目新しくない

(タレント文化人)
 北野武の兄とかいう男がやたらとテレビの報道番組に出演して、コメントなんかをつけているが、あいつはいったいなんなんだ。コメントといっても、武口調を丁寧にしただけで「怒れちゃいますね」とか「心配になっちゃいますね」といったありきたりのことを繰り返すだけで、視聴者が「なるほど」と眼から鱗がおちるような切れ味のいいコメントは臨むべくもない。なんでテレビ局はそんなボケコメンテーターを起用しているのか、北野大はなぜ己の力量も知らずにぬけぬけとそんな場所に座っているのか。こういう太鼓持ち文化人が、新進気鋭のジャーナリストたちの登場を阻んでいる。還暦を過ぎたただ単に北野武の兄というだけの男にテレビ局は何を期待しているのだろうか。
(万博)
 愛知万博でFMラジオ局が開局する。局名は「愛人たち(ラバース)」かと思ったら「LOVEEARTH(愛地球)」だった。それにしてもイベントを盛り上げるためにFM局だなんて15年遅い。そんな発想は1991年の「波の数だけ抱きしめて中山美穂主演)」で使い古されている。どうもこの万博、アイディアマンが不在のようだ。
 おまけに愛知県館のアテンダントの征服が発表されているが、女性用の制服はスカートのしたに7分丈のズボンを履かせている。おいおい、客をバカにしているのか。女子高生の埴輪ルックを容認するんかいな。