共産党が次の衆院選で全３００小選挙区での候補者の擁立を、各都道府県委員会に義務づけない方針を選択した。
共産党は足下の砂が崩れはじめてようやく己の愚に気がついたようだ。この「愚」がどれだけ自民党を利してきたことだろうか。この党がこの「愚」を続けていなければとっくに自民党は政権から陥落していただろうし、ニ大政党制はもっと進捗していただろう。
基本的に共産党はカルト集団的な部分を除けばそれほど悪い政党ではないと思っている。ただ残念ながら人材が少ない。不破や志位という一部の秀才グループを除けば残りにさしたる人材はない。事実、全国の３００小選挙区から毎度毎度立候補する顔ぶれは、自民、民主と比較すると役者が２枚も３枚も落ちる。それが党の評判を著しく貶めていることに執行部は気がつかなかったのだろうか。
自分自身を客観的に見極めること、というのは個人でも集団でも変わらない。己を知って国政の中でぴりりと辛味のきいた政党に変身したほうがいいよ。
ついでに「共産党」という前時代的な名前にもあまり固執しないほうがいいと思うけど・・・
