新たな論客

 昨日の「プライムニュース」である。
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150603_0
 テーマは『韓国“軟化”の兆し?要人交流活発化の裏事情』。ゲストは、産経新聞(といってもソウル在住)の黒田勝弘氏、韓国しか見えない金慶珠氏。そしてもう一人が、国際政治学者の三浦瑠麗(ルリ)氏だった。
 瑠麗氏、まだお若い。しかし、かなりしっかりしていている。口調は穏やかだが核心をズバリと突いてくる。ペラペラペラペラと薄っぺらなことをまくし立てる金氏に「発言が情緒的ですよね!」と言い切る。さすがの早口金氏も、たじたじとなる場面があった。
 韓国が勝手に火種としている「世界文化遺産登録」についても、三浦氏は登録を反対する韓国を真っ向から批判するのではなく、側面から斬って捨てる。
「歴史遺産というものは、町おこしなんですよ。ある種、町おこししか考えてなかった日本国民を、起こしてしまった。日本の政府と人民をわける中国のようなしたたかな戦略ではなく、政府も国民もまるっと敵に回すという攻撃的なやり方は戦術的にはミスですよ」
 金氏、なんの反論もできない。
 番組最後のコーナーである「私の提言」で、日韓関係について三浦氏はこう書かれたボードを出す。
「リアリズムに基づく関係」
 情緒で物事を判断し発言する半島の人びとにこの言葉を噛みしめてもらいたいものだ。無理か(笑)。

 今、三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門』(文春新書)を「e−hon」で注文をしましたぞ。