合縁奇縁

 そういえば、以前に
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20070214
コラムニストの勝谷誠彦さんが、河口慧海(えかい)『チベット旅行記』(講談社学術文庫)を推薦していたなぁ。このところのチベット騒乱の報道を聞いていてそのことを思い出した。「読みたいな」と思った。
 ちょうど1年前、近くのブックオフで『チベット旅行記』を見つけたのだが、全5巻の内3巻しかなかったので、ためらっているうちに棚から消えていた。それ以来、忘れていたが、買っておけばよかったなぁ。
 
 昨日、友達のパセリくんが住む町のブックオフに行った。彼がワシャの町にあるブックオフをときどき侵略しているので、その報復に出掛けたというわけだ。
店内でうろうろしていたら教育テレビの『知るを楽しむ』のテキストを見つけた。「夢枕獏の奇想家列伝」と題して空海阿倍仲麻呂など夢枕さんの好きな人物を7人取り上げている。ついこの間、夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(徳間書店)を読んだばかりだったので手にとった。そこに河口慧海も載っていた。夢枕さんも『チベット旅行記』が愛読書だったんですな。
 ここで河口慧海のことを再び思い出して、まぁ無いとは思うけれど、文庫のコーナーに行って、講談社学術文庫の棚を見た。そこに『チベット旅行記』全5巻が揃っているのを見た時にちょこっと鳥肌が立ったぞなもし。
 もちろん即購入、早速、読んでいるのだった。めでたしめでたし。