3年でお別れなんて理不尽じゃぁないかい

 書庫で使っていたパソコンがオシャカになった。12月5日の「えらいこっちゃ」
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20131205
でも書いたが、メインのパソコン「FUJITSU LIFEBOOK AH520/2A」のモニターがまったく映らなくなってしまった。購入してわずか3年、使用環境は書庫に常設してあり、持ち出したりしなかったので外観は新品のままだ。それに使うといってもワードばかりで、このパソコンの主たる仕事は、この日記を書くことを含め、文書作成ばかりである。あとは「e‐hon」で本の注文をすることとと、友人たちとのメールのやり取りをするばかり。使用環境だってそんなに悪くはないはずだ。もちろん乱暴に扱ったり、テーブルから落としてしまったというようなこともない。使用時間だってワシャが自宅にいるときに限られる。こんな使い方で3年で動かなくなるって、そもそも本体に何らかの問題があったのではないのだろうか。
 仕方がないので5日は、出張時に持っていくようにと購入した小型の「NEC LaVie」を出してきて、それでしのいだ。5日の日記はそれで書いたんですよ。

 そして昨日である。もう一度「FUJITSU LIFEBOOK」に奇跡が起こらないかと、朝から頑張ったのだが、やはりなんともならない。仕方がない。
 今日も「NEC LaVie」で書くことにしよう……。
 ところが、なんと「NEC LaVie」のほうも「ハードディスクに異常があります」というメッセージが表示され、何度、起動しても正常に戻らなくなった。
「え?」ってなものですわ。2日前まではどのパソコンも何の問題もなく動いていた。それが突然、それも2台ともが潰れてしまったのである。それでも「NEC LaVie」のほうはまだ許せる。10年以上何のトラブルもなく頑張ってくれた。東京や大阪のセミナーにも随行してくれたし、立川の研修のときは1か月にわたり、共同生活をしたものである。「NEC LaVie」は止まったけれど、感謝こそすれ恨むような気持ちはこれっぽっちもない。
 しかし、突然、動いていたパソコンが2台同時に動かなくなるというのは痛い。


NEC LaVie」はよく頑張ったパソコンと言っていい。それに比べて3年で動かなくなった「FUJITSU LIFEBOOK」の不甲斐ないことよ。2台のパソコンに手を施しながら、じつはもう1台あるパソコンを物置から引っ張り出してきた。「FUJITSU FMV BIVLO」である。これは十数年前に購入したもので、動きが鈍くとても使っておられなかったのでお蔵入りになったものである。それがまた復活してこようとは(泣)。
 というようなわけで、今も書庫のテーブル上には3台のパソコンが並んで彼我ともうんうんと唸っている。なんのこっちゃ。
 ところがね、奇跡ってあるんですね。まったく反応しなかった「FUJITSU LIFEBOOK」が一度だけ回復したのである。ここを逃がしてはいけない。ワシャはあわてて、パソコン内のデータを吸い上げた。とりあえず必要なものはバックアップできたものと思っている。最後のデータを吸い上げて間もなく「FUJITSU LIFEBOOK」は息絶えたのであった。
 ありがとう。我が家にやってきた「FUJITSU LIFEBOOK」よ。3年間も本だらけの部屋でよくぞ毎日仕事をしてくれた。君には感謝をしたい。
 しかし、通常の環境でわずか3年で不具合を生じるような製品を作った「FUJITSU」には一言いいたい。保証期間が過ぎたら突然不具合かよ。今まで使ってきたパソコンがどれもが長命だっただけに「FMV BIVLO」は未だにこうして役に立っている。どういう製品を作っているのか。わざとやっているんじゃないだろうな。
 夕方から、パソコン修理屋に走って、状況を見てもらった。
「画面がまったく映らない。HDDランプも点灯・点滅しませんね。外部モニタにも出力されませんでしたので、おそらくメイン基盤(マザーボード)の不具合があります。」
 パソコン屋の「般若」金田似のニーちゃんがそう告げた。
「では、どうすれないいのじゃ」
「メーカーに修理に出すことになりますが、見積もりだけで3500円、修理費が、基盤ですから5〜6万円くらいはかかると思います」
「6万円も出せば、新品が買えるではないか」
「ですよね」
「日数はどのくらいかかるのじゃ」
「う〜ん、年末に入りますから早くて1か月くらいは……」
「おいお〜い、このご時世に1か月もパソコンなしでやっていけまっか〜」

 要するにメーカーは些細なトラブルでも買い換えろというスタンスなのだということがよ〜くわかった。