歩きタバコ

 芸妓文化愛好会の仲間の大東亜さん(仮名)が、FBに「公道での歩きタバコが目立つようになってきた」と書いておられた。確かに、ワシャの住む田舎町でも、歩きタバコをよく見かけるようになってきた。それに「自転車タバコ」のニイちゃんも多いし、運転席の窓をあけ、肘を突き出して、タバコを吸っている「自動車タバコ」のオッサンも目に付く。 
 この間は、信号待ちをしていると前のベンツのオッサンがタバコを吸っていた。車は下駄だと思っているので、そのベンツがどの程度のグレードなのかは皆目判らぬ。しかし、ピッカピッカでフォルムも格好良かったので、きっとお高いんでしょうね。運転しているオッサンからも「オレは高級外車に乗っているんだ!」オーラが出まくっていましたぞ。
 そして大方の皆さんが予想されているとおり、このオッサン、交差点の真ん中でポイッと短くなったタバコを捨てやぁがった。高級車だかなんだか知らないが、テメーのベンツには灰皿はついてねーのかい。いかに表面上をきれいに着飾ったところで、高級車に乗っている人物の底が透けて見えてしまう。タバコを路上に捨てる。それだけでその人の心根は貧しい。「おかわいそうに」と思ってしまった。
 貧乏人のひがみじゃないですよ(笑)。ベンツというか、高級車そのものに興味がないんですもん。