2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

議員の評価

4月17日に「議員のレベル」を書いた。いろいろ言いたいことはあるけれど、ワシャにも議員の友人や仲間がいるので、本からの引用で抑えておく(笑)。3月30日に話題にした相川俊英『トンデモ地方議員の問題』(ディスカヴァー携書)からである。 「地方…

我が意を得たり

「週刊朝日」の5.8-5.15合併号。週刊誌は基本的に読みたい記事が2つあれば購入する。この合併号は、グラビアが中村勘九郎と七之助だったので、まず1つ。そしてこの号から「司馬遼太郎の言葉」という新連載が始まった。これは内容確認のためにも買わざるを…

宴会

久しぶりに仕事の話しかしない宴会だった。それ以外に共通する話はない。悪口で盛り上がろうにも、その当事者がみんなそろっているから、それもおおっぴらにはできなかった(笑)。酒を注ぎに回るのだが、「仕事どう?」「仕事順調?」くらいしか話の発端が…

議員のレベル

統一地方選の後半戦が終わった。投票率はどの自治体も低迷している。これは昨日が行楽日和だったからということばかりではなかろう。候補者の質の低下、これが投票の低迷に輪をかけていると思っている。 もちろんもののいい候補者もいた。しかし、そうでない…

新聞の終焉

今朝は久しぶりに寝過ごした。夜明け前に一度目が覚めたのだが、トイレに行って補水したら、また眠ってしまったらしい。久しぶりの休みなので気が緩んだか。 ごそごそと起きてきたのが午前7時半。キッチンに降りていって、バナナを食べながらレモネードを飲…

たかが

《作家の曽野綾子氏が「日本でも移民を受け入れた上で、居住区を分けた方がいい」と2月11日付の産経新聞コラムで主張した件について、「ロイター」や「ウォール・ストリート・ジャーナル」といった海外メディアが、批判的に報じている。》という報道。 http:…

今回は支持

麻生財務大臣の支那中国人記者への対応に波紋が広がっているんだとさ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000148-jij-cn 《中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を見送った日本政府の対応を「野党が批判している」とただした中国…

AA会議

今朝の朝日新聞1面に、安倍晋三首相と習近平国家主席が握手する写真が載っている。安倍さんの笑顔はいい。習さんも一応は不気味な笑顔を浮かべている。11月の北京での非礼な状況を考えれば、ずいぶん軟化してきたものである。これは歴史が証明しているこ…

いろいろと

昨日は定例の読書会があった。課題図書は、伊藤之雄『昭和天皇伝』(文春文庫)。ところが急にお通夜が入ってしまって、読書会自体には参加できず。 友人の奥さんが亡くなったのである。その通夜がちょうど重なったので、そちらを優先した。 友人とは幼稚園…

ライブはおもしろい

日曜日に、中日劇場の「四月花形歌舞伎」の夜の部に行ってきた。演目は「新・八犬伝」である。原作は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」にあるわけだが、すこし体裁が変わっている。原作の悪は「玉梓が怨霊」だが、「新・八犬伝」では、魔界の大天狗の崇徳院とな…

帷幄上奏(続き)

昨日、中日劇場で夜の部「新・八犬伝」を楽しんできた。その話をしたいのだが、「帷幄上奏」が積み残されたままなので、まずはそちらを片付けておきたい。 河原敏明『良子皇太后(ながここうたいごう)』(文藝春秋)の中に「宮中某重大事件」という章がある…

昭和の風

4月8日に隣の街で呑んだ時に「嘉助最中」の話が出たことはすでに書いた。 http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20150409 その時には「最中」の話ばかりではなく、映画の話も先輩から出た。『レッド・ムーン』という映画である。この題名を聞いて「あの映画ね…

報道ステーション

テレビ朝日の「報道ステーション」は7年半ほどまともに見ていない。MCが空疎な言葉遊びばかりの古舘伊知郎になってから面白くなくなかったからね。最後に見たのは、バングラデシュの台風の話の時だと思う。 http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20071125/1195…

帷幄上奏(いあくじょうそう)

「帷幄上奏」について考えている。いえいえ、そんなに大したことを考えているわけではないんですよ。 たまたま、今月の地元の読書会の課題図書が、伊藤之雄『昭和天皇伝』(文春文庫)なんですね。その中に、昭和5年の「加藤軍令部長の上奏阻止」事件が出て…

合間の晴れ

朝目覚めると、久しぶりに窓が明るい。寝ぼけ眼でカーテンをめくって見れば、おお懐かしや。西の空が青一色で染められている。 ワシャは自転車通勤なので、雨風はホントに困る。上下アーミーカラーのカッパに長靴という出で立ちで、カバン、革靴などは大きな…

写真の話

《「慰安婦」展拒否 市民団体が新座教委に抗議文》 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150413-00010011-saitama-l11 新座市教育委員会、ガンバレー! 左筋の共同代表は「写真団体は同じ場所で作品展などを開催しているのに、『慰安婦』展だけ不許可となる…

お酒の話

歌舞伎に「三姫」という役柄がある。そもそも歌舞伎ではお姫様役を「赤姫」と呼ぶのだが、その中でも三つの代表的な大役を「三姫」という。演目と役名を並べてみると、「本朝二十四孝」の八重垣姫、「金閣寺」の雪姫、「鎌倉三代記」の時姫であり、どれもが…

四月花形歌舞伎

昨日、中日劇場の昼の部。演目は、市川右近の「操り三番叟」と四代目猿之助の「雪之丞変化」である。「操り三番叟」は、前座として取ってつけたようなものだが、それでも舞の名手右近の技が冴えている。右近が操り人形になって舞う。春を感じるいい演目だっ…

不埒者

《たばこ「魅力削ぐ包装」各国に波紋》 http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150410-00000019-biz_fsi-nb なんだかエゲツナイ写真を印刷したタバコのパッケージを見かけたことがあるが、やり過ぎだとはっきり思う。ワシャはタバコを吸わない。無遠慮にタ…

三日連続

夕べも隣町の西尾駅前で宴席。西尾には緑川という桜の名所があって、その川沿いの料理屋で花見をしながらちょいと一盃ということになった。今年の開花は早かった。桜がこの時期までもつだろうか、という心配もあったが、このところの冷え込みで、緑川の桜は…

昨日も今日も

昨日も宴会。合計40人ほどの歓送迎会だった。会自体はわるくなかった。上位者に謙虚な人が多かったんでね。そういう紳士が上座に並べば並ぶほど、会の雰囲気はよくなる。躾が行き届くというのだろう。そういった意味では、合格点に達していた。煙草も完全…

いろいろなニュースが入ってくる

夕べ、刈谷駅前の某所で飲み会。久しぶりにお会いする方もみえて、それは楽しい会となった。 「加助最中」 http://r.goope.jp/takasho/menu/264466 の話(信州松本貞享騒動)から、伝通院お大の話にまで及んだ。お大さんは知る人ぞ知る戦国末期の女性で、間…

文化財は大切に

推古17年というから、ざっと1400年前のことである。奈良の飛鳥寺の釈迦如来坐像が4月8日に完成している。ワシャが飛鳥寺を訪なったのは20年も前のことなのだが、飛鳥大仏におかれてはお変わりなくお過ごしのことだろうか。まぁ1400分の20年だ…

政治家かくあるべし

夕べのBSフジの「プライムニュース」で、菅義偉官房長官が沖縄問題についてこう言った。 「誰かがやらなきゃダメなんだ」 だから私がやる、この心意気を持っているかどうかで、人(政治家)の良し悪しは決まる。この官房長官はモノがいいと思う。 http://h…

哀れなものども

ISがハトラ遺跡を破壊した。 歴史・文化に畏敬の念を持たない人間を軽蔑する。 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6155477 遺跡を破壊する行為も最低最悪なものであるし、 http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015040401001879.html 長谷寺などの文化財に油の…

昨日のつづき

かなり前に、ある新聞社の論説委員と話をしていて「政治家ってのはある程度、社会とか人生を知ってからでも遅くはないのではないか」ということを言われていたのが印象として残っている。その時は、岐阜県美濃加茂市長の判決が出た直後で、「若い首長がほん…

議員の劣化

《そこは何といっても、二千石余の大身旗本の子息であるから品格も正しく、堀内源左衛門直伝の一刀流をおさめた権十郎だけに、これが十八歳の若者とは到底おもえぬ落ち着きがある。》 池波正太郎が『おとこの秘図』の主人公である徳山権十郎(とくのやまごん…

夜半、喉のかわきで目を醒ます。闇の中でも、ぼんやりとものの形はわかるので、もう一度眠るというあわい期待もこめて灯りは点けなかった。 寝室から出て、手すりをたよりに階段を下りる。キッチンで水を飲み、ふと振り返ると、書庫が明るい。う〜ん、「明る…

昭和天皇実録

先回の「たかじんのそこまで言って委員会」で京都産業大学名誉教授の所功さんが番組の最後で本の紹介をされていた。『昭和天皇実録』(東京書籍)である。所先生は言われる。「この実録の大切なのは、ご誕生から25年間、今まで出てこなかった部分が非常に…

徳山権十郎

一人の人物と出会った。名前を徳山権十郎(とくのやまごんじゅうろう)という。もちろん現代の人ではない。江戸侍の履歴書『寛政重修諸家譜』に依れば、元禄13年に11歳で徳川綱吉に拝謁をしているから、元禄3年生まれである。その後、2240石を継ぎ、大旗…