TPPについて

 賛否両論である。どっちがいいのか悪いのか、玄人でも簡単には判断はつくまい。そもそもTPP(環太平洋経済連携協定)とは何なのか、そのメリット・デメリットはこうなんだ、ときっちりと説明できる国会議員などいないだろう。
 民主党内でも、推進派と慎重派が真っ向から対立している。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20111108-00000155-fnn-pol

 当初は、シンガポールブルネイ、チリ、ニュージーランドなどの小国が連携を始め、そこにアメリカ、オーストラリア、カナダが乗っかってくるという図式である。その後、ペルー、ベトナム、マレーシアなどが参加表明をしている。反対にカナダは酪農などの市場開放ができないということでメンバーから外れ、韓国は、検討の結果、TPP参加が自国に不利益とみてアメリカとの二国間交渉に切り替え、米韓FTA(自由貿易協定)で合意している。
 中国は、端から外されている。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819694E2E5E2E2938DE2E5E3E3E0E2E3E39797E0E2E2E2

 こんな国際的な難題を、ワシャのようなつまらぬ人間が言及するなどおこがましいし、そんな知識も持ち合わせてはいない。でもね、こんな見極め方もあるのではないだろうか。それはね、TPPに誰が賛成していて、誰が反対しているのかということだ。
 まず、賛成派は、野田総理である。野田総理ということは財務省もそう考えているということ。そして、昨日の朝日新聞には、悪名高き売国奴仙谷由人民主党政策調査会長代行)も賛意を表明している。この男が「尖閣諸島中国漁船衝突事件」でどれほどの不利益を日本国に与えたかについては、記憶に新しい。そのことを置いても、その他の場面で、この男がいかに日本国を売って来たことか、仙谷が賛成ということだけでも、反対表明をしたい。
 では、反対派はというと、農林族の多い自民党である。ワシャは、農林業は産業ではなく文化だと思っている。その文化を保護するという意味では自民党の主張は正しい。ただ、加藤紘一衆議院議員あたりがしゃしゃり出てくると、少しニュアンスが変わってくる。加藤は媚中派頭目的存在で、議論が支那中国を利する方向で展開している様な気がして仕方がない。
 ううむ、屁たれ比較では、どっちもどっちで、黒白つけがたく、結局、よく解らない。残念!