大相撲改革

 終わってみれば予想通り白鵬の独走で、がらがらの館内の状況を見れば相撲ファンの期待値もその程度だったということ。
 白鵬の14勝1敗はまあいいだろう。西の横綱日馬富士の10勝5敗は、横綱じゃないよね。鶴竜は休場しているし、大関にいたってはクンロク大関どころか勝ち越すのが精一杯という惨憺たるありさまだ。小結以上の役力士10人中半分がモンゴル人で、優勝はモンゴル人、殊勲賞・敢闘賞もモンゴル人、相撲について尋ねられても、日本人は口モンゴルしかないじゃないか(苦笑)。
 こうしたらどうだろう。高校野球でも東北の選手が関西弁バリバリだったり、山陰の選手がズーズー弁だったりということがある。大相撲も出身国は出身国として、例えば、日本に相撲留学に来て、五所川原商業高校で修行したなら「青森県」、埼玉栄高校なら「埼玉県」、近畿大学なら「大阪府」、明徳義塾高校なら「高知県」というふうにすればいいのではないか。NHKの国際放送では、そこに国籍「モンゴル」とか「エジプト」といれればいい。
 そうすれば大阪の人は近大出身のモンゴル人力士もご当地力士になるわけだから、応援にも力が入ろうというものである。