本屋さんが驚いた

e−hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top
で注文しておいた本が届いたという知らせを受けたので駅前の書店に寄る。
 レジで本を受け取る前に、一応、店内を物色しておく。おっ!呉智英さんの新刊がある。『健全なる精神』(双葉社)、呉さんの本は外れがないので、中も見ずに買いだ。隣の棚に『佐伯泰英!』(宝島社)を見つけた。時代小説の雄、佐伯氏のロングインタビュー&作品ガイドである。小説作法のヒントやレファ本としての価値もありそうなので、即ゲット。その隣の棚に、ワシャの趣味である地震関連本で『中央防災会議「事業継続ガイドライン」の解説とQ&A』(日科技連出版)を見つける。被災後の企業継続計画について書かれた本である。これも買っておこう。
 いかんいかん、一棚ごとに買っていたら、いつまで経ってもレジに行きつけない。ダッシュでレジに向かおう。ワシャは書店の中をわき目もふらずに走った(よいこは本屋で走らないでね)。しかし、レジに到着した時には、右手にもう1冊『日本100名城公式ガイドブック』(学研)がしっかりと握られていたのじゃ。

 計4冊をレジカウンターにおいて、「何か届いていませんか?」と尋ねると、「e−hon来てますよ」と書店の奥さんが答える。顔なじみなので、何も言わなくても、e−honのパッケージを割いて中身だけにしてくれる。我家でゴミに出さずに済むのでありがたい。
 その時だ。奥さんの顔色がさっと変わった。e−honで頼んだ本の表紙『私たち、日本共産党の味方です。』を見たからである。書店の奥さんは長年付き合ってきたワシャを「共産党員だったのか」と思ったのだろう。
 違いまんがな。著者を見てくだされ。筆坂秀世(元共産党員で共産党からぼろくそに言われている)&鈴木邦男新右翼)なんですぞ。この二人が書いた本を党員やシンパが買うわけがないじゃあ〜りませんか。
 奥さんはこわばった表情を、すぐにいつもの笑顔に戻した。さすがプロですな。そして購入本の入った袋にPR雑誌を3冊入れてくれた。いつもありがとう。でも、ワシャは左党だけど左翼じゃないので、よろしくね。

 早速、家に戻って読書三昧、いやー、やぱっり呉さんの本は面白い。そのあたりは次回にでも。