いろいろなニュースに思う

 衆議院議員町村信孝氏が亡くなられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00010001-doshin-pol
 町村氏、お顔が穏やかで、政治家というより優しい学校の先生という風情をもつ方だった。本当に善い人だったと思う。ご冥福をお祈りする。
 それはそれとして、町村氏、というか政治家は「出処進退」を明確にすべきではないのか。齢70である。一般の人ならとうに定年を過ぎている。常識的には、平成24年脳梗塞を発症したときに、政界引退でよかったのではないか。「しかし、お国のために病をおして再起した」は、確かにお涙ちょうだいものではあるが、町村さん級の国会議員は、当選回数をのぞけば数多いるのだ。そして本年4月、再度の脳梗塞で、軽重はともかくも、議長は辞任した。その後、治療に専念しながら衆議院議員は継続していたという。え、衆議院議員という仕事は、70歳の高齢者が、入院しながら片手間でできる程度の仕事なの?
 
 夕べの「BS朝日」で、「高倉健・名画を旅する 幸福の黄色いハンカチ 網走から夕張へ!」をやっていた。前田吟と池上季美子が赤い車で、健さんゆかりの地を巡るという番組なのだが、構成が下手なので、旅をすすめるワクワク感がなかった。映画は35年前の作品である。とくに夕張なんかは失敗自治体だから、風景などごっそりと変わっている。ところどころ映像を挿しこんではいるものの、絵が一致しないので診るものに伝わってくるものがない。スチール写真でもいいのだ。それぞれの場所できちんと現在と過去とを重ねていくという手間を惜しんだゆえに大失敗となった。
 それにしても、池上季美子、どうしちゃったんだ。ヘアスタイルも眉も化粧も、みんな30年前から固まったままじゃないか。
http://matome.naver.jp/odai/2143021086020623701
 衆議員議員の片山さつきと同じ症状を呈している。昔を引きずったままだ。

 コラムニストの勝谷誠彦さんが鬱病を告白した。
http://www.sankei.com/life/news/150530/lif1505300029-n1.html
 勝谷さんには何度もお会いしている。東京でも丹波篠山でも名古屋でも刈谷でも。その度に思ったのが「パワフルな人だ」ということである。勝谷さんのようなパワーの持ち主でも「鬱」から逃れられないとは……。
 日垣隆さんの『折れそうな心の鍛え方』(幻冬舎新書)が役に立つと思います。勝谷さんに薦めてみようかな。