金というものが人格を破壊するものだといういい証明になった。
http://www.asahi.com/national/update/1127/TKY201111270357.html
もちろん106億円をカジノで巻き上げられたバカボンもバカボンだが、そのバカボンを育てた父親もバカなのだ。
バカボンはことさらに東京大学法学部卒をひけらかしていた。
「他の企業のトップと俺は違うのだ。俺は慶応や早稲田ではない。東京大学を出ている。やつらとはモノが違う」
と、日ごろから部下に言っていたそうな。
もちろん、東京大学は日本における最高学府と言っていい。ワシャのような阿呆には逆立ちしたって入れないわさ。だから言うわけではないが、最近、東京大学のできの悪さが目立つような気がしませんか。
このニュースだって、東京大学卒業の鳩山由紀夫さんが、軽率にも口走ったことの尻拭いのようなものである。
http://www.asahi.com/politics/update/1126/TKY201111260486.html
和田秀樹さんは言う。
「東京大学に入学することは、勉強の仕方さえわかっていれば、さほど難しいことではない」
もちろん、これは明晰な頭脳を持っているという前提であり、元来の阿呆はどうがんばっても無理だろう。
しかし、バカボン・エリエールも鳩山さんも、どちらも御曹司として生まれた。金に飽かして英才教育をほどこし、東京大学をゲットした。結果をみれば、この人たちにとって、そういったかたちでの東京大学卒業が幸せだったかどうか。
ワシャは人相を観るものである。冒頭のニュースに添付してあるバカボンパパの写真を観て、これはダメだなと思った。
高雄氏の顔は、典型的な二代目顔と言っていい。強烈な創業者の下で、初代が身まかるまで、ずっとご機嫌をうかがってきたある種の卑屈さを表情の中に持っている。
高雄氏、自分が非才ゆえに苦労したのだろう。だから、三代目にはそんな思いをさせたくはない。金に飽かせて英才教育をほどこし、強く、自由奔放に育てようとした。結果として、子育てに失敗したわけだ。