選良の罪

 西岡参院議長が5日、都内の病院で死去した。ご冥福をお祈りする。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_337338
 それはそれとして、以前からこの日記でぼやいているが、西岡さんも後期高齢者だった。御年75歳、そりゃぁ若い蓮舫大臣よりも死ぬ確率は格段に高かろう。西岡さん、平成19年の参議院議員選挙に出ず、楽隠居でよかったのではないか。
 残念ながらお亡くなりになられたことで、参議院議長という職責を全うすることができなかった。これは、自分の体調を見極められなかった西岡さんの罪と言えよう。若くて病気など跳ね返すくらいの体力をもった優秀な人材が、長崎には数多いるだろう。死ぬ前に後進に道を譲るべし。

 朝日新聞に《なぜ、11月5日が「津波の日」》と題した社説が載った。内容はこうだ。
 昨年の6月、自民・公明両党が、1854年の安政南海地震の美談「稲むらの火」にちなんで11月5日を「津波防災の日」にする法律を提案する。しかし、民主党の思惑などもあり、審議入りできなかった。そうこうするうちに東日本大震災が発生する。これを受けて民主党が3月11日を「津波の日」とする法案をまとめた。
 これに自民党衆議院議員二階俊博が11月5日案を譲らなかったため、「津波の日」はこの日で決定となる。ちなみに二階は、「稲むらの火」の舞台となった和歌山県広川町が選挙区である。
 朝日新聞の野呂記者は言う。
《「津波の日」を3月11日に直すべきだ。どう考えても、その方が法律の目的にかなう。》
 記者の言うとおりだと思う。3.11以前なら、「稲むらの火」の史実に習って11月5日という線もあるだろう。それが二階の地元だって構いはしない。しかし、3.11はやってきたのだ。そして東北の東海岸をことごとく壊滅させたのである。
 二階がまともな神経を持つ国会議員なら、「東北の被災者に敬意を表して、11月5日は遠慮しよう」くらいのことを言わなければ嘘だ。
 蓮舫大臣の若い真っ当な意見に触れた直後だったので、この老臭ただよう、老醜ただよう二階のごり押しに不快感を覚えた。
 これは地元優先利益誘導型の政治屋の罪だ。

 この男は選良と呼ぶことさえ烏滸がましい。こんなのに国会議員をやらせておいていいのだろうか。少なくともこんなバッタものが紛れ込まないような選挙制度にしてくれよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00000005-mai-soci
 紳助はメールで引退したが、この親父のやっていることは紳助の比じゃない。
「1打1万円で賭けゴルフをし(ある人は横峯議員に)70万円ぐらい負けてその場では払えなかった」
暴力団組長と十数年来の付き合いだそうで、ゴルフや花札賭博をした」
「愛人の首を絞め包丁を壁に突き立てた」
 これで国会議員様なのだから呆れてものも言えぬ。

 こっちは県会議員だが、せこいというか、みみっちいというか。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111031k0000e040020000c.html
 3年間で60万円をくすねた。つまり年間20万円、月額にすれば1万6000円余りである。県議会議員ともあろうお方がそればかりの金を懐にいれるため、せっせと領収書を偽造していたというから悲しくなる。