素面(しらふ)で読んでも難解

 昨日の続き。
 う〜む、白波を飲まずに最も読書に集中できる風呂で読んだのだが理解できなかった。仕方がないので『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『図解「哲学」は図で考えると面白い』(青春出版社)、『哲学がわかる。』(朝日新聞社)、工藤綏夫『キルケゴール』(清水書院)などを紐解く。
 ある本の中にこんなフレーズがあった。
《「人間とは精神である。精神とは何であるか?精神とは自己である。自己とは自己自身に関係するところの関係である。……要するに人間とは綜合である」。明らかにヘーゲルの影響を受けたことばですが、これはこれからのべる絶望に当てはめる〈定式〉とみておき、しばらくはほっておきましょう。》
 ええっ、ほっておくのかよ。
 しばらく読んだ。キルケゴールの言う「絶望」についてはぼんやりと理解できたが、結局、「関係するところの関係」はよく解らなかったのじゃ。よく解ったのはワシャが「アホだ」ということだけかいな。
 こいつは本腰を入れないと蒙は啓かれない。環境本を読まなければならないのに、えらい本に関係してしまった。これが関係するところの関係かいな?