どこの国の新聞か?

 今朝の朝日新聞社会面。

《洋上イージス稼働年126日 陸上の3分の1防衛省資産公表せず》

という、お間抜けな記事があった。新聞記者というのは取材をするのが仕事ではなかったっけ。もう少し突っ込んで言うと、ある事象について、記者なりの知識を総動員して「仮説」を立てて、それが正しいのか、違っているとしたらなにが正しいのかを記事にすべきではないのか!

 この記事はその点でまったく終わった記事と言っていい。ちょい見せ朝日の記事はこちら。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14802416.html

 要するに、朝日新聞などが大騒ぎをして潰した「陸上イージス」の代替として「イージス・システム搭載艦」を導入することになった。この艦艇が、ミサイル警戒に従事できる年間日数が126日と試算されたことについて文句をつけているのだ。

 お前はアホか!

 そもそも海上に浮かんでいる船はメンテナンスがいるに決まっている。それに搭乗員だってずっと乗りっぱなしというわけにいくかい。つまり艦艇は一定期間で母港もどって船底についたフジツボを落としたり、当然のことながら風雨にさらされ洋上でずっと揺さぶられている。計器類にしても、きっちりとした整備がつきものなのである。

 だから、陸上イージスで安定的なミサイル警戒システムを構築しようと計画したものを、「迎撃ミサイルのブースターが落下するから」というクソ間抜けな理由でご和算にしたのはお前たち左翼メディアではないか‼

 新聞紙を見ながら興奮してしまった(反省)。

 しかしそういうことなのだ。朝日新聞の記者様といえばエリートであろう。おそらく有名大学をご卒業され、一般の会社員なんかよりもはるかな高給を得て記者生活を満喫していることだろう。

 だったらさ、想像力を働かせろよ。軍艦がずっとフル稼働しないことなんざ、はなから気が付けよ。こういう頭でっかち秀才は、太平洋戦争で軍艦はずっと海上を走り回っていたと思っている。ンなわけねーだろ。不沈艦の「雪風」だって、なんどもなんども母港の呉にもどってメンテナンスをしている。このことを知っていて記事を違う方向に誘導しているとしたら、それは犯罪ではないか。

 

 支那の軍艦(支那は警察船と言い張っているけどね)が、尖閣諸島で日本領海を侵犯している。これに対して日本政府は「遺憾砲」を撃つばかり。そんなものワシャに撃たれたって屁でもないわい。

 支那の核弾頭ミサイルは横須賀、岩国、佐世保、沖縄などに照準を合わせている。あるいは東京や大阪に合わせているものもあるだろう。日本人は眉間に銃口を突きつけられていると言っても過言ではない。だから領海を侵されても、「遺憾いかんイカ~ン」としか言えないのだ。なんと不甲斐ない国家であることか。

 ワシャは真剣に考えている。例えばワシャの家の隣地に「陸上イージス」施設がきてもいいと思っている。もちろん国難の際に、迎撃ミサイルが発射され、そのブースターが我が家に落下しようとも別に何とも思わない。

「お前の地域には絶対に来ないから適当なことを言うな」と言うなかれ。これは覚悟の問題である。万が一のときに支那の放った核ミサイルを迎撃しなければ、それこそ何十万人もの同胞が死ぬ。その狂気の兵器を撃ち落とすための先駆けになるのであれば本望である。

 根本博という軍人がいた。終戦時には北支方面軍司令官だった。8月15日に終戦の詔があり、日本軍は武装解除される。しかし根本司令官は武装解除に応じなかった。「避難する日本人警護をする」ことを第一義として、野党のように・・・間違えた、野盗のように襲ってくるソ連兵から日本人、とくに婦女子を守り抜いて撤退をする。武装解除の命令に反しても、なにが大切であるのかが分かっている人だった。

 この人、満洲からの撤退時に野盗とは違って国民党軍(蒋介石)は攻撃をしてこなかった。そのことに恩義を感じ、数年後に、毛沢東共産党軍に追い詰められた国民党を救うべく、自身は日本の平和の中に生活をしているにも関わらず、台湾に向かったのである。

「ちょっと釣りに行ってくる」

 釣竿を1本携えて、密航をして台湾にわたった。そして根本は不甲斐ない国民党軍を率いて共産党軍と戦った。有能なリーダーに率いられた弱兵は強い。根本とともに戦った国民党軍は毛沢東の兵を打ち払ったのである。

 身の回りが平時であっても、根本は恩義に報うべく、国外の戦闘の中に身を投じた。今、支那共産党軍の脅威は日本に向けられている。北朝鮮のミサイルは間違いなく日本を狙っている。その脅威に備えようとしたが、「ブースターが落ちてくるなんて聞いていない」というバカが出てくる。「陸上イージス」が配置される段階で、落ちてくるに決まっているものを楯にして、計画を白紙に戻してしまった。さらに朝日新聞はその後継である「海上イージス」を嗤っている(怒)。

 国を守るということは、ある意味で覚悟のいることだと思う。覚悟がなければ戦うな。そして婦女子を蹂躙され、殺され、奴隷として生きればいい。

 ワシャは嫌だ。