読書会スペシャル

 昨夜、刈谷市でお食事会があった。楽しい会だったのでついつい酒を過ごし、口が滑らかになってしまったんですな。お蔭で言わなくてもいいことを口走っていたようじゃ。まだまだ修行が足りぬわい。「本を読む」ということを人にひけらかしているようでは駄目だ。
 帰りは読書会のH氏が奥さんを呼ばれたので、厚かましいとは思ったがお迎えの車に便乗させていただいた。たまたまH氏のお嬢さんも助手席に同乗されており、家族の楽しいドライブに酔っぱらいが割りこんでゴメンネ。

 ああ飲み過ぎだ。頭が回らない(っていつもですけど)。飲酒は脳細胞を5万個余分に破壊するという。う〜む、どんどんバカになっていくような気がする。自戒を込めて、大ロングセラーの『考える技術・書く技術』の著者板坂元さんの言葉を引きたい。
《酒を一滴も飲まず覚醒剤に類するものも絶対に近づけない人が最近はかなり多くなってきた。そういうものが規則正しい生活を破るものだということを、十分に自覚しているからだろう。だいいち唯一の商売道具である脳細胞を、酒や覚醒剤でダメにするのは自殺行為に等しい。》
 ううう……言われるとおりだ。反論ができない。
 でも大正時代の小説家の葛西善蔵はこう言っている。
《酒はいいものだ。実においしくって。毒のなかでは一番いいものだ。》
 やっぱり「毒」か。