台風23号報道 その3

 22日になって報道は沈静化をはじめる。それでも続報はどんどんと入っている。
「死者67人、不明20人に」「高山の土砂崩れ 夫婦、遺体で発見」「今度は岐阜の??宮川村?#?害」(中日)、「『海王丸』航行不能に」「避難強く勧めていれば」「高山土砂崩れ 地響きの後、電話で相談 隣家の夫婦、帰らぬ人に」「観光バスの上10時間 37人、歌って励まし合う」「死亡67人不明20人 裏山崩れ夫婦死亡」(読売)、「死者67人不明21人」「人命守る態勢に課題」「極限の夜 バスは進んだ」(朝日)、「犠牲の多くは高齢者」(毎日)
 朝日の「極限の夜 バスは進んだ」は土曜ワイド劇場の見出しのようで興味深い。
 23日になり、台風報道は過去のものになったかと思ったが、朝刊社会面ではまだ大きく扱われていた。
「冬目前 切れた生活道」「林道 雪で埋まったら」「台風23号 飛騨・宮川町ルポ」「高波 最大24メートル」「橋脚流出土砂流入 高山線被災20ヶ所」「愛知の野菜6億円被害」(中日)、「『災害弱者』高齢者を直撃 目立つ逃げ遅れ死」「情報なし『陸の孤島』」(朝日)
 今日は見るべき見出しはない。コピーライターもお休みなのかもしれない。
 さて台風災害である。この報道の余震を見ても、23号台風(トカゲ)がいかに激烈だったかが理解できる。温暖化のせいで日本列島は完全に台風の通り道になってしまった。日本人は今までのつけを一気に払わされることになりそうだ。