バカ親よ、せめて週刊誌くらいは読んで漢字の勉強をせよ

 ワシャは、週刊誌の類はあまり買わない。でも、2つ読みたい記事があると購入することにしている。それでも、1週間に数誌ずつは間違いなくたまっていく。
 書庫に散乱する週刊誌の中で一番多いのが、「週刊現代」である。それは、日垣隆氏の〈なんなんだこの空気は〉が連載されているからで、これで2つの内の1つをクリアしているのだ。だから、もう一つ読物があれば、即、購入となる。今週号は〈えっ、紳助は吉本興業に戻るわけ?〉と〈私が関わった「亀田家のトラブル」〉の2つが読みたくなった。都合3つである。これは即買いとなりますわなぁ。
 今週は隔週発行の「SAPIO」も買った。この雑誌は〈ゴーマニズム宣言スペシャル〉が連載されているので、これで1つ目はクリア。だから、「週刊現代」同様に、ワシャにはハードルが低い雑誌となっている。今回の号は〈欧州危機が誘発する「中国大崩壊」〉という記事が引っ掛かり、お持ち帰りとなった。

 週刊誌はいい。どの記事も興味をそそるタイトルがつき、内容も小難しくないからね。記事全部を熟読するわけではないので、読むのは早い。でも、一応は全ページに目を通す。そんな感じで「SAPIO」を繰っていたら、「呉智英」というキーワードを見つけた。
 フリーライターの深川俊太郎さんのコラムである。この中で呉智英さんが提唱する「暴走万葉仮名」について触れていた。呉さん関連の記事なのでメモ的に取っておく。
《かつて暴走族が好んだ「夜露死苦」的な当て字の難読名が増えてきたのだ。近頃は「キラキラネーム」とも呼ばれ、有名な「光宙(ぴかちゅう)」を筆頭に「雪精(りた)」「究極美子(くみこ)」「甘露栗(まろん)」「黄熊(ぷう)」「秋桜子(じゅえる)」など、やたら絢爛豪華な世界になっている。ここにも、超ポジティブなお花が盛大に咲き乱れているのだった。》
 バカ親の頭の中には極彩色のお花畑にドスピンクの大型蝶々がひらひらと飛んでいるんでしょうな。

 ワシャは、低劣な名付けに異を唱えるものである。名前というのは、そんな軽率に付けるものにはあらず。子供の一生に思いをめぐらして、真剣に付けるものなのである。
子供は親を選べない。上記のような名前を恥ずかしげもなく付けて喜んでいるバカ親のもとに生まれてきてしまったのは、人生最大の不幸かもしれない。