2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

寒い朝

午前4時起床。書庫(物置ともいう)の空気がよどんでいるので、西に開いた窓を開ける。 足下に流れ込んでくる外気が冷たい。 おいおい、6月も半ばでっせ。この冷たい風はなんなんだ。 まぁそんなことはどうでもいい。それよりも今日は久々の荘子塾なのだ。楽…

ひー、痛腰は発明の母

柄でもないのだが、この2週間あまり、社長のレセプションルームで開催される打ち合わせに参加してた。来客用のソファーに社長以下幹部が居並ぶわけだが、残念ながらワシャの座るソファーも末席に空いている。 ワシャが腰痛戦隊ヘルニアンであることは友だち…

また呉さんが載っていましたぞ

(上から続く) おお、そうじゃ。今朝の朝日新聞社会面に、評論家の呉智英さんのコメントが載っておりましたぞ。記事を書いておく。《政権発足4日目の閣僚辞任をどう受け止めたか。「亀井さんは、有権者から見ると小沢(一郎)さんと同じ『古いタイプの政治…

核は持ちこまず、歴史は中国の都合のいいように1

朝日新聞の朝刊に「佐藤栄作賞論文決まる」という見出しがあった。調べてみると、http://www.unu.edu/esmf/こんな財団があって、やっていることは「核兵器廃絶」に関する論文を募集し、優秀作を表彰しているだけらしい。ホームページもずいぶん更新していな…

核は持ちこまず、歴史は中国の都合のいいように2

(上から続く) もう一つ、「歴史通7月号」(ワック出版)に、日中歴史共同研究の愚かさについて京都大学の中西先生が論を寄せている。その中でこう警告する。《「反中国的な歴史家」やその著作を取り締まれと、そういう外交的圧力を発揮するための手続きと…

「ダ・ヴィンチ」に呉さんが

仕事が立て混んでいて、なかなか本を読む時間が取れない。とは言っても、仕事関連の書籍や分厚い書類は朝から晩まで読みこまなければならないので。活字に対する飢餓感はない。でもね、社内で回ってくる書類の文章というのは、なんでこんなに酷いんでしょう…

日本列島改造論と公有地の拡大 その1

2日ばかり早いのだが、ちょいとした事情があって前倒しで「日本列島改造論」から書き起こしたい。 1972(昭和47)年6月11日に、時の通商産業大臣の田中角栄が『日本列島改造論』を発表した。当時、太平洋ベルト地帯への高過密化とその他の地域の過…

日本列島改造論と公有地の拡大 その2

(上から続く) ただ、バブルが過ぎで、土地の価格が下落に転じてくると少し様子が変わってくる。まず用地の取得がバブル期に比べて容易になっていること、また、用地買収に際して議会の正式な審議や議決を経ないため(「経営状況の報告」というかたちで「決…

樽床国対委員長について

広島県北西の山間部に「聖湖」という湖がある。国の特別名勝の三段峡に直上流にあって紅葉の時期はそりゃぁ綺麗ですぞ。 さて、聖湖は、1957年に完成した樽床ダムによって造られた貯水量20,000トンの人造湖である。この湖底に樽床村が沈んでいる。…

大忙しの日曜日

ワシャの会社でちょいとしたトラブルが発生して、日曜日だというのに出勤していた。 午前中、仕事の合間をぬって会社近くにある消防署に顔を出す。昨日は地元の消防分団の「消防操法競練会」だったのじゃ。30分団が日頃の消火訓練の技術を競い合った。昔、…

上陸戦二題

時空を超えて、6月6日に亞欧州大陸の東と西で大規模な上陸作戦が行われた。 かたや1281年の日本である。和暦でいえば弘安4年、モンゴルに服属した高麗兵が対馬で大虐殺をした後に筑前志賀島(博多湾)に来襲した。世にいう「弘安の役」である。 すでに7…

今日は池田屋襲撃の日

司馬遼太郎が新選組のことを書き綴っている。締めて原稿用紙1750枚の大作名は『燃えよ剣』という。その中で、新選組のデビュー戦である「池田屋襲撃」ももちろん描かれている。ただし戦闘シーンは2ページだけ。並の作家なら、池田屋事件だけでも一章を…

メディアはもっと「鳩山首相の潔さ」を伝えるべきだ1

この日記の左にある「日記内を検索」に「鳩山」と打ちこんで検索をかけると34件がヒットする。初出は2004年7月4日で、その「鳩山」はお祖父さんの一郎氏のことを書いている。34件の内訳は、一郎氏4件、由紀夫氏(兄)27回、邦夫氏(弟)5回。…

メディアはもっと「鳩山首相の潔さ」を伝えるべきだ2

鳩山さんが「国民が聴く耳を持たなくなった」と発言したことに対して、麻生太郎さんが「そりゃぁないだろう。おれが言ったら、えらいたたかれただろう」と言ったそうな。 そうでしょうね。麻生さんの発言には行間がないし、上から目線だし、ただ単に総理大臣…

ダダ漏れ民主主義

昨日、いつもの書店から「本が届きましたよ」との連絡が入ったので仕事帰りに立ち寄る。日垣隆『ダダ漏れ民主主義』(講談社)が届いていた。楽しみにしていたので早速読みましたがな。 う〜む、かなりレベルの高いメディア論である。歯に衣を着せぬ著者の指…

カリアンナイト

夕べ、遅くまで大騒ぎをしていたので、今朝は起きられませんでした。昨夜、愛知県は刈谷市で行われた「カリアンナイト」というイベントに参加して、飲み屋を6軒もはしごをしてしまったのです。6軒目の店は、ほぼ記憶から飛んでおりました。一緒にはしごを…

享保の改革の神尾春央(かんおはるひで)

「胡麻の油と百姓は、絞れば絞るほど出るものなり」 と言ったのは、徳川吉宗に仕えた神尾春央勘定奉行である。吉宗のおこなった「享保の改革」を裏で支えたのが春央だった。 春央、元々は下嶋という貧乏旗本の次男某である。そのまま下嶋家にいれば部屋住み…