あの日を忘れない

 午前5時起床。書庫に移動して、本の隙間で東に向かい正坐をする。4年前の大惨事の犠牲者に黙祷を捧げる。「あの日を忘れない」

 いやー、最近、涙もろくなってきたようだ。
 3月6日の日記に、村上もとか『JIN−仁−』(集英社)のことを書いたので、久々に読み直してみた。感動しましたぞ。麻疹や虎狼痢(コロリ)から幕末江戸の人々を守るために、その時代に生きることを決意するところは、一番初めのエピソードと言っていいのだが、のっけから泣いてしまった。物語の中には素晴らしい医師がいる。もちろんフィクションの中の話だが、フィクションと言えども、見習うべき点は多い。再度、読んでみて確信したことは、群馬大学で腹腔鏡手術をした人は『JIN−仁−』を読んでいないということ。

 日馬富士の相撲は品がない。こんなのは横綱の相撲とはいえない。月曜日は栃煌山が土俵を割っているのにも関わらず、ダメ押しをしている。昨日はモンゴルの後輩の逸ノ城にバタバタだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00000071-dal-spo
 白鵬も懸賞金をつかんでガッツポーズをするなと言われて久しいのだが、相変わらずやっている。こんなのが大横綱と呼ばれていることは納得できまへん。大鵬の土俵態度は誠実で武士道を体現していた。強い者こそさらに謙虚であるべきだろう。

 下関市長が、下関市立大学大学院の修士論文を提出していたが不合格だったとさ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00000019-asahi-pol
 市立大学だから、下関市長の強い影響を受ける大学ということである。まぁ余程のことがないかぎり、並の論文であったなら、普通は合格でしょう。それが不合格とは、かなりレベルの低い論文だったという。情報公開などした日には、恥の上塗りということになりかねないからやめたほうがいい。社会人対象の教育プログラムを受講するため、公務後に大学院に通っていたのは立派だ。しかし、市長の仕事や自身の人生なども盛り込んだ研究成果がお粗末だったんだね。でも、読んでみたい気もする(笑)。

 淡路島の5人刺殺事件である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00000171-jij-soci
 和歌山小5殺害事件
http://matome.naver.jp/odai/2142356479258107401
でもそうなのだが、周囲の人々は加害者の奇行を認識し、警察に相談をしていた。しかし変なやつというだけで、犯罪行為がなければ警察も手が出せなかった。今はやたら「人権」がうるさいからね。おかしな行動をとる変なやつにも「人権」はあると左筋の人は言っている。近世以前ならコミュニティを乱す輩は村人が寄ってたかって……てなこともありました。危痴害にはいい時代になったというか、やれやれ。