報道ステーション

 テレビ朝日の「報道ステーション」は7年半ほどまともに見ていない。MCが空疎な言葉遊びばかりの古舘伊知郎になってから面白くなくなかったからね。最後に見たのは、バングラデシュの台風の話の時だと思う。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20071125/1195934626
 左寄りの久米弘氏にも違和感を抱いていた。それでも久米氏には一種の聡明さのようなものが感じられ、育ちの良さそうな面差しも、その点を補っていたので、我慢をしながらもニュースを聞くことができた。しかし、古舘氏は、口ほどに知識がなく、例えば石原慎太郎氏などと対峙すると、まったく歯が立たない。基礎的な知識がきっちりと入力されていないから、口舌の徒であるところがばれてしまうのだ。おそらく、この人には主義主張とか、生き方の指針などが醸成されていないんだな、そう思えてしまう。
 おいおい、おまえは(ワルシャワは)古舘氏と石原氏の対談の回の「報道ステーション」を見ているジャン。そうでした。そこの部分だけちょっとだけ見ていたかも。それ以外は見ていないと思いますよ(笑)。
もちろん(自信満々)、あの古賀茂明氏が放送事故を引き起こした回も見ていない。その後、他の報道番組で何度も放送してくれたので、一部始終は確認したけれども、あの古賀氏の暴走は、古舘氏の浅知恵では切り抜けられまい。古舘氏が裏表のある人間だということを暴露されてしまった。もちろんそんなことは良識のある人ならとっくにわかっていたことだけれど、そのことを図らずも全国放送で露呈したわけだ。
「文藝春秋」の5月号にジャーナリストの上杉隆氏が寄稿している。題して《古舘伊知郎報道ステーション」の最後》である。
 内容はどうでもいい。ここで興味を引いたのは、古舘氏のギャラが年間で12億5000万円も支払われているということである。古舘氏のプロダクションということになると、30億円に上るというから恐ろしや。
 見ていないからなんとも言えないけれど(言うけれど)、あんな不勉強な司会者にそれほどの高額なギャラが支払われているとは、テレビというものは儲かるものなんですな。

 帷幄上奏の続きははもうちょっと待ってね。待ってないですよね。