もう３日も前のことだから、大昔の話のようですが、２月１１日の「声」らん右隅（編集者一押し投稿）が《都民の意思は脱原発とみた》というもので、三重県のどこかに住んでいる人。
《舛添氏の得票数２１１万票は、「脱原発」を訴えた宇都宮健児氏の９８万票と細川護煕氏の９５万票を合わせた１９３万余票と比較すると、わずかに１７万票上回ったに過ぎない。》
だから「都民の意思は脱原発だ」とおっしゃる。左病に罹っている人というのはどうしてこれほどに己に都合のいいように物事を解釈するのだろうか。田母神さんはまったく無視なのかにゃ？田母神さんは「原発推進」だったはずで、つまり、その票を上乗せしなければ比較にならないのではないか。つまり、舛添・田母神の合計票は２７０万票余となり、宇都宮・細川票との差は７８万票の差になるわけだ。そもそも民主主義からいえば、１７万票でも負けは負けだが、それを負けとお認めにならないのなら、７８万票ならいかがかな、っていうか、それを恣意的に無視しているのだから病根は深いのだけれど……。
そういった事実を指摘しつつ、ワシャは基本的に「脱原発」ではある。ただ、こういったプロパガンダのやり方が気に入らないということなんですけどね。
続いて２月１２日の「声」の「右隅」。タイトルは《舛添氏は「圧勝」だったのか》である。要約すると「舛添氏の支持は、あえて言えば少数の支持に過ぎない」と言っている。ここでまた舛添氏の得票数を持ってきて「都民全有権者からいえば、支持率は19.5％で、圧倒的な支持ではない」と言いつのり、これは「日本の民主主義の危機は更に深刻化する」と恐れておられる。
ううむ、日本ほど民主主義が機能している国は珍しいと思うけどなぁ。投票率が低くてもそれはその国民、住民の政治関心度の反映であり、投票しない自由があってこその民主主義ではないだろうか。北海道で教員をしていたという投稿者は「日本の若年層の投票行動の消極性に落胆させられることが多かった」と嘆く。しかし、若い人が政治、政局、政策……などと言って走り回っているほうが、一般的ではないような気がする。二十代はまだ子供なのである。現状に強烈な不満がないということで、それはすなわち日本国やそれぞれの自治体の政（まつりごと）が比較的手堅く回っているということではないだろうか。若い人たちの投票率が低いということは、残念ではあるが健全なかたちのような気がする。
極端な例だけれど、投票率がほぼ１００％が北朝鮮であることを考えれば、高い投票率が民主主義につながらないことは明確であろう。
元首相がＯＢとしていろいろな国際舞台で一定の役割をつとめることはある。現在、存命の首相ＯＢは、中曽根氏、海部氏、細川氏、羽田氏、村山氏、森氏、小泉氏、福田氏、麻生氏、鳩山氏、菅氏、野田氏の１２人である。この中で現職の国会議員は麻生、菅、野田の３人で、麻生さん以外の２人は、赤っ恥をかいて謹慎の日々を送っている（いないか）。中曽根（96）、海部（84）、羽田（79）とご高齢だ。現時点で動向が見えるのは中曽根さんだけで、後のお二人は表舞台から消えてしまった。細川と小泉は都知事選で敗退し、その発言力は大幅に低下したことはご案内のとおり。森さんは引退してから悔い改めたのか、安倍首相や菅官房長官の言うことをよくきいて控えめにロシアとの橋渡しをしたり、福田さんも同様に安倍政権の裏方として、マンデラ氏の葬儀に特使として出席したりしている。
問題は、村山と鳩山の山師コンビだ。このたびは特に村山師。老醜、老害ここに極まれり。村山富一の行動がいかに日本の国益を損なっているだろう。
http://japanese.joins.com/article/721/181721.html?servcode=A00§code=A10
すでにこの人のバックボーンは社民党への得票率の2.36％でしかない。この人が「日本国の元総理大臣でござい」とばかりにしゃしゃり出て、多くの日本国民が望んでいる方向とは真逆の発言をしている。
韓国での山師の講演は上記のＵＲＬにあるが、読むまでもないけどね。要するにデマ、嘘ばかりで構成されているヨタ話だから。
例えば、ＡＳＥＡＮ各国を訪問した際に、各国から「日本の支援で東南アジアは経済発展をした」と聞き続けたという。ならば「ああ日本国はすばらしい国だ」と、普通の人なら思う。しかし、イデオロギーで煮詰められた人はそうは思えないようだ。村山師は、こうひねくれる。
《言葉では表現しなかったが心の奥底では「戦争清算もせず、経済大国に続き軍事大国になる恐れがある」という思いが感じられた。》
ＡＳＥＡＮ各国の人々は誰もそんなことを言っていないんですよ。だけど、村山師は「日本は軍事大国になる、と各国の人は思っている」と感じるわけですね。あくまでも村山師の主観でね。
ご老人、一事が万事この調子なのだ。そのまま韓国に永住してもらったらどうだろう。
