「蔵書大売出し」その結末(前編)

 昨日、1通のメールが届いた。「希望古書の申込結果について」という件名だ。束の間、思い出せなかった。送信者は「図書課」とある。なんだっけ?
(考え中考え中考え中……)
 あ、思い出した。11月20日中日新聞に、愛知教育大学の図書館が「蔵書1万4000冊100円均一」で吐き出すという記事が掲載されていた。それに応募した結果の報告だわさ。
 愛教大の吐き出し本リストにはなかなかいいレファレンス本が並んでおりましたぞ。
『日本類語大辞典』(晴光館)
郷土史辞典』(朝倉書店)
源氏物語辞典』(平凡社
『世界思想教養辞典』(東京堂出版
『哲学辞典』(青木書店)
『日本政治裁判史録』(第一法規出版
『日本古代人名辞典』(吉川弘文館
『明治ニュース事典』(毎日コミュニケーション)
 この他にも『マルクスエンゲルス全集』、『カント全集』、『世界名著大事典』、『日本古典文学大系』などなども含まれている。ただそのリスト、1万4000冊が順序だてて整理されておらず、バラバラに羅列してあるだけだったので必要な本を洗い出すのが大変だった。だからワシャは徹夜でリストを点検しましたがな。370冊を厳選し終わったころには夜が明けてきたものじゃ。
 当初、「2008年の1月中旬までに現金と引き換えに」と図書館のホームページに明示してあったのだが、2月になっても3月になっても音沙汰がなかった。実際にはホームページに1月22日付けで「3月中旬を目安に順次ご連絡していく予定です」と書かれていたようだが、そんなものまで見とらんわい。
 さて、メールだ。ワシャ宛に図書館長様から来ておった。内容の冒頭はこう書いてある。
「昨年,11月15日(木)から30日(金)まで募集しました古書売り払いに申し込みいただきありがとうございます。希望された古書につきましては,別添の図書がお渡しできることとなりましたので,平成20年4月11日(金)までに来館いただきたいと考えております。」
 本来ならこの文章の前に処理・連絡が当初の予定を大きく遅れてしまったことを詫びる文章が必要だと思うが、まあ大目に見よう。取り敢えず別添のファイルを開く。はてさてどの本をいただけることやら。楽しみだなァ。
 えええ!なんじゃこのリストは?
(怒り大爆発の後編は明日のココロじゃ〜♪)