おっちょこちょいなモノども

 長久手町は今回の立て篭もり事件を教訓にして「危機管理マニュアル」を作成するんだそうだ。気の早いことですな。町長がおっちょこちょいなのか、幹部に軽躁なのがいるのか判らないが、どちらにしても意味のないことをする。拳銃を持った元暴力団員のことなど警察に任せておけばいいし、事件が発生すれば地震や風水害の時に立ち上げる「災害対策本部」を設置すれば事足りるだろう。
 家に帰れずバリケードテープの外に佇む母子の映像が流れていたが、この時、町長は何をやっていたのか。さっさと「災害対策本部」を作って、「避難所を開設すべし」と命令し、そこに職員を派遣して寝具の用意、食事の用意をさせればいいのだ。
 この町長さん、本当に千差万別な犯罪に対してマニュアルができると思っているのだろうか。足下でおこった凶悪事件にびっくりしてヒステリーを起こしているんじゃないでしょうね。この事件が長引いたのは、何も長久手町の対応が悪かったわけではない。偏に県警本部長の腰が坐っていなかったことによる。百歩譲って、「マニュアル」を作るとしても、警視庁やせいぜい県が作れば充分だろう。45,000人ほどの町があわてふためくことではない。こんなことに町職員の時間を割いている場合か。そんな暇があったらホームページの町長のメッセージ
http://www.town.nagakute.aichi.jp/shoukai/message/mssge.asp
を書き直したほうがいい。未だに「愛知博」でもないでしょう。
 でもね、騒動好きのワシャは、結構、「長久手町危機管理マニュアル」の完成を待ち望んでいたりする。不謹慎ですが、どんな笑えるものができるのかワクワクしませんか。