ワシャはいい加減な男で、のんべんだらり(飲兵衛だらりという説もあるが)とした人生をおくっているので、偉そうなことは言えないけれど、今朝の新聞の謝罪広告には呆れ果てた。
《「偽メール」に関する謝罪文》と題された文章は、平謝りに謝っている。これほど徹底して土下座をするならば、その前に永田議員、腹を切るべきだよね。百万の言葉を費やすよりたった一つの行為で済む。それが国民の上に君臨する政治家のあるべき姿ではないのか。そして己の言説に責任を持たない国会議員に眼にものを言わせてやれ。それが男の花道だ。
でも、この東京大学卒の世間を知らないお坊ちゃまには己の腹に切っ先を尽き立てるなどという美学は理解できないんでしょうね。結局、周囲のものが無理矢理に刀を腹に突き立てることでしか自裁できない「アマちゃん」だわさ。
たまたま永田議員のプロフィールを確認するために、『国会紊乱』じゃなかった『国会便覧』を出してきた。件の永田議員は148ページに載っておったが、あらら、同じページに杉村太蔵先生様も載っていたのね。
この見開きの2ページには志位和夫先生様(共産党)、阿部知子先生様(社会民主党)、岩國哲人先生様(民主党)も掲載されており、なかなか豪華なページですな。この三人もみんな東京大学卒業で、その他にも3人の東大卒が乗っているので15分の6が東大ということになる。残りの皆様も早稲田、慶應、東北、一橋、創価(笑)と錚々たる学歴をお持ちの方ばかりですぞ。
こりゃぁだめだ。
平和な世が永らく続き、日本池の水は小波も立たず、水面は澱んで腐りはじめている。一度、池の水を攪拌して水を循環させなければいけない。得てしていい人材が出てくるのは動乱期である。池の底で眠っている人材が早く出てこないと日本は致命的な状況になってしまいますよ。