金環日食

 日本のあちこちで空を見上げた方も多かっただろう。残念ながら愛知県の真ん中あたりは厚い雲に覆われて太陽は見えなかった。午前6時、外に出て雲の様子を確認して、「こりゃだめだ」と判断し、書庫にこもった。
 家を出たのが、午前8時ごろで、通勤途上で太陽が、雲間から顔を出す。しかし、ワシャは金環日食メガネを持っていない。だから、最初から見られないというか、はっきり言うとどうでもよかった。

 会社近くの公園にある林の中を歩いている時である。足元に無数の木洩れ日が踊っているのに気がついた。よく見ると、そのひとつひとつがペコンと凹んでいる。それがむしょうに可愛かったなぁ。