厳しく躾(しつけ)

 いやー、昨夜は、というか、深夜の御前様まで飲んでいたので、ついつい寝過ごしてしまった。寝過ごしたというよりも、布団の中でごろごろしていたというほうが正しい。
 今日は久々の月曜休みなので、寝過ごしてもいいのだけれど、今日は4つ用事があって、けっこう忙しい。午前中にお世話になった人にご挨拶に伺う。昼に隣町へ走り研修所の同期の仲間とと会食、午後には豊田市に回って用を済ませ、夕方から再び刈谷市にもどらなければならない。休みなのに休みじゃないんですね。にも関わらず、この朝寝坊は痛いなぁ。午前10時にパソコンの前に座っていてはだめでしょう(笑)。
 このところ福田恒存の本を集中的に読んでいる。その中に気にいった言葉があったのでメモしておく。
《躾は理屈ではない、無条件の強制である。なぜ膳の上に足を載せてはいけないのか、なぜ「行って参ります」と言はなければならないのか、三歳や五歳の子供に向つて、誰がそれを論理的に説明し得るか。強制的な繰返しを以てするほかはないのである。》
 白洲正子も似たようなことを言っていた。子供に個性とか自由の尊重など必要ないのだ。なにごとも子供の自由にさせてはいけない。人間として知っておくべき基本をがちがちに身に着けさせることしか、人間を形成することなどできないのだ。なるほど、戦後の「個性尊重」の教育は間違っていたんだね。自らの来し方を反省しつつ。