議長のお仕事 その1

 ワシャが河村名古屋市長に対して批判的な立場をとっているのはご存知ですよね。でも、この件に関しては河村ミャーミャーさんの発言の方が正しいというか、反対する議員が相変わらずバカだと思う。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110324-OYT1T00689.htm
 朝日新聞にも載っているが、要するにベテラン市会議員が、河村市長の押す「減税日本」の1年生議員の議長就任に難色を示しているのだ。
 最長の11期を誇る民主党の久野浩平市議はこう言う。
「全国議長会で話し合う時など、自らの判断を迫られる場面もある。経験が求められる」
 こういう言説を垂れ流しているから、市民から見放され第四党に落ちたのである。もっと自覚しろよ。
 そんなもの、全国議長会でどんな判断を求められると言うのか。全国の大半の議長が1年任期のお飾り議長でしかない。それが1期目だろうと11期目だろうと、大きな違いはないだろう。結局、随行した議会事務局の職員に「どう答えればいいのかおしえてちょ」と聞くだけではないか。
 久野市議はこう付け加えてもいる。
「新入社員が部長をやるようなもの」
 これも、全然、違います。
 市議会において議長が発言することは、ほぼシナリオができている。それを棒読みするだけで、どんどん、議会は進行していく。時として河村ミャーミャーさんのような奇天烈市長がいると紛糾するかもしれないが、事態収拾にあたるのは議長ではなく(名目的には議長の仕事になっているが)、ほとんど議会事務局の職員であることが多い。新入社員には事務局はつかないが、新人議長には事務局がつく。新入社員は自分で仕事をしなければならないが、議長の仕事の段取りはほぼ100%議会事務局がこなす。
(下に続く)