2004-01-01から1年間の記事一覧

金持ち国会議員は役にたたない

憲法第44条で、衆参両院の議員は、人種、信条、性別、身分、門地、教育、財産、収入によって差別してはならない。と、明確に規定されている。にもかかわらず、現状の国会議員を見ると、二世三世議員が多くこれを「門地」と言わずしてなにが門地なんだ、と言…

消える芸能人

「開運なんでも鑑定団」の司会が島田紳助から今田耕司に代わった。骨董について不勉強で言っていることもとんちんかんで紳助の鮮やかな突込みには及ぶべくもないが、考えてみればスタート当初の紳助にしたって、まったくの骨董の素人なわけで、大した司会を…

痴呆自治の話

埼玉県川口市では「全市合同特別町会長会議」という名の公費観光旅行を30年にわたって実施してきた。総勢229人、総額771万円というから大規模事業だ。通算すれば何億もの金がじじいどもの飲み食いに使われたわけである。 この旅行に関する支出の不適切さを…

河原町 いっときの静謐や 直柔忌

11月15日は竜馬の命日である。137年前の慶応3年、四条川原町近江屋の二階座敷で陸援隊の中岡慎太郎とともに、見廻組佐々木唯三郎らの襲撃にあい33歳の生涯を閉じている。その最期は、あまりにも無防備、あまりにも無頓着、まるで自ら死を望んでいるような風…

不愉快なニュースが多かったのでほっとしましたね

明るいニュースが新聞の1面を飾った。「紀宮さま 婚約内定」である。お相手は都職員の黒田慶樹さんという好男子だ。 黒田さんといわれるから筑前福岡藩主の黒田家かいなと思って「寛政重修諸家譜」を調べてみたが宗家ではなさそうだ。宗家なら名前に「長」…

今日のニュースから

新潟県で・・・とはじめると中越地震のことかと思ってしまうが、新潟県津川町でおきた殺人事件の話である。44歳の分別盛りのおっさんが、パチンコで負けたので、その腹いせに店長を刺殺してしまった。短絡的というか、クスリでも打っていたんじゃないかとい…

書評

9日の火曜日に触れた「司馬遼太郎という人」(文春新書、756円)は久々にいい本だった。 司馬遼太郎に関する本はあまた出版されている。とにかくタイトルに司馬遼太郎とつければ売れるのだから、司馬さんに関するところがわずか5%しかなくても「司馬遼…

公園は誰のもの

名古屋で好きな場所はと問われれば、真っ先に白川公園周辺と答えるくらいあの一角が気に入っている。名古屋市科学館は夏休みに子どもと訪ねた思い出の場所だし、名古屋市美術館もいろいろな展示会で何度も足を運んだ場所だ。それに御園座の存在が大きい。春…

古書漁り

日曜日に近所のブックオフへいった。100円本にまれに高価な本が混じっているのでブックオフめぐりはやめられまへんなぁ。今日はしめて15冊を購入する。その中に、裏日本の村長が出した自伝があった。もちろん100円で買う。私はこの手のバカ本が大好きである…

今朝の新聞から

(「劇団型」主流に) オレオレ詐欺の手口が巧妙になっている。 地震被災者の関係者に電話が入ったという。女「(取り乱した様子で)交通事故、起こしちゃったのよ!どうしたらいいのか分からない。どうしよう、どうしよう」 あんた、誰やねん。男1「あっ、…

今日の出来事

11月7日、洋の東西で時を超えて愚行が始まった日である。 日本では、貞享2年(1685)に時の将軍徳川綱吉が、天下の悪法といわれる生類憐れみ令と総称される政策の第一段を発令した。徳川實紀にはこうある。「七日令せられしは 鳥類 貝類 海老等 いまより…

よき決断

共産党が次の衆院選で全300小選挙区での候補者の擁立を、各都道府県委員会に義務づけない方針を選択した。 共産党は足下の砂が崩れはじめてようやく己の愚に気がついたようだ。この「愚」がどれだけ自民党を利してきたことだろうか。この党がこの「愚」を…

今朝の新聞から

(楽天、パ参入決定) 楽天とライブドアのつばぜりあいは楽天の楽勝で終わった。まぁこの試合、当初から勝敗が見えていた。三木谷社長と堀江社長のキャラクターで決着がついていたのだ。どちらもさして色男ではないけれど、つねにスーツ姿で画面に登場した三…

本物を知らない爺たち

名古屋の大曽根にある「十州楼」という料亭である。創業は文政年間というから名古屋では老舗中の老舗だろう。 ここで普茶料理を堪能した。本物を知っている御仁は満足してくれたのだが、田舎者の親父が普茶料理を理解できない。精進料理である。だから肉、魚…

爺様連れで秋の行楽

今日はちょっとした機会に恵まれて(実際には陥って)「普茶料理」というものを食べに出かける。300年前に中国から入った精進料理で、京都の宇治黄檗(おうばく)山萬福寺に伝わったものを名古屋の料亭が再現している。 黄檗山萬福寺の黄檗というのはキハダ…

愛知も雨

このところ愛知県に大雨が降るようになった。熱帯のスコールのような雨だ。この雨に都市化の進んだところはひとたまりもない。つい十数年前までは沼だったところが整備されて住宅になっていたりする。許可する行政も行政だが建てて売る業者も業者だ。友人の…

車内の風景

昨日の上京する新幹線車内での出来事だ。 東海、東南海地震での列車の脱線が嫌なので、乗る車両は最後尾から2番目の禁煙車両と決めている。つまり上りなら2号車ということになる。後ろから4列目の2人掛けに座っておもむろに廣井先生の著書を出して読みは…

赤坂は雨

只今、戻りました。午後10時15分です。 今日はTBSの「サイエンス・サイトーク」というラジオ番組の収録を見学に行ってきました。今、日本でもっとも切れ味のいいジャーナリスト日垣隆さんと地震学の権威廣井脩教授の対談で、内容はとても緊張感のある…

あわただしい週末

急遽、上京をすることになった。理由は気鋭のジャーナリストと地震学の権威による新潟中越地震関連の対談を聞くためである。面白い情報が得らるだろう。 と、いうことで詳細は夜に(書けるといいなぁ)。

今朝の新聞から

(実家や市役所に中傷の電話多数) 相変わらずバカが蔓延っている。イラクで武装グループにより拘束された香田さんの家族にくだらない電話やメールをしている暇があったら全国各地の地震や台風の被災地に義捐金でも送らんかい。このバカども、香田さんの行動…

母の愛と朝日のバカ

運の強い子だ。 母親は命を賭けて幼い優太くんを守ったに違いない。母親は「即死」とされているが、そんなことはどうでもいい。母は魂となって優太くんを救うために、土石の中にできた小さな隙間に誘ったのだ。そして泣きじゃくる優太くんに「ここで我慢する…

新潟中越地震でわかったこと

今回の地震ではっきりしたことが2つある。 その1つは「地震予知なんてできない」ということだ。もともと地震学というものは百家争鳴の観がある後進学問の印象が強い。前回の東海道沖の地震といい、今回の新潟中越地震にしても、それを露呈する格好となった…

邪魔をするな! その1

新潟県を中心に広い範囲にかけて強い地震があった。小千谷市では震度6強を観測し日が暮れて周囲の状況はよく判らないが、いたるところで被害が出ていることだろう。事実、夜が明けて死者は14人を超え、行方不明者も多数に上っている。家屋の東海や道路の陥没…

邪魔をするな! その2

今日は朝から小千谷市の上空をマスコミのヘリコプターがお気楽なリポーターを乗せて何機も飛び交っている。このヘリコプター、実は災害ヘリと同じ場所から飛び立ってくるのである。例えば愛知県であるなら小牧空港の同じ倉庫から出てくるのである。それなら…

台風23号報道 その1

中日が地元紙ということもあって、19日から台風の記事を掲載しはじめる。「『怖い』『もううんざり』台風接近 三重・宮川村の住民警戒」 20日の朝、台風トカゲは鹿児島の東の海上を北東に進んでいた。午前7時52分、愛知県に暴風警報が発令される。この状況で…

台風23号報道 その2

陸続と全国の自治体からもたらされる被害報告で、21日の夕刊の紙面は大騒ぎだ。「死者55人 不明33人に」「台風23号最悪被害残す」「水位の恐怖歌って耐え」「37人、バス屋根で一夜」「中部4県5人死亡4人不明」「つめ跡 深く」「鉄道寸断ダイヤ混…

台風23号報道 その3

22日になって報道は沈静化をはじめる。それでも続報はどんどんと入っている。「死者67人、不明20人に」「高山の土砂崩れ 夫婦、遺体で発見」「今度は岐阜の??宮川村?#?害」(中日)、「『海王丸』航行不能に」「避難強く勧めていれば」「高山土砂崩れ 地響…

台風のバカ!

たいへんな台風だった。おかげでほとんど寝ていない。新聞に面白いネタがわんさかあったのだが、台風に振りまわされて帰宅できなかったのでどうしようもなかった。それにしても台風、台風、台風、噴火、地震、台風、台風・・・まさに天変地異の年になった。…

昨日の新聞から2題

(富山知事に新顔石井氏) だから民主党は政権を奪取できないのである。中央の岡田くんがどれだけ吠えても、地方ではみんな相乗りで和気藹々と政治をしている。チンケな市町村はどうでもいいが、知事や政令指定都市あたりは候補をたてて闘わなくちゃ政党の存…

城下町を歩く

昨日、岡崎の街を徘徊する。 そうそう岡崎城の東にある篭田公園で「よさこいIN城下町おかざき」というイベントをやっていた。今や全国津々浦々で、判子で押したように似たような衣装をまとって、同じような踊りで大騒ぎをしているイベントだが、最近、どう…