2006-01-01から1年間の記事一覧

世の中やらせばっかりだ

なにをいまさら驚いているのか。 政府主催の教育改革タウンミーティングで「やらせ質問」があったと大騒ぎをしているが、そんな「やらせ」は全国津々浦々どこの自治体でも大なり小なりやっていることではないか。行政にほんの少しでも参画したことのある人な…

走る消防団

立冬が過ぎた。ついにワシャ家にも待望のコタツが出たのだが、1年前のこの頃はもっと寒かったですぞ。 昨日から秋の火災予防週間に入った。(おいおい、立冬を過ぎたのだから冬の火災予防週間ではないのか?とも思ったが、役所のやることだからそういった季…

余分な記憶

恐ろしや恐ろしや…… 昨日のことである。居間で息子がテレビを観ていた。ワシャは隣のダイニングの床に寝転がって、中谷彰宏『An Intelligent Man Is Glamorous』(大和書房)を眺めている。2部屋を隔てるフラッシュ戸は全開してあるので、テレビの音が聞こ…

本の連なり

http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20061026で、書いたように日垣さんのお薦めから、ある系統の読書が始まった。その読書系を少し整理してみよう。○日垣さんが斎藤孝『使える読書』(朝日新書)を推薦していたので買った。○その中にアー…

卑怯者

ううむ、21世紀の日本では「卑怯」という言葉はすでに死語になってしまったのか。連日、テレビでも新聞でも卑怯ものたちが山ほど登場してくる。 昨日の夜のNHKニュースに今春に愛知県内の進学校を卒業したというガキが登場した。このガキはNHKの取材に…

恥を知れ!

側溝の蓋をせっせと盗んでは、転売し金にしていた横浜市のクズが逮捕された。金のためならなんでもやるという賤しい連中がはびこっている。 昨日、近くのショッピングセンターに買い物に出かけた。店内の通路で、若い娘が3人、キャピキャピ言いながらワシャ…

引き続き女優

業界では有名な演出家が、自作の映画に出た沢尻エリカについてこんなことを言っている。「原作での沢尻さんの役はもっと野暮ったくて、不細工なはずなんです。それが都会に出てあか抜け、主人公との愛を貫くことで美しくなっていく。なのに、沢尻さんは最初…

女優

昭和の最晩期に生を受けた女優たちが活躍している。昭和60年生まれの綾瀬はるか、上戸綾、61年の沢尻エリカ、石原さとみ、62年の長澤まさみなどだ。彼女たちがテレビに出ない日はない。コマーシャル、バラエティ、報道番組のニュース映像などで嫌というほど…

祝!離婚 竹内&中村

竹内結子というタレントを初見したのは10年くらい前だったかなァ。確かフジテレビのドラマだったと記憶している。かわいい娘じゃないか、くらいの印象しかなかった。 その後、1999年のNHK連続テレビ小説「あすか」のヒロインで成長した姿を見せる。際立っ…

快い宴

名古屋金山総合駅の東にあるワシントンプラザ10階のジャパニーズキュイジーヌヴェルテックスガーデン(長い!)で仲間と一献。この店は芋焼酎の種類が豊富で、思わず調子に乗りすぎてしまいましたぞ。お蔭で今(午前6時15分)まだ酔ってます。 今日は、ワシ…

教師という旧態 その1

「いじめ」への対応の悪さであちこちの校長が槍玉にあけられている。そして必修科目の履修漏れ問題では校長の自殺者まででた。校長先生って大変だなァっていうのがこのところの報道を眺めての素直な感想だ。 教育委員会という組織がある。その頂点に君臨して…

教師という旧態 その2

(上から読んでね) こんな前時代的な組織の中では、そりゃ「いじめ」の報告だって「0」になるわさ。「履修漏れ」にしたって、教育委員会や教育長への覚えをめでたくしておきたいがためにルール違反とわかっていても「否」とは言えなかったんだろうね。校長…

言葉遣い

嫁からこう指摘された。「ワシャのブログは言葉遣いがよくない」 どういうことかというと、ルールを守らない子どもや卑怯卑劣な子どもを、ついつい「クソガキ」と言ってしまうんですな。どうやらこの前半部分の「クソ」がよくないらしい。では他の言葉に代え…

森本講演 その1

「こんな秋日和の休日に、私の講演を聴きに来ていただいて、ごくろうさんなことですな。私なら頼まれても来ません」 森本先生、のっけからジャブを打ってきた。大半は自治体の関係者だから、そいつらは仕事の延長と言っていい。ということは、残りのサヨクと…

森本講演 その2

(上から読んでね)○北朝鮮は外貨がほしい。原油を買うにしても、政府高官や軍幹部の贅沢品を日本から仕入れるにしても外貨が必要だ。だから武器を輸出し、本物より美味しいニセ米タバコを売り、ニセドル紙幣を偽造するのだ。○因みに政府高官、軍幹部の贅沢…

森本講演 その3

(上から読んでね) ざっとこんな話でしたぞ。終了後、やはり質疑の時間がもうけられた。手が挙がるのはサヨク系の人ばかりだ。今度は最前列にいた別のオバさんが質問した。「核兵器を持っている大国が核実験しても何も言わないのに、なんで北朝鮮が実験する…

極東の情勢を聴く その1

ワシャは「朝まで生テレビ!」のファンだ。だから「朝生」常連の森本敏氏が参加する講演会があったので名古屋に出かけた。愛知県が国民保護計画の啓発の一貫として中区ホールで開催するものである。お題は「日本の国民保護法制と危機管理」という仰々しい。…

極東の情勢を聴く その2

(上から読んでね)「愛知県の国民保護協議会にも、名古屋市にも豊田市にも春日井市にも行って文句を言って来ました」 暇だね。で、あんた、何が言いたいの?うだうだと愚痴をならべているんじゃないよ。でも行政主催のこの手の講演会などではサヨクを抑えこ…

再々「いじめ」について

今朝の朝日新聞「声」欄にも「いじめをなくせ」という観点から書かれた投書が載っていた。でもねワシャは根本的に「いじめ」をなくすことを不可能だと思っている。 福田和也『この国の仇(かたき)』(光文社1998年初版)の言を借りよう。 福田さんは、人間…

公務員というより犯罪者

夕べ、公務員の友人と近所の居酒屋で酒を酌んだ。小奇麗な店で女将が和服ってぇところも高得点でゲスな。生牡蠣が美味しかったですぞ。 という話はさておき、友人が嘆いていた。友人「あの奈良の事件たまらないよね」ワシャ「放火事件か?小林薫の事件か?」…

遅れ馳せながら「ゲド戦記」

ジャーナリストの日垣隆さんが、斎藤孝の『使える読書』(朝日新書)を推薦されていたので、さっそくe−honで注文して読んだ。 その中で斎藤さんは、アーシュラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記』(岩波書店)を紹介して「いまポジティブシンキングという言…

古里が消えていく

長野県でも福島県でもそうなのだが、莫大な利権を生むために意味のないダムが造られ、古里が湖底に消えてゆく。岐阜県徳山村もそうだ。サイクリングで何度も走ったが、いかにもトトロが住んでいそうな昭和の古里だった。それが今やひたひたと水没しはじめて…

早朝、夕べの雨で濡れた庭をぬけて郵便受けを開ける。朝刊2紙、ダイレクトメール、請求書などに混じって「司馬遼太郎記念館」と書かれた封書があった。会誌『遼』がきたのじゃ。 このところ休日出勤もあり、トラブルも続き、ワシャはやや疲れ気味だった。体…

名鉄事故

いやー、びっくらこきましたぞ。午後7時20分名鉄名古屋駅発西尾行き快速急行(4両編成)の先頭車両に乗っていたんじゃが、前後駅を出て3〜4分後だったと思う。急ブレーキが掛かったかと思ったら、電車が突然異様に大きく揺れた。その直後、床下に硬いものが…

プロフェッショナル その1

昨日、東海テレビで「草刈民代・バレエを通して生きること」という番組をやっていた。夫の周防監督がインタビュー、ナレーション、撮影を担当しており、人間草刈民代を実感するには、いい仕上りになっている。 この中で、パリでのバレエ公演にむけ過酷な練習…

プロフェッショナル その2

(上から読んでね) 最後に2人のプロフェッショナルのことを書きたい。司馬遼太郎と谷沢永一である。司馬は小説を、「絶対虚構を中心にすえるべきものだ」と言いながらこう続ける。《が、私の場合、絶対虚構を据えるのではなく、無数の歴史的事実という火山…

今日のニュース

今日のニュース(18.10.21)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061020-00000007-scn-cn 中国の雲南省で痛ましい事件が起きた。勉強嫌いの中学生が恨んでいた女子生徒をメッタ刺しして殺して、その後、爆弾を爆発させて自殺をしたそうだ。 国際中…

再び「いじめ」について

斎藤孝『天才になる瞬間』(青春出版)の中に、映画監督の黒澤明のこんなエピソードがある。《ある日のこと。道場の稽古からの帰り道に、他校のイジメッ子が集まっていた。それを無視して通りすぎると、次から次に石が飛んできた。そして、7、8人の悪ガキが…

今日の「声」

だから朝日新聞は止められない。今朝の朝刊の読者投稿欄、76歳のご婦人だ。《北朝鮮の核実験だけを非難するたけの取り上げかたに不信感を抱いている。》《若い人たちは、核不拡散条約とか、核保有国やその現状を知らないと思う。》 このオバさん、「北朝鮮だ…

いじめ

もうずいぶん昔の話だ。ピカピカの新入社員で配属となった職場は、課長以下30人ほどの男ばかりのむさ苦しいところだった。その職場で「歓迎会」を開いてくれることになった。新人はワシャ一人で右も左も分からぬ。仕方ないので宴会場の隅っこで小さくなって…