自然というのは律儀である。昨日、昼頃に所用があって自転車で走っていると、近くの小学校の雑木林からにいにい蝉の声がした。
「閑かさや校舎にしみ入る蝉の声」
 う〜む、どこぞで聞いたような句だのう。

 明日は二十四節気の「小暑」、この頃から蝉が鳴き始める。気候が変動しているとか、地球が温暖化していると言われながらも、蝉たちは予定日を2日と違えず、ちゃんと地上に現れてくれた。ありがたやありがたや。

 夕方、隣家の庭を見ていたら、空木の葉に蝉の抜け殻を見つけた。季節は仲夏から晩夏に移りつつある。