。今日も長い一日になりそうな予感がしています。

ピストルを取って来るまで伏せて待っててね

3月24日の日記「伏せろ!」で、映画「大脱走」に絡めて、人混みのでの犯人確保の方法を述べた。でも、根本が違っていましたね。殺人者を確保しようというのにピストルを携帯していなかったんですから。どうしようもありません。水鉄砲でも持ってたらどうです…

腕の記憶

昨日のことだ。ワシャの職場に小さな訪問者があった。 新春早々、一緒にプロジェクトをやっている後輩が双子の女の子を授かった。プロジェクトのメンバーで気持ちばかりのお祝いを出した。それに対して後輩の奥さんが2歳になる長男と二人の赤ちゃんを伴ない…

伏せろ!

1963年に製作された「大脱走」という映画がある。第2次世界大戦の時に実際にドイツで起こった集団脱走を題材にしてスティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームス・コバーン、ジェームス・ガーナーなど豪華キャストで映画化された。 実際に捕…

伏せろ!(続き)

(上から読んでね) ピットはホームを改札とは逆の方向に人波を掻き分けて逃走する。ドイツ兵はピストルを構えて一喝する。「伏せろ!」 一般の乗客たちはその命令にしたがってその場に伏せた。走っているのはピットのみである。銃声が轟き、銃弾に貫かれた…

浜は片山を超えた

への字口で有名な同志社大学の浜矩子教授が今朝の「報道2001」に出演していた。この人、昭和27年生まれ、御歳55歳である。でもね、1年前に始めてテレビでご尊顔を拝した時には10歳は老けて見えましたぞ。たぶん研究に没頭していたんでしょうな。髪はボサ…

この国の病理

今朝の朝日新聞政治面「チベット対応 首相板挟み」という記事に福田政権の中国対応が書いてある。「日本側からは手を出せない」「影響を与えない形で」「日本としては一線を画す」「神経質にならざるをえない」「回復した関係を壊すべきではない」「荒立てた…

合縁奇縁

そういえば、以前にhttp://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20070214コラムニストの勝谷誠彦さんが、河口慧海(えかい)『チベット旅行記』(講談社学術文庫)を推薦していたなぁ。このところのチベット騒乱の報道を聞いていてそのことを思い…

ワルシャワ、犯罪に遭う

昨日も雨が降っていた。上下モスグリーンのカッパにやはり同じ色の75cmの傘という出で立ちで流星号をケッタくり仕事帰りに本屋に寄った。本屋の駐輪場に流星号を停めて鍵をかう。ワシャの町は田舎町だが、泥棒がけっこういるので用心用心。 傘を傘立に突っ…

ラサへ

ワシャの大好きなコミックに村上もとか『龍RON』(小学館)がある。押小路龍(おしこうじりゅう)という若者を中心にして昭和の動乱期に生きた男たち女たちを描いた壮大な歴史ドラマだ。全42巻、最終巻は日ソ不可侵条約を一方的に破棄したソ連軍が満州に…

心肺機能の心配

高地(低酸素の状態)で運動をすると、平地で運動する場合に比べより多くの負荷を心肺にかけることができる。このため筋肉や関節に無理な負担をかけることなく心肺機能の強化ができるのだ。だからアスリートたちは高地トレーニングを選択する。 例えば名古屋…

日曜日は忙しい

昨日は忙しかったわい。朝一番で床屋さんに行く。カット&パーマで2時間。それから家に帰って着替えて職場に出勤する。10月から手掛けてきたプロジェクトの成果報告会である。80人ほどの関係者に3時間のプレゼンテーションを行う。夕方には大相撲を見なけれ…

本漁り

昨日は天気が良かったので、名古屋方面に本の買出しに出掛けた。左巻健男編著『地球環境の教科書10講』(東京書籍)地球環境研究会編『地球環境キーワード事典』(中央法規)川辺川利水訴訟原告団編『ダムはいらない』(花伝社)松原武久『一周おくれのトッ…

おほめにあずかりまして

セコ道さんhttp://sekomichi.vox.com/library/post/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8C%E3%81%BE%E3%81%9F%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F-2.htmlに3月10日の日記をほめてもらったのでちょっとうれしい。 でも、その日記の冒頭で「半月板」を「半月…

チベットの悲劇

チベットのラサで暴動が起きた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000135-mai-cn ギョウザに農薬が混入したことすら認めることのできない歪な王朝に蹂躙されているチベット人に同情を禁じえない。 かつて司馬遼太郎はこんなことを言っている。…

「蔵書大売出し」その結末(後編)

メールに添付されているエクセルファイルを開く。はてさてどの本をいただけることやら。楽しみだなァ。 開いて、まず目に飛びこんできたのが、リストの一番上に書いてある敬称のついていないワシャの名前だった。呼び捨てかよ。まぁいいや。本を安く分けてい…

「蔵書大売出し」その結末(前編)

昨日、1通のメールが届いた。「希望古書の申込結果について」という件名だ。束の間、思い出せなかった。送信者は「図書課」とある。なんだっけ?(考え中考え中考え中……) あ、思い出した。11月20日の中日新聞に、愛知教育大学の図書館が「蔵書1万4000冊100…

素面(しらふ)で読んでも難解

昨日の続き。 う〜む、白波を飲まずに最も読書に集中できる風呂で読んだのだが理解できなかった。仕方がないので『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『図解「哲学」は図で考えると面白い』(青春出版社)、『哲学がわかる。』(朝日新聞社)、工藤綏夫『キルケ…

何回読んでも難解

《人間とは精神である。精神とは何であるか?精神とは自己である。自己とは何であるか?自己とは自己自身に関係するところの関係である、すなわち関係ということには関係が自己自身に関係するものなることが含まれている、―――それで自己とは単なる関係ではな…

アスリートの発言

高橋尚子が名古屋で27位だった。惨敗だ。しかし8月に半月版を手術して、よくぞここまで戻してきた。その努力には素直に拍手を送りたい。 でもね、「あきらめなければ夢はかなう、ということを伝えられるレースにしたい」とレース前に口走っていたことが、ず…

沙門空海唐の国にて鬼と宴す

全巻を読み終えた。1日で4冊は久々の集中読書だったわい。途中で日記を書いた以外は一気呵成に読み終えた。総原稿枚数2,600枚、このボリュームは『カラマーゾフの兄弟』の3,000枚に肉薄するものだ。 昨年末に『カラマーゾフの兄弟』を課題図書にした読書会…

左門、9回登録に「怨念!」と打ったゲッツー

星飛雄馬のライバルである左門豊作が9回にようやく登録され、その悔しさに「怨念!」と叫びながら打った一球はゲッツーになってしまった。 違う! 実は昨日のことだった。朝、出勤すると始業前だというのにデスクの電話が鳴った。「はい、ワルシャワです」「…

痛みの数値化は難しい

病院に行く。先生「腰の痛みはどうですか?」ワシャ「以前と比べるとずいぶん良くなったと思います」先生「以前を10とすると今はいくつぐらいですか?左右別々に仰ってください」ワシャ「右が1くらいで、左が3といったところでしょうか」先生「仕事に支障…

どたキャン2題

昨日、名古屋御園座で小林幸子特別公演夜の部が急遽中止になった。昼の部のときから共演の若林豪さん(68)の調子が悪く、夜の部の開演直前に楽屋で倒れたそうだ。救急車で病院に搬送され緊急手術が行なわれたらしい。かなり危険な状態とのこと。 午後3時40…