忌まわしき事件

 横浜で、通りすがりの危痴害女(新潟県三条市林町、職業不詳、菊池詩央29歳)が、2歳児をナイフで襲い重傷を負わせた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000045-mai-soci
 このニュースに接し、平成17年2月に愛知県安城市イトーヨーカドーで起きた乳児殺害事件を思い出してしまった。
 どうして巷にはこういった危痴害どもが野放しにされているのだろうか。顕かにケダモノならば注意をすることもできようが、人間の皮を被っているから始末におえない。ただ、こいつらは一般の人間とは目が違う。よく観察すると目が逝っちゃってるので、「こいつは危ない」ということが判る。そういう人物が近づいてきたら注意を怠ってはいけません。そいつらから目を離さず、間合いを詰めさせないことが肝要ですぞ。

 2年前の事件の裏話でこんなのがある。
 乳児が頭部を小型包丁で刺された。すぐに119番通報がなされ、地元の救急隊が現場に急行し、乳児を安城市南部にあるK総合病院に搬送した。残念ながら乳児は瀕死の状態で手の施しようがなかったという。
 この後、地元の消防に苦情が殺到した。
「どうして赤ちゃんをK総合病院に運んだんだ。すぐ近くのH病院に運べば助かったかもしれない」
 市内にはクレーマーの言うとおり2つの病院がある。南部のK総合病院と現場から500メートルほどの立地にあるH病院だ。多数のバカは「なぜ近くの病院に行かなかったのだ」と救急隊を責めるのだが、このときの判断は正しかった。
 知人の救急隊員は言う。
救急救命士は傷の具合、患者の状態を確認すれば、どういう処置が必要かということは概ね見当がつきます。この被害者の傷の状況を聴くかぎりでは、中規模病院のH病院では対処できなかったでしょう。その時の救急救命士もそう判断してK総合病院を選択したはずです」

 何も解らない連中が、ニュースに飛びつき軽薄な正義感など振りかざすんじゃない。クレーマーの御託も危痴害の振るう刃物も根っこは同じなような気がして仕方がない。