自宅から400ｍほど離れたところに木造の倉庫のような建物を持っている。その近所の人から「ハチが軒先に巣を作っている」というクレームが入った。
見に行けば、駐車場に面した高い軒裏に直径10cmほどのアシナガバチの巣がかかっている。
アシナガバチは、こちらから手を出さないかぎり攻撃してくるようなことはない。高い軒の下なので、人と接触することもないだろう。すでに秋は深まり始めている。アシナガバチが活動しても、あと半月くらいのこと。スズメバチやクマバチではないのだ。そっと生き物の営みを眺めていたい。
基本的にアシナガバチは益虫だ。彼らは細かい蟲を捕食して生きている。つまりアシナガバチがいなくなると、その環境の中に小さな虫、細かい蟲が増殖するということになる。軒裏に巣を作ったアシナガバチを除去しても、アシナガバチはまた同じようなところに巣を作る。その辺りは、アシナガバチがのびのびと暮らせるくらい、環境が豊かだということでいいではないか。万が一、室内に侵入してくるようなことがあれば、蠅・蚊用の殺虫剤で追い払えばいい。
ある人も言っていた。
「外に飛んでいるのは、自然が豊かなところだ、ぐらいに思っておきましょう」
そのとおりだ。虫とはいえむやみに殺生はいけない。
倉庫から自宅に戻るとき、湖（笑）のほとりで、彼岸花を見つけた。今年、初めて赤い花を見た。もう秋本番なんですね。
テレビを見ていたら、虫のような顔をした若者が何かを喋っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00003690-bengocom-soci
害がなければ放っておきましょうか。
